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最後まで闘病の医師は19%

がん、最後まで闘病 患者81%、医師は19% 東京大研究グループ

がん患者や医師らを対象にした死生観に関するアンケートで、望ましい死を迎えるために、がん患者の81%は「最後まで病気と闘うこと」が重要と回答したが、医師は19%だったとの結果を、東京大の研究グループが14日、発表した。

看護師も30%にとどまり、医療側と患者側の意識の違いが浮き彫りになった。

がん患者はどのように死を迎えたいと望んでいるかを探り、終末期医療の在り方に役立てる狙いで調査。
東大病院の放射線科外来に受診中のがん患者と同病院でがん診療に携わる医師、看護師ら計1138人が回答した。

「やるだけの治療はしたと思えること」が重要という回答も患者の92%に対し、医師51%、看護師57%と、大きなギャップがあった。

一方「体に苦痛を感じないこと」「家族と一緒に過ごすこと」などは患者も医師も大半が重要とし、差はなかった。

調査した宮下光令講師は「医療従事者の回答は、現実や実現可能性を反映していると思えるが、自らの価値観と患者らの価値観が必ずしも一致しないことを自覚すべきだ」と話している。

2009年1月14日 日本経済新聞

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

>調査した宮下光令講師は「医療従事者の回答は、現実や実現可能性を反映していると思えるが、自らの価値観と患者らの価値観が必ずしも一致しないことを自覚すべきだ」と話している。

私が入院していた病院で婦長さんと話をしていた時に、同じ事を話したことがあります
患者さんは、最後の最後まで抗がん剤を使うなりして戦いたいと思っている
でも、今の医療現場ではそれすら叶えられない・・・
治療を受けたくても受けれない「がん難民」を生んでいるのも、実は医療現場です

確かに再発・転移した固形がんに関しては、色んな考え方があると思います
このアンケートの医師のように、治療を受けないというのも1つの選択肢だと思います

でも患者は、戦いたいと願ってもいいと思います
そして、医師や病院は患者にその場所を与えて欲しいと思います

患者が望む「理想の医療」とはそういうものなのではないでしょうか  
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  • 2011年02月28日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)ニュース・・・がん

    乳がんと牛乳 がん細胞はなぜ消えたのか3



    第4章金持ち女の病気

    この章では・ホルモンと乳房・牛乳のどこが問題なのか・乳製品が乳がんの原因となる確実な証拠
    ・私の勧め という流れで書かれています

    なんて書けばいいのでしょうか?
    確かに、これを読んでいくとこの本で書かれている事は「正しい気持ち」になります
    でも、どんなに読んでもわからないことがあります

    確かに「牛乳」や「乳製品」は体に悪いかもしれません
    その理由も書かれています
    そして、これに反論するようなものは出ていないのかもしれません
    彼女の主治医が「乳がんの患者さんには牛乳・乳製品を控えるように言っている」というのもわかりました

    ただ、果たして彼女がいうほどの極端なものは必要なのでしょうか?

    第4章の最後に書かれている文章でも・・・最後に、私だけでなく、乳がんになった女性で私のアドバイスに従ってくれた人はみな、乳製品を避けることによって乳がんによる死をまぬがれていることをお伝えしておきたい。

    科学者というのは、データありきな気がします
    研究というのは、そういうものだと思っていたのですがどうも彼女の本には、ご自身の事も、また、私のアドバイスに従ってくれた人。というのも、きちんとしたデータ(エビデンス)は書かれていません
    例えばですが、彼女のアドバイスに従った人が一体何人いて、どのステージであるとか治療経過などは、今回の4章を含めてただの1例も書かれていません
    唯一、彼女本人の事が少し書かれているだけです

    この事に関しては、第1~3章でも感じましたが4章でも同じです

    もし、彼女のアドバイスに従った人が乳がんの再発なく元気に生活されているのであれば、それはとても素晴らしい事です
    ただ、それを書く時に「乳製品を避けることによって」とだけを書くのはどうでしょうか?
    では、その方たちは「手術・放射線・抗がん剤・女性ホルモンの抑制」などの治療は受けていないのでしょうか?
    私のアドバイスを受けた人は乳製品をさけることで、髪の毛が抜けることなくと書かれています
    つまり、抗がん剤治療などを受けているという事でもあります(頭部の放射線治療を受けない限りは抗がん剤治療の副作用以外での脱毛はない。と思います)

    科学者であるなら、彼女のアドバイスで生き延びている人がどのような治療を受けているかを書くのが筋な気がします

    これを読んだりタイトルをみて「乳がんになりたくないから牛乳をやめる」というのはいいと思います
    別に牛乳を飲まなくても死なないし(多分)

    でも、現在、治療を受けている人。または受けようとしている人が「牛乳を飲まなければ、乳がんにならない」「再発しない」って思って治療を放棄するのなら、それは違うと思います
    そして「私は牛乳を飲んでいないから乳がんにならないし、検診も受けない」というのも違うと思います

    彼女の治療経過については、1・2でも書きました

    彼女は治療を受けています
    手術・放射線・抗がん剤、そして卵巣機能摘除(放射線で卵巣の機能をとめる)など。

    「私の勧め」というところには、それらの事がきちんと書かれた上で、牛乳や乳製品をとらないというのを書かれるべきだと思います
    あまりにも片側からの書き方だなという印象を受けました

    それを考えてから、この本を参考にしてください

    これから先はどうやら食事療法について書かれているような気がします
    正直、あまり読む気にもなれないなって思っていますが、とりあえず最後まで頑張って読んでみます

    また現在、治療を終えたけれど不安な方はこの本で書かれている事を実践されてみてもいいと思います

    こういう本は個人の感じ方がまるで違うような気がします
    「素晴らしい」と感じた方は私とは違う感性の持ち主である。というだけの事だと思います
    ただ、それだけです
    「人は人です」ここでは誰かを非難するために書いている訳ではありません
    あくまでも、私個人の感想です  
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  • 2011年02月26日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)読んだ本・・・婦人科がん

    母の電話

    年末に久しぶりに母親と話をした時に「帰っておいで」と言ってくれました

    子供の時から、不思議と母親に懐かなかったから今でも少し距離を置いてしまう自分がいます
    そんな母親に「大変だろうから帰っておいで」って言われるとは思っていなかったから
    ちょっと嬉しかったです

    でも、今週電話をしたら「帰ってきても仕事もないし、病院の事もあるから生活保護を受けても
    そっちにいたほうがいい」と言われました

    実家に帰っても上手くはいかないだろうなって思ってはいたけど
    心の中では家に帰ったら・・・って何度も何度も考えていた

    そして、きっと親も同じなんだろうなって思った
    何度も何度も「娘が、帰ってきたら」って考えて、やっぱりダメだろうなって思ったのかなって

    不思議なもので「きっと上手くはいかないだろうな」って思うけど
    「帰ってこなくていいよ」って言われるのは、どこかでつらいな・・・って思っている自分がいる
    いつも私が近づいていこうとすると、そうやって突き放される
    もう慣れたことだけど、やっぱりどこかでつらくなる自分がいる

