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Posted by たまりば運営事務局 at

これだけは聞いておきたい治療法のこと

手術前に『これだけは聞いておきましょう』

・治療の目的
根治を目指した治療なのか、がんの勢いを抑えるための治療なのか。
それは何のための治療なのかを聞いておこう。また、その治療を受けるとすれば、
どのくらい治る見込みがあるのか。
その次の治療まで想定しているのか、治療計画などについても聞いておきたい。


私の場合だと、手術の後で放射線治療がある可能性を言われました。その場合、卵巣機能を維持するために
片側の卵巣を『吊り上げ式』にするかどうかを聞かれました
私は『医療判断はできないので、そこは先生の判断でお願いします』と答えました
吊り上げ式にしましたが、その後、追加の放射線治療が行われたので卵巣が死ななかったのでよかったです


・治療にかかる費用・期間について
1週間の入院ですむ手術もあれば、入院する必要はなくとも30日通うことになる放射線治療など、
治療法によってかかる費用や期間が違ってくる。仕事や家事などを続けるうえで、生活スタイルにも
影響があるので、あらかじめ確認しておきたい。


手術を何度も受けたことがある人は少ないのではないでしょうか?
まして『がん』の手術ともなれば、かなり高額です。限度額認定証をもらうなりしても、やはり
お金はかかります。退院1日前に『お願いします』と持ってこられたのが50万とか100万だと
『えええ~~~こんなのどうすればいいの?』ってなるので、手術の前に聞いておいたほうが安心です
あと、退院日は家族にきてもらうので休日が多いので『銀行が!』なんてこともあるし。
医師に聞きにくい場合は、院内の相談室によってみてください
私は『治験』です。この場合、手術前に確認したところ「校費負担」でした
でも、手術費用は子宮頚がんの広汎全摘手術の金額です。ただ、全ての病院がそうなのかわかりません。
自分が受ける病院で確認してみてください。あと、支払いはカードが使えます


・治療の危険性について
昨今、医師からリスクについての説明をうけることが多くなった。リスクの出方については個人差が
大きい。どのような段階で、どのように判定されるのか。そのようなケアやフォローの方法があるのか。
回避するための別の治療方法はあるのかを聞いてみよう。


手術には、リスクはあります。手術前に医師から家族と本人に説明がありますが、その前に自分でも
きちんと聞いて調べておくほうがいいと思います。そのための対処方法などが書いてある場合があるので
それも参考としてください。


・副作用や後遺症について
医師はまずは根治を目指すので、副作用や後遺症について後回しになってしまうこともある。しかし、
副作用について知っておくことで、少なくとも心構えができるし、後遺症の中には、それを回避する
ために、治療法の選択が変わってくる場合もある。


子宮頚がんの広汎全摘手術の後遺症としては、排尿障害や排便障害。リンパ節郭清にはリンパ浮腫が
あります。私はできればリンパ浮腫になりたくないと考えて『センチネルリンパ節生検』を受けました
今は患者が治療を選べる時代だとも言われています。自分の予後を考えて、治療方法を選択してください。
ただ、センチネルリンパ節生検を受けたからといってリンパ浮腫がなくなるということはありません。
個数は明らかに少ないですが、郭清(取ってる)しているのでなります。


・治療後のスタイルについて
治療が終わってから、食生活を変える必要があるのかどうか、社会に復帰できるのかどうか。
できるとすれば、それはいつぐらいなのか?


開腹手術をすると、腸閉塞になるリスクがあがるといわれています。病院によっては退院前に栄養士の
方が来て退院後の食事についての注意点を教えてくれるところもあります。私も退院前に聞きました。
腸閉塞にならない食事は『便秘にならない食事』ではありません。きちんとした知識を持った人に
正しい知識を教えてもらわないと、自分が考えているのとは、かなり違います。

社会復帰できる時期は、人それぞれです。
手術・放射線・抗がん剤という『がんのフルコース』と言われる治療を受けると、やはり体力的に大変だと
思います。医師とよく話をして、そして自分の体とよく話をしてから決めてください。


・今後の検査について
治療が有効だったかどうかの確認はもちろん、再発予防のためにも、治療後の検査は重要である。
どんな検査をどのくらいの頻度で続けていくことになるのか、確認しておこう。また、検査の内容や
結果の見方についても知っておきたい。


がんは、がん種によってもステージ(進行度)によっても、手術後の検査や通院が違ってきます。
乳がんであれば、入院日数は少ないですが、通院回数は多いという、がんもあります。
自分のがんにあった病院選びをしてください。


・他の治療法はあるのかどうか
その医師が考えうる最善の方法を提示しているはずなので、他の治療方法については否定的かも
知れない。しかし、そうした場合でも、その医師が知ってる限りの他の治療法を聞いておこう。
誰にセカンドオピニオンをとったらいいのか、考えるうえでの参考になる。


セカンドオピニオンを!と本には書かれていますが、現在、がん拠点病院では標準治療ガイドラインという
治療方法を採用しています。これは地域や病院に関係なく同じ医療を受けれるという良さがあります。
よく『先進医療保険』などを見ていると、なんだか『先進医療だから良いもの』というイメージを持ちますが
そうではなく標準ガイドラインが、今、現在の最良の治療であると知って欲しいと思います。
その中で、病院ごとに新しい取組みが行われているといいます。これが『治験』『臨床試験』です。
「先進医療だから良いのよ。」ではなく、自分にとっていい医療、最良の医療を受けて欲しいと思います
基準は『いかに自分が満足できる治療であるか』だと思います。


※青文字は私の体験にもとづくものです。

がんを生き抜く実践プログラムより

私は、上記の事を医師と話をして決めました。
私の病院には主治医(執刀医)と、入院係りといわれる手術・入院日を調整してくれる医師がいます
そのどちらの医師にも聞きたい事があったので、別々のメモ帳を持っていきました
そして、その両方ともの医師から話を聞きました(聞きたい事が別だったので)
それを、メモして医師に渡して上から下まで全てを1つ1つ答えてもらっていきました。
だから、納得しているんだと思う。 患者にとって『何か聞き忘れてないのかな?』って思うのって、
不安だし。ほんと、役に立ったと思います。
そして、これに全てきちんと答えてくれた医師に感謝してます。


  
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  • 2010年09月13日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)これだけは聞いておきたい治療法のこと