    結婚している人がうらやましいな。なんて思う事がある
    病院に入院していると、不思議と「OOさんの旦那さん」ってセットで覚えている
    おじいちゃんがおばあちゃんの車椅子を押して、廊下を歩いているとうらやましいなって思った
    あんな年齢になっても、仲良く一緒にいられるのって幸せなんだろうなって
    毎日のように孫や子供が入れ替わりお見舞いにくる人。
    色々な人がいた
    私には家庭もなければ、旦那さんもいない。もちろん、もう子供もできないし・・・

    母親に「もう私は孫を抱くこともできないんだし」と言われた
    「そうだよね、私にはもう無理だしね」って言った
    当たり前の事だし、気を使ってくれとも言えないけど・・・
    それに、がんにならなくても結婚したかどうかはわからないんだから、子供を産んだかわからない
    でもな・・・それなら、1人で生きていけるような仕事をしろ。とか
    学歴の高い人と結婚してもつりあわないから。とか言わないで「女の子は結婚して子供を産むのが幸せ」って教えてくれればよかったのに、なんで結婚したいっていうと片っ端から反対してたの?って言いたい自分がいた

    電話を切る時に、何度も何度も「前向きに生きなさい」と言われた
    いつもいつも。
    がんって言われてから、聞きたくもないのに何度も何度もそう言われた
    どんなに明るい話題をしていても、最後には否定されているように聞こえる

    あなたには、私はそんなに「後ろを向いて生きているように見えるんですか?」
    そして、親なら「前向きに生きるって何か教えてくれればいいのに」

    この病気になって思うのは「人の言葉に傷つかない心が欲しい」という事です
    人は、たとえそれが親であっても私が望む言葉はかけてくれない
    それなら、そんな言葉で振り回されないような人になりたい  
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  • 2011年02月25日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)がんと家族

    乳がんと牛乳 がん細胞はなぜ消えたのか2



    第2章:悪さをする細胞

    悪さをする細胞。
    これは「がん細胞」の事ですが、私は専門家ではないので
    がん細胞に対しての知識は、彼女が書かれている事に対して反論できるものはありません
    彼女は科学者としての目線でがんを調べていると思います

    ※これも10年以上前の情報であると思います

    第3章:3番目のイチゴを探す

    私はなにが原因で乳がんになったのか

    ①遺伝要因
    ②エストロジェン(日本ではエストロゲンと書かれています)※下記を参照してください
    ③脂肪摂取量
    ④性格とストレス

    これらの事は、今ではよく知られています

    ①の遺伝要因に関しては、ある種のがんでは現在では血液検査をしてわかるようになっています

    ②子供の出産人数が少ないとか、経口避妊薬の服用、高齢出産など言われていますが
    これについては、少なくとも私の友人に関しては当てはまっていない方も沢山います

    ③脂肪摂取量、というか「がんは生活習慣病」と呼ばれるようになってから
    BMI値を減らしましょう。という過度な肥満やダイエットに対してはやめましょうと言われています

    ④これは、全く根拠がないと言われていますが、血液型好きの日本人は現在であっても
    「血液型とがん」について語られることがあるように思います

    ただ、ここで1つだけ言えるのは書かれていませんので、彼女は科学者であって医師ではないと思います
    また、がんに関わる専門医・認定医・病理医・放射線科医でもないと思います
    (もしも医師免許をお持ちでしたら、すみません)
    つまりこの本が書かれる以前に彼女が誰かのサポートを受けるなり、勉強するなりした知識だと思います

    私はこの本に対して「間違っている」「間違っていない」と言える立場にいる人間ではありません
    なので「そんな事ないわよ」と言われても、反論するすべも持っていません

    それに科学者として、がんを科学的分析によって(?)考えたりするのは面白い発想だと思いました

    第3章で彼女は中国人を含むアジア人は乳がんの発症率が低いという事を知ります



    イギリス:1960~1997 アメリカ:1973~1997 日本・デンマーク:1978~1997
    タイ:1983~1997 国際がん登録機関のがん登録資料に基づく
    ※現在は日本でも乳がんの罹患者が増えています

    確かに彼女が書かれているように、日本人は欧米人のように沢山の乳製品を食べてはいないと思います
    牛乳に脱脂粉乳(私は、これは飲んだことがありません)にヨーグルト、低脂肪チーズ。
    というのは、我が家では確実に冷蔵庫に入っているという食品ではありません

    また中国人は「ミルクは子供の飲み物だ」といって食べないという習慣を紹介されていました

    この3章で書かれている彼女が受けた抗がん剤治療について書いておきます
    そして、3度目の再発で医師からは「3ヶ月からもって6ヶ月」と言われます

    少し文章がわかりにくいので原文と時系列を書いてみます

    >最初の抗がん剤治療はなんの効果ももたらさなかった。かたまりの大きさはまったく変わらなかったのである。そこで私は乳製品を完全に避けることにした。数日のうちにかたまりが退縮し始めた。2回目の抗がん剤治療が終わって2週間ほど経ち、乳製品を絶って1週間経つと、くびのかたまりが痒くなり、硬さが減った。グラフ上(彼女は自分の首の固まりのサイズを測っていた)の線の下がり方は横軸に平行になるようなものではなく、直線的にゼロに向かっていた。・・・・・・乳製品を完全に絶ってから約6週間経ったある日、首に触れてみた。かたまりは完全に消失していた(P.121)

    私が言うのもなんですが、文字で時系列を書くのはとても難しいです
    まして、この場合彼女は2度目の抗がん剤治療で治療を完了したかのようにも読み取れますが
    その前に治療記録で、切除手術と卵巣機能摘除のための放射線治療と12クールの抗がん剤と書かれています。つまり、2回目の抗がん剤治療受け「かたまり」は消失したけれど、残りの抗がん剤治療も受けている「私の首の腫れは治療の初期には消えていたが、治療は計画通り続けたほうがよいと言われた。私は言われた通りにした。」(P.82)

    彼女が受けた抗がん剤治療は月2回2週連続で受け、3週お休みという事でした

    CMF療法
    1:抗がん剤(1回目)
    2:抗がん剤(2回目)
    3:休み  ⇒乳製品を絶つ
    4:休み  ⇒くびのかたまりが痒くなり、硬さが減った(2週目)
    5:休み
    6:抗がん剤(3回目)
    7:抗がん剤(4回目)
    8:休み  ⇒首のかたまりが消失(6週目)
    9:休み
    10:休み
    11:抗がん剤(5回目)
    12:抗がん剤(6回目)
    13:休み
    14:休み
    15:休み
    16:抗がん剤(7回目)
    17:抗がん剤(8回目)
    18:休み
    19:休み
    20:休み
    21:抗がん剤(9回目)
    22:抗がん剤(10回目)
    23:休み
    24:休み
    25:休み
    26:抗がん剤(11回目)
    27:抗がん剤(12回目)

    このような感じになります(私はそう受け取りました)

    またその後には、
    ・・・・ごく最近(1999年)この医師の診察を受けた時、彼は私が受けた抗がん剤治療は過去20年間行われていた、ごく基礎的なものだったと教えてくれた。どの医師も、乳がんが首のリンパ節に転移をした段階で、私が抗がん剤で元気になることはもちろん、生き延びるとすら思っていなかった(P.122)
    と書かれていました。

    CMF療法:進行、再発乳がん61例に対して36.1%(22例)の有効率(50%以上の縮小=有効の割合
    エンドキサン(一般名シクロフォスファミド)+メソトレキセート+5-FU(一般名フルオロウラシル)の3剤併用療法。乳がんに対する標準的な化学療法でしたが、最近では、*CAF、*CEF療法に置き換えられることが多くなってきています。

    ただ、この治療に対しては良好な結果が得られていると書かれているところもあるので、どの患者さんなら効いてどの方は効かないというのは医師の判断と患者さんの状態によると思うのですが・・・
    私の読んだイメージでは彼女はリンパ節への再発・転移をされている段階でもとても元気な患者のような印象があります。つまり、まだ若く体力があるのではないでしょうか?それらの事も会話からだけでは判断が難しいですね

    乳がんJP.:http://www.nyugan.jp/after/chemi.html

    彼女の受けた治療時期では、現在のようなPET診断やMRI検査・CT検査があったとは思えません
    (ごく最近に聞いた話が1999年ですから、すでに10年以上が経過しています。それまでの診断基準や手術、検査方法とは確実に違います)
    また、彼女のこの本の中にはそのような医学的データが今までは1度も資料として出されていません
    (これから出てくるのでしょうか?)
    ほとんどが、彼女の病状に関しては彼女と医師の会話で成り立っていて、科学者なのになぜデータがないのかが不思議です
    自分のがんに対しては、データは出さないという事なのでしょうか?
    それとも、そのデータがないという事なのでしょうか?

    また、今までは局所対応(腫瘍ができたので切除した)を繰り返していますが、同じ場所にできた再発がんに対して行う治療と全身に対して行う抗がん剤治療、また卵巣機能摘除など、かなりの治療を受けているという事も事実だと思います
    また、それらの手術療法以外の治療は、即効性のある治療というよりは長期にわたって効くものだと私は理解しています

    この本に対して書かれている方は沢山いらっしゃいました
    かなりの方が「素晴らしい本です」と書かれていて、驚きました
    ただ、まだ3章しか読んでいない私としては、この本の素晴らしさはまだわかっていません
    今のところは、彼女自身の体験談のみなので、これからに期待します

    私の感想は体験談らしく話が前後しているので、とてもわかりにくいという事でした

    私としては、たとえどんな方法であれ、がんが治るのであればいいと思います
    それが過激な方法でなく、そのために命を落とすようなことがなければ、それを信じたいのは
    患者として当たり前だと思います
    正直なところ牛乳や乳製品を取らなくて、末期がんが治るのであれば自分自身ではなくて
    家族であれば、無理にでも乳製品を食べさせないようにします
    私は、がん患者になってから「美味しいものが食べれない人生はいやだ」という結論に達しているので
    アイスクリームを食べて「美味しい」といって亡くなった友達の母のようになりたいです

    ただ、いえるのは彼女は全ての治療を受けながら「牛乳と乳製品」または、動物性たんぱく質の摂取を
    やめています
    食事療法は1つの手段だと思います。それはきちんと理解して欲しいと思います

    がんになって思うのは「なぜ私はがんになったのだろう?」です
    その原因が欲しいと思います。原因を知る事。それは、予防に繋がるからです

    ただ、西洋医学を受けながらの食事療法をすすめます

    ※エストロゲン:
    女性ホルモンのことです。若いときに卵巣を摘出してエストロゲン分泌が低下した女性の乳がんの
    発生率は、摘出していない女性の百分の一であるとされ、乳がんの増殖(発生)に深く関係しています。臨床的に診断された乳がんは、エストロゲンで発育するもの(ホルモン依存姓)と発育しない(ホルモン非依存性)性質をもつものがあります。乳がん細胞は非浸潤がんから浸潤がんとなり、さらに大きくなるに従ってホルモン依存性から非依存性へと変化します。ホルモン依存性の有無を調べるためにエストロゲン受容体(ER)やプロゲステロン受容体(PgR)の検査をします (乳がん.JP.)  
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  • 2011年02月24日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・婦人科がん

    乳がんと牛乳 がん細胞はなぜ消えたのか1



    少し前に、友達からこの本を読んで牛乳を飲むのをやめて治療を受けるのをやめてしまった
    乳がんの患者さんの話を聞きました

    図書館で借りようと思っても、なかなか借りれずにいたのでやっと読めました
    ただ、まだ全部を読んでいません

    それでも、この本に関しては関心の高さもあるし、何回かに分けて書いてみようと思います
    『乳がんと牛乳』の検索コードだけで18700件がヒットしました

    この本の著者は、ジェイン・プラントというイギリス人女性でインペリアル大学応用地球科学教授
    英国王立医学協会・終身会員という事です

    この本は2000年に英国で初版が出版されて日本を入れて世界16ヶ国で出版されているそうです
    (日本では2008年に発行)

    彼女は、1987年に42歳で乳がんを発症。その後4回の再発とリンパ節への転移を体験されたそうです

    今回は、第1章:帽子と大蛇と科学者について、私なりの感想を述べたいと思います

    体験談は、その方によって違います
    人それぞれに考え方があっていいと思いますが、読んでいて疑問点があったりしたところを
    私なりの目線で書いてみたいと思います
    その上で、気になった方は読んでみてください

    1987年という事は、24年前になります
    ただ、読んでいてイギリスの医療現場と、現在の日本の医療現場が、あまり違和感なく読めました
    つまり、今の日本の医療現場が欧米にくらべて20年遅れているという事なのかもしれないと思いました

    彼女が書いている言葉で、研究者として迷った時の対処の方法があります(抜粋)

    1:現存する情報をくまなく集めて、客観的に、公平に、厳しく判断する
    2:実験あるいは調査・観察によって新しい真実を発見する。
    3:研究の成果は現存の理論に照らして評価され、新しいアイデアとして認められる
    4:研究成果が新しい仮説として提案される。
    5:仮説を検証する。

    もちろん、患者は研究者ではありません。
    でも、この5つの事柄は治療を受ける上で参考になるような気がします

    1987年に胸にしこりを見つけた彼女は、自分の担当医師から「乳房温存手術+放射線治療」を
    受ける事を進められますが、たまたま自分の担当医師ではない医師の診断を受けた時に
    乳房全切除手術を受ける事を強く勧められ、再発の恐怖心から全摘手術を受ける事を決意しました

    乳がんの検査としては「針生検」「胸部X線検査」「マンモグラフィー」「肝臓のエコー検査」「骨シンチグラフィ」
    診断はステージ1期「非浸潤性の乳管がん」
    手術で「乳房全切除手術」を受ける

    彼女が文中に書かれている治療を受けるときの注意点として

    ・その治療法の最終的な成功率はどれくらいか。そもそも、この場合の「成功」とはなにをいうのか。
    ・ほかに受けられる治療があるのか。どうやって比較するのか。
    ・治療を担当する医師個人の治療成績はどうか。他の分野の医師にくらべてどうか。
    ・どんな副作用があるのか(一般的なもの以外も含めて)
    ・この処置を受けたあと、自分の生活の質はどうなのか(QOL)。


    これらの事は、今の医療現場では当たり前の事だと思います
    でも、少し前の日本ではどうだったのでしょうか?
    もしかしたら、今の日本の医療現場でもこれらの事をきちんと踏まえて治療に望んでいる患者さんは
    まだまだ少ないかもしれませんね
    これらの事は、やはり治療を受けた患者ならではの言葉だと思います
    また、ご自身が研究をされている方らしい言葉かもしれません

    中間報告として「よかったこと」と「悪かったこと」を書かれています

    実際に私も自分の治療に対して悩んだ時に、この方法をとりました
    果たして自分が受けた治療は最良のものであったか?患者の悩みは、つねにそうだと思います
    「もっと自分にあった治療があったかも知れない」と悩むものだと思います

    彼女にとってよかった事。悪かった事は、個人の考え方だと思います
    自分自身で迷った時に、自分が考えて書き出してみるといいのかもしれないですね

    彼女は、手術後5年目の1992年に胸に「しこり」を感じます
    その後1993年までの1年間、自分自身で大きさを測って、大きくなっているのかを
    観察したそうです(研究者らしいですね)
    そして手術でその「しこり」を切除しますが、その2週間後に手術あとに「しこり」を発見します
    2回目の再発です。手術後、放射線35回(1回2Gy=70Gy)の照射を受ける

    そして放射線治療終了後の6週間が経ってから、鎖骨のあたりに違和感を感じ4回目のがん。
    リンパ節への再発・転移。手術後、抗がん剤治療を受ける(12クール)

    抗がん剤治療
    CMF療法:進行、再発乳がん61例に対して36.1%(22例)の有効率(50%以上の縮小=有効の割合
    エンドキサン(一般名シクロフォスファミド)+メソトレキセート+5-FU(一般名フルオロウラシル)の3剤併用療法。乳がんに対する標準的な化学療法でしたが、最近では、*CAF、*CEF療法に置き換えられることが多くなってきています。
    *CAF療法=エンドキサン+アドリアシン(一般名ドキソルビシン)+5-FU
    *CEF療法=エンドキサン+ファルモルビシン(一般名エピルビシン)+5-FU

    また乳がんはホルモンに由来する「がん」なので、手術で卵巣を取り除く「外科的卵巣摘除」や
    卵巣に放射線を照射する「放射線卵巣摘除」治療が行われています
    最近では、薬による機能的卵巣摘除が一般的。

    この章の最後に「よりよいがん治療を受けるために」というのが書かれています
    色々な本に同じ事が書かれていますが、少し書いておきます

    一般的なこと
    ・一般病院ではなく、乳がん専門のグループの治療を受ける
    ・医師の診察を受ける時は、誰かにつきそってもらい、医師とのやり取りを記録してもらう
    ・乳房全切除にするか部分切除にするか、重要な選択をしなければらならないときは決定を急がずに先送りすること。自分が冷静でないときには重要な決定をしないこと

    診断に関して
    ・スタッフの指示や指示書の通りに行動する事。
    ・骨シンチを受けた後ではリン酸コーラを飲むこと。コーラによって放射性物質の排泄が早くなる
    (これは知りませんでした。今度やってみようかと思います)

    手術
    ・自分の意識がはっきりしているときに、医師が手術する乳房、あるいはしこりにマークしたか確認する

    放射線治療
    ・照射された部位をゆるやかなシャワーで洗うこと。石鹸を使ってはいけない。
    使うなら保存剤・香料の入っているクリームなどは避けて代わりにオリーブオイルを。

    化学療法
    ・行きつけの美容院と相談して、かつらをあつらえ、いつもの髪型に整えてもらう

    第1章では、彼女が「がん告知」を受けてから、治療・再発・転移が書かれています

    彼女は、がんの切除手術だけではなく、抗がん剤治療・放射線治療・卵巣の機能摘除も受けています

    よく言われる補完代替医療で「西洋医療は受けていないかどうか?」というのがありますが
    1993年であっても「がんのフルコース」という治療を受けているのは間違いないですね

    そして、1章の中ではステージ1期非浸潤卵管がん。とは書かれていますが
    病理が書かれていないのが気になりました

    現在の日本のがん治療(がん拠点病院で検査を受けた場合)必ず、病理の説明があります
    また、転院する場合でもガラスのプレートを持っていくそうです(子宮頚がんはありませんでしたが)

    私は、乳がん体験者でもありませんし、医師や医療関係者ではないので、医学的な部分を説明することはできません。とはいっても、1993年(18年前)の彼女の最後の治療から考えても、確実に進んでいると思います

    そして、体験談なので彼女自身が困ったことなどは、今の患者さんとも通じる部分があると思います
    そういう部分は参考にするのはいいのではないでしょうか  
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  • 2011年02月23日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・婦人科がん

    あの国会議員を覚えていますか?

    あの国会議員を覚えていますか?
    -民主党参議院議員 山本たかし-

    2006年5月22日参議院本会議場で「がん患者」であることを告白した

    この告白によって「がん対策基本法」が成立。
    さらに「自殺対策基本法」も 成立した。

    がん患者は、がんの進行や再発の不安
    先のことが考えられない辛さなどと向き合いながら
    新たな治療法の開発に期待を寄せつつ
    一日一日を大切に生きています




    2007年12月22日午後11時50分、胸腺がんのため死去。  
    タグ :山本たかし
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  • 2011年02月22日 Posted by すもも at 00:00Comments(4)山本たかし議員

    痛み

    『痛み』

    これは、私自身も経験しましたが、これによって医師や看護師に対する不信感が出てきます
    私の場合は、2度目の入院中、毎日3時間しか寝ていない、しかもお腹が痛い
    最終的には放射線治療による「膀胱炎」だったのですが、病院は膀胱炎の数値があがるまでは
    何もしてくれません
    でも、放射線の治療中の膀胱炎は少しずつ悪くなっていくから痛みがでてくるのであって
    急性のようにいきなり数値があがる訳ではないと思います
    でも、数値があがらない限りは対応してくれないのが、今の医療現場です
    むしろ、数値が上がってくれて悪くなってくれたほうが、対応してくれるからいいと思ったくらいです
    ただ、痛い痛いといっても「なぜ、痛いんでしょうね」と言って、放置されるのですから
    患者としては、たまったものじゃありません

    私の場合は、放射線科医と婦人科医の見解が違っていて、放射線科医は「モルヒネ系を使ってみては」と
    言っていましたが、婦人科医はどうしてもそれは使いたくないと言われました

    また、そんなに「痛い」と言っていた患者さんはいない。など目の前の患者というよりは
    統計で見ているようなイメージを持ちました
    それは、医師だけではなく看護師さんもそうでした

    医師に言ってもダメでも、いつも話をしている看護師さんなら親身になってくれるのでは?と
    「痛いの」と言います。でも、この場合も「先生がそんなに痛い訳ないって言っているから」と
    患者ではなく医師の言葉で判断します
    私は、一度、入院中に切れました。本当に退院させてくれって思いました
    誰も理解してくれないような病院になんていたくないって本気で思いました

    その時に、きちんと話を聞いてくれたのが放射線科医でした
    放射線科は、週1度、きちんと診察があり、医師と時間をかけて話すことができました

    私は婦人科医である主治医を信じていました

    もちろん、それは今でも感謝していますが、今の医療現場では話を聞いてくれる場がありません
    婦人科は入院していても、医師と顔を合わせるのは朝・夕くらいですが
    多忙な医師は、朝1回「元気ですか?」と言われ世間話をするくらいです
    あの時、もう少しきちんと話を聞いてくれる場面があったら、よかったのにと思います
    入院しているのに、信頼している医師と話をする時間がないというのは、やはり問題だと思います

    私の病院でも、もちろん「チーム医療」を採用されていますが、
    それは科内であって他の科と連携を持っているのとは違うような気がしました
    科内のチーム医療は「今日は○○先生が休みから、お願いね」くらいのものだと感じました
    つまり、医師のためのものであって、患者にとっては意味がない。という事です
    (これは、極端な言い方ですが患者には、目に見える影響がないので)
    そしてもっと、治療段階から、色々な科が連携を持つべきだと感じました
    実際に、こちらを採用されている病院もあります

    私の痛みは膀胱炎の抗生物質を服用しても、あまり大きな変化はありませんでした
    でも、他の患者さんと話をしたりする事で、よくなっていきました
    再発の方や、追加の放射線治療を受けている患者さんなど、経験者に聞くと
    ほとんどの方が手術してすぐなんだから「痛いのは当たり前よ」って言っていました
    「先生や看護師さんは自分が切ってないんだからわからないわよ」と言って
    傷口が痛いなら腹巻したら。とか、湯たんぽを使うとか色んな対処方法を教えてくれました
    先輩患者さんは、本当に心強いと思いました

    先日読んだ「がんの最後は痛くない」
    これが、手術後や入院中でも採用されるといいのにと思いました

    ただ、ある看護師さんが言われていましたが、基本的に大学病院では痛みを取るよりは
    治療や手術が優先なので、緩和ケアにくらべてモルヒネ系の使用量が圧倒的に少ないし
    薬が厳格に管理されているといわれていました
    患者は痛みを、我慢するのが当たり前なのかも知れません

    それが事実なら、医療現場で格差があるという事ですね・・・

    私は現在も排尿時に痛みがあります。
    また、下痢と便秘を繰り返し正常な排便がある事はほとんどありません
    女性は、そういう方が多いといいますが、私はそういう事が過去にほとんどありませんでした
    なので余計につらい気持ちになります

    でも、本当につらいのは誰にも理解してもらっていないって思った時かな・・・  
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  • 2011年02月21日 Posted by すもも at 00:00Comments(6)手術・・・闘病記

    善きサマリア人の法

    『善きサマリア人の法』という言葉を知っていますか?

    海外のドラマを見ていると「彼は、善きサマリア人か?」という言葉が出てきます
    「なんだろう?」と不思議に思って検索してみました

    善きサマリア人の法とは:

    「災難に遭ったり急病になったりした人など(窮地の人)を救うために無償で善意の行動をとった場合、良識的かつ誠実にその人ができることをしたのなら、たとえ失敗してもその結果につき責任を問われない」という趣旨の法である。誤った対応をして訴えられたり処罰を受ける恐れをなくして、その場に居合わせた人(バイスタンダー)による傷病者の救護を促進しよう、との意図がある。アメリカやカナダなどで施行されており、近年、日本でも立法化すべきか否かという議論がなされている。
    ウィキペディアより

    これは聖書に書かれている話を元にしているそうです


    なぜこれを書いたか・・・

    17日に私の叔母の記憶喪失の事を書きました
    叔母の記憶喪失は、急速に、そしていきなりでした
    たった1週間で姉の顔も自分の名前も文字も書けなくなりました
    そして、服を着替えるという行為も排尿・排便をするという事すら忘れてしまいました

    医師からは「残念ながら、治る見込みはないです」と言われました

    それを聞いた私たちは、叔母の住んでいたマンションも持ち物も全て処分しました
    (これには、個人情報の関係もあって、ものすごく大変な思いをしました)

    その後の治療で叔母は奇跡的に記憶を取り戻す事ができ、今は社会復帰しました

    でも、記憶を取り戻した時の叔母は、住む場所すらありませんでした
    (記憶は取り戻しましたが、よくドラマであるように記憶が無くなっている間の事は全く覚えていません
    これも、後々、問題になりました。覚えていないので書類にサインをした事もみんな忘れていました)

    処分をした私の家族は叔母に責められるし、大変な思いをしましたが
    その後、落ち着いた叔母は「あれでよかった」と言いました

    家も何もかもを無くしてしまったけど、あの時の私たちにはそれしか出来なかったから・・・
    医師の言葉を信じた事を後悔したけれど、それでもあの時の叔母の状態で
    その後が期待できるはずもないし
    そして入院中は、治療費やマンションのローンや色んなものがかかるし・・・

    「善きサマリア人の法」を日本で適応するとどうなるのかはわかりません

    でも「あの時は、それが最良であったとしか言えない」という事はあるのかも知れません
    もちろん、一生懸命やってくれたかどうかを判断するのは難しいとは思います
    ただ今は、法医学も進歩しています

    本当に手を尽くしてくれた上での死であれば受け入れるしかないような気がします

    人は、いつかは死にます。私ならそう思います  
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  • 2011年02月18日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)その他

    人の顔が覚えられない病気

    人の顔が覚えられない病気 相貌失認(そうぼうしつにん)

    顔のパーツは認識できても、顔全体の認識がうまくできない「相貌失認」。
    重症になると、自分の顔が、自分であることも認識できなくなります

    ただ、顔を見ても、相手が誰だがわからないことはありませんか?
    相手の勘違いという場合もありますが、自分が忘れてしまった場合は非常に気まずいものです。

    人の顔の記憶力の程度は人それぞれ。
    一度見た顔は決して忘れない人もいれば、顔を覚えるのは非常に苦手という人もいます。
    記憶力も個性と言えば個性ですが、社会生活上は、人の顔の認識力はよいに越したことはありません。

    実は、顔の認識能力が一般的水準と著しく異なる、「相貌失認」と呼ばれる病気の場合があるのです。

    相貌失認の原因相貌失認では、目、鼻、口など、顔の構成パーツは認識できるものの、
    それらが合わさって構成される「顔」の全体像が認識できません。
    いささか不思議な印象を持たれるのではないでしょうか。
    実は、人の顔を認識するためには、一つ一つのパーツを認識するより、
    はるかに複雑な情報処理が脳内で行われています。

    実際、「顔を読む」という言い方があるように、私たちは相手の顔を見れば、機嫌が良いのか、
    それとも、怒っているのか相手の感情がわかります。
    また、大抵の場合、相手の大体の年齢も分かりますし、注意深く様子を伺えば、
    相手が次に言うことまで見当がついたりします。
    ただ、顔の認識が意外に難しくなる場合もあります。
    人の顔を決して忘れないという人であっても、もしも、出された写真が上下さかさまであったならば、
    たとえ写真の中の人物が自分のよく知っている人物であっても、一瞬戸惑ったりするでしょう。

    相貌失認の症状相貌失認の症状自体は、脳内の視覚情報処理に関する、
    どの箇所に問題が生じているかにより、内容が違ってきます。一般的な症状は以下の通りです。

    ・テレビや映画を鑑賞中、登場人物のスジがつながらない

    ・ついさっき会ったばかりの相手でも、場所が変わると、先ほどの人だとわからなくなってしまう

    ・相手を顔ではなく、主に、声や歩き方、鼻の大きさなど特徴ある顔のパーツ、服装などで判別してしまう

    相貌失認の程度は日常生活に問題がないものから、非常に深刻な場合まで幅広いです。

    相貌失認の歴史と患者数相貌失認(prosopagnosia)という語自体は、1947年にドイツの神経学者Bodamerが、
    頭部外傷後、家族や友人の顔を認識できなくなった若い男性を報告したのが最初です。

    それから数十年間、相貌失認は、極めて珍しい疾患と考えられていました。
    Bodamerが報告したように、頭部外傷やアルツハイマー病など、脳内の器質的病変によって生じる二次的な病気だと考えられていたのです。
    しかし、80~90年代には、先天的な相貌失認もあることが知られるようになりました。

    頭部外傷後など、二次的に相貌失認を発症した場合は、以前との違いに自分や周りの人がすぐ気付きます。
    しかし生まれつきの場合は、顔の認識能力が一般と異なっていることに自分でも気づきにくいものです。
    このため、先天的相貌失認の存在が目立たなくなっているだけで、最近では先天的相貌失認は決して
    珍しい疾患ではないとも言われています。

    人口の2%近い人が実は相貌失認と言われることもあります。

    相貌失認の治療法・対処法残念ながら、相貌失認には、現在のところ根本的な治療法がありません。

    自分自身が相貌失認の場合は、相手の声や服装の傾向、顔の特定のパーツに意識を向けるなど、
    相手を顔以外の部分で上手に識別できるよう、工夫するしかありません。

    そして、相貌失認という病気が存在することが認知されるのは、とても大事なことだと思います。

    「あの人とは何度も会っているのに、また知らんぷりされた」などという誤解でお互い嫌な思いをするのは望ましくないでしょう。
    また、もしも相貌失認であるならば、自分の状態と病名について周囲に明言しておけば、無用なトラブルを避けられるのではないでしょうか。

    http://allabout.co.jp/r_health/gc/324344/

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    私は人の顔を覚えるのがあまり得意ではありません

    学生時代も「なんとなく」で対処していたり、目がかなり悪かったので
    間違えた時などは「ごめん、見えてなかった~~」なんて言い訳していました

    そのせいもあって入院中の闘病記の左端には、担当看護師さんの名前を書くようにしていました
    私の中で「せっかく自分の名前を覚えてくれているんだから、私もちゃんと名前を覚えておこう」って
    思ったからです

    でも、最近は、ますます人の顔と名前を覚えるのが苦手になってきました

    そんな時に、この病気の名前を知りました

    「相貌失認」私は、初めて知りました

    人の顔を覚えられない。

    この病気の方の中には、髪型を変えた自分の父親や夫の顔を忘れてしまう事もあるそうです

    すごく不思議な病気だと思いましたが、以前、私の叔母が記憶喪失になった事があります
    その時は、自分の姉も覚えていないのに、最後まで私の父親だけを覚えていました
    看護をしていた母が「なんで私は忘れているのに・・・」と泣きながら言っていました

    顔を覚えられないのってつらいですね(その反対も同じだと思います)
    自分の最愛の人の顔を覚えていられないなんて・・・

    ただ、その時にふと思い出したのが「博士が愛した数式」です
    博士役の寺尾聡さんが家政婦さんがやってくる度に、毎日毎日「誰ですか?」って聞きます
    体中に「付箋」を貼り付けて「君が新しい家政婦さん?」と確認します
    博士は、事故の後遺症で記憶が80分しか続かない。という事なのですが、事故以前の記憶は残っていて
    新しい事が記憶されない。という事でした

    この映画のよかったところは、博士に毎日毎日「君は誰?」といわれ、戸惑いながらも
    博士を受け入れていく母子でした

    受け入れていく事で博士の人間的な良さを理解していくことができる

    そういう社会になっていくといいですね  
    タグ :相貌失認
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  • 2011年02月17日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)その他・・・病気

    死の雑学~上野正彦著~

    死の雑学 上野正彦著

    監察医の上野医師が色々な場面で死について書かれています

    上野医師の本は何冊か読んだことがありますが、これはタイトル通り「死」について
    ちまたにあふれている間違った常識について書いています

    この本のタイトルになっているように「舌を噛み切っても死なない」というように
    なかなか興味深いものばかりでした
    溺死すると男は下向き、女は上向きに浮く。なんて話もありましたが、それも真っ赤な嘘だそうです

    ううう~~ん、そんなぁ~~=

    確かに以前読んだ本でも「ドラマのように灰皿で頭を殴ったくらいでは死なない」など書いてあって
    本当に相手を殺そうって思って殴る場合は、頭蓋骨がかなりの損傷をしなくてはいけないなどありました

    私たちが思っている印象はドラマや映画から得る事が多いという事ですね

    金箔を体に貼っても死なない。なんて話もテレビでみました
    皮膚から呼吸しているわけではないので、そんなのありえないそうです

    「死」ついてだけではなく、怪我をした時の応急手当や、対処の仕方なども書いています

    火傷をした時は無理に服を脱がさないで、そのまま服を着せた状態で救急車を呼ぶ
    そして、指は1本1本別々に包帯をまいておく。そうです
    そうでないと指がくっついてしまうから。など、日常で起きそうな事を書いています

    また、反対に「ええ!」という事で亡くなったりする事があるそうです

    いつ何があってもいいように部屋は片付けないと泥棒に入った?って思われると困るかな。。。
    などと、つまらない事を考えた私です。



    あらゆる日常に潜む死の危険から逃れるにはどうすればよいのか?死なないために知っておくこと。
    断食後や飢餓状態の時に一気に食べると-。薬とお酒を同時に飲むと-。骨折を放っておくと-。子どもが熱湯に手を突っ込むと-。あらゆる日常に潜む死の危険を、元監察医の著者が医学的見地から検証し、その予防法も解説する。

    http://inandout.cocolog-nifty.com/trend/2006/01/post_6d88.html  
    タグ :死の雑学
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  • 2011年02月16日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    手術15日目~退院~

    手術15日目です

    この日、私は退院しました

    何年か前に広汎全摘手術を受けた方の話を聞くと、かなりの長期の入院だったそうです
    抗がん剤治療を追加で受ける場合など、そのまま入院して受けてたから
    本当に長くて・・・なんて話も聞きました

    今は、退院して普通に生活することでリハビリにもなるという事で
    医療側も早い退院を目指しています
    そして、早く退院する事で仕事に復帰するのも早くなるという事です

    一口に退院します。と言っても「はい、そうですか」なんて事はなく
    私の場合は、放射線科・泌尿器科・薬剤師・栄養士・リンパマッサージの説明などなど・・・
    そして、お会計のお願いなどをしました
    (土曜日に退院する場合は、その前日の平日にお金の払い込みを終えておかないといけません)
    後は、次の外来日までのお薬をもらっておくなど、先輩の患者さんが色々教えてくれました

    入院もほとんどした事がない人にとっては、当然、退院も同じ事です
    やっぱり先輩患者さんって心強い存在だなって思いました

    そして、退院する前に看護師さんから『退院のしおり』の説明を受けます
    仲の良かった看護師さんだったから「これで本当に退院するんだ・・・」って思って
    ちょっと寂しいような気がしました
    といっても、私の場合、この後、放射線治療が待ってるんですが・・・

    ひとまず岩手の友達のところに行きました





    退院の時は、できるだけ体に負担のないような交通手段を使ってください

    たとえば新幹線であれば、1つだけですが『多目的室(個室)』があります
    お乳をあげるお母さんなどが使用する事ができますが、理由を話せば患者でも利用できます
    ベットになっているので、新幹線を利用する場合はお願いしてみてください
    (車掌さんに言わないと使えません。また、帰省時などは断られる場合もあります)

    また、車で帰る場合はタオルケットやバスタオルなどで態勢を変えれるようにしておくといいです
    あとはビーズクッションなども便利です
    できるだけ体に負担のないようにしてくださいね

    車で帰ったりすると振動で出血したりします
    また、腹帯をしているので、シートベルトをするのも大変です
    できるだけ、お腹に負担がないようにしてくださいね  
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  • 2011年02月15日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)手術・・・闘病記

    異性も同性も、好きな人に渡して 女子学生がチョコ配る

    異性も同性も、好きな人に渡して 女子学生がチョコ配る

    バレンタインデーを控えた今月初め、奈良教育大の食堂で、一人の女子学生が百数十個のチョコレートを学生らに配った。添えたカードには「大切な人に贈ってください。性別にとらわれる必要はありません」。チョコにはある思いがこもっていた。

     配ったのは、奈良教育大3年の榊原衣麻(えま)さん。市販のチョコをオリジナルデザインの包装で包み、贈る相手の名前を「Dear」の字の下に書き込めるようにした。

     榊原さんは昨年、同性愛を「カミングアウト」した。自分の体に違和感はないが、好きになる相手は女性。高校生の時、親友から「恋愛対象として見てるかも」と言われ、「好きってこういうことか」と自覚した。2人だけの秘密にして1年弱付き合った。

     気持ちのすれ違いで別れたものの、大学に入っても忘れられず、誰にも話せないまま過ごした。「言ったらみんなに白い目で見られる」。一生秘密にしようと思う一方、「ただ女性が好きなだけで、何でこんなに悩むのか」と疑問に感じ始めた。

     意を決して打ち明けた先輩に「(同性愛)けっこういるよ」とさらっと返された。拍子抜けしたが、気持ちは一気に楽になった。それから恐る恐るまわりに話し始めたが、あからさまに態度を変えた人は今のところゼロという。一番心配だった母には「衣麻は衣麻だよ」と言われ、祖母からは「最愛の衣麻を応援するよ」と手紙をもらった。

     「あるのは偏見ではなく、偏見があるという思い込み」と感じ、「偏見を恐れず、みんなが自分らしく生きられる社会を作りたい」との思いが募った。昨年10月、学園祭で、一人で悩んでいた時やカミングアウトした時の気持ちをつづったブログの文章を展示。3日間で150人以上が訪れた。11月には、1年生向けの授業で講演した。

    今回、「バレンタインチョコは同性同士であってもいいのでは」とメッセージ付きのチョコを考えた。ブログ展や講演は興味を持って訪れた人にしか伝えられないが、「チョコなら、もらった人がさらに誰かに伝えてくれる」と期待した。

     1万円の予算で180個購入。友人2人も手伝って、チョコは食堂中の男女の学生らに行き渡った。友人は「アクティブな衣麻はすごい。心から応援しています」。

     榊原さんは将来、中学の保健体育の教諭になり、生徒らに話すつもりだ。「私が同性愛を堂々と語ることで、少しずつでも社会が変わればうれしい」(成川彩)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    最近、ネットで「義理チョコはやめませんか?」という男性の書き込みを読みました
    それとなく職場の女性に「気を使わなくてもいいよ」と言ってみるんですが
    「気にしないで」と言われる。
    でも、本当は自分がお返しをするのが・・・という理由だからだそうです
    その方の意見に「義理じゃあね」と書き込まれている方が、かなりいらっしゃいました
    でも「義理もないのも寂しい」などという意見もあって、色々な考えがあるんだって思いました

    私が以前働いていた職場は、男性のみで女性は私だけ
    お隣の事務所は、男性のみ。だったので、バレンタインでチョコを渡した時はすごく喜んでくれました
    でも、お返しに頂いたのは絶対に私のよりも高いやろ~って申し訳なくなるくらいの「倍返し」状態でした
    「他に誰もくれなかったからね」と、頂いたのですが、ちょっとね
    難しいですよね
    女性が多い職場の時は「まあいいか」ってあげなかったのに、上司からお返しを頂きました
    「あげる人、あげない人を分けるのも悪いから」って言ってくれたのですが、こっちが気を使うよう~~

    今年は男性にあげる予定はないのですが、でも、仲のいい女性の友達に「チョコ募金」で買ったチョコをあげます

    もう、義理だからって言わないで、性別に関わらず友達でもいいからあげたい人にあげればいいんじゃないのかな?って思いました
    それはプレゼントの1つだと思えばいいんだし・・・
    どうも、バレンタインってバブルな気がします
    最近は「自分用」なんていうのもありますが、それならいつでもいいだろうし・・・

    ただ、最近の傾向として「チョコ募金」のように、何かに寄付してくれるというもののほうが
    商品が売れるというのをニュースで見ました
    自分が個人的に募金をするのは難しいけれど、同じ買うならその1部でも募金にまわしてくれるほうがいい
    という事だそうです
    私もそう思います


    同じ「義理チョコ」でも、もっと違う形で人の役に立ってくれるなら、そのほうがいいかな


    彼女の記事を読んで思ったのは
    >意を決して打ち明けた先輩に「けっこういるよ」とさらっと返された。

    そうなんですよね。
    私も女子高だったので、ラブレターのようなものを頂いたりしました
    私自身は、彼氏もいたのであまりでしたが、そういう環境にいた人にとって
    女性でも憧れの対象になるんだっていうのは、理解できたし、それが恋愛対象になってもいいのでは?と思いました
    一度、女の子に「ほっぺにキスして」と言われた事があります
    で、してあげたんだけど、めちゃめちゃ柔らかくてびっくりしたのを覚えてます
    男の人とは全く違うんだって思って私は女なのに「女の子は、大事にしてあげなきゃ」って思ったもんです

    でも、それが共学だったりすると「そんなの考えられない」になるのかな?
    この先輩のように普通にしてくれるっていいなって思いました
    同性愛者であっても、ニューハーフであっても、その人が違和感なく生きていければいいのでは?と思います

    人を好きになるのに理屈はいらない。

    本当に、そう思います

    JIM-net:日本イラク医療支援ネットワーク 代表:鎌田實:http://www.jim-net.net/choco/  
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  • 2011年02月14日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)ニュース・・・その他

    ジロジロ見ないで―“普通の顔”を喪った9人の物語

    ジロジロ見ないで―“普通の顔”を喪った9人の物語
    高橋 聖人, 茅島 奈緒深



    この本に登場する9人は、顔に手術や治療で治すことのできない、アザや病気、ヤケドを負っている。彼らは、ただ見た目が“普通と違う”というだけで、人から好奇な視線を向けられてしまう。彼らを取りまく環境は、とても厳しいものだ。学校での生活、就職、恋愛など。私たちが、当たり前のように経験するさまざまな出来事でも、彼らはイジメに遭ったり差別を受けている。そんな辛い現実に苦しみ、考えながら、必死に向き合ってきた彼ら。彼らが進んできた道には、力強く前を向かせてくれた、光のような存在があった。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    「ユニークフェイス」という言葉を知っていますか?

    この本に紹介している方たちは、とても個性的な顔をしています
    そういうと「差別している」と言われるかもしれません
    でも、私はそう思います

    人はみんな違う。と思います
    最近は誰もが同じ考えでないといけないような風潮があります
    「いじめ」だって同じです
    みんなが同じ方向を向いていて、少しでも違うとそれはいきなり「いじめ」の対象になります

    私自身、一度ユニークフェイスの方に出会ったことがあります(友人以外)
    電車の窓に映ったその人の顔をジロジロ見た記憶があります
    それは「なぜ?」というわからないくらいの違和感だったからです
    なぜかわからない。だから知りたい。くらいのものでした
    でも、なんとか理解した時に感じたのは不思議だなって思ったくらいでした

    入院していると、色んな人がいました
    抗がん剤治療をしている方は髪の毛がないかたもいたし、手足が無い人も
    歩けない人もいます
    大きな傷が見えてる人もいました
    でも、退院するとそういう人は、まるでこの世に存在していないかのようにいなくなりました
    不思議です

    私のお腹には、大きな傷跡があります
    私は、この傷跡が好きです。たまにはマッサージしてあげたりもします
    「私が戦った証だから」って思っています

    本に紹介されている写真は、みんなすごくいい笑顔でした
    「いい顔してる」って思いました
    嫌な事があったとしても受け入れているのかな。なんて考えていました

    そしたら、その中の1人の方が自殺したという事が書かれていました
    その女性は、とても綺麗な方でした(表紙の右端の方)
    円形脱毛症。ときくと、とても小さなものを想像するかもしれませんが
    全身の毛が抜けてしまう事もあるそうです
    こんなに綺麗なのに「毛なんてなくっても・・・」と思いました
    でも、抗がん剤治療を受けていた方の話を聞いた時に、やはり女性にとっては
    一時の脱毛であってもつらくて仕方がないのに・・・と思いました
    難しいと思いました。もしかしたら人はそこまで思っていないのかもしれなくても
    その人にとっては自分の命を絶つほどの悩みになっていたのかもしれないし・・・

    本の中で、男性の方が何度も何度も見知らぬ人にツバを吐きかけられたと書いていました
    今までに100回はかけられたかなって・・・
    嘘のように思った。顔にできものができているだけで、人の顔にツバを吐ける人間がいるなんて・・・

    なぜ、人は同じでなくてはいけないんだろう?

    戦争みたいだって思った
    同じ方向を向かなくてはいけない
    同じ考えでなくてはいけない
    そんなのちっとも大人じゃないって思う

    私の付き合った人の中には、顔に大きな傷あとがある人もいました
    体に大きな赤いあざがある人も。女の人で顔に黒い大きなあざがある人も・・・
    でも、だからなにって思います
    私はみんな好きでした。いつの間にか付き合いが終わっていたりもしますが
    でも一緒にいた時は楽しいひと時でした

    ユニークフェイス。それは個性の1つでいいんじゃないでしょうか。

    そして、ジロジロみるんだったら一言「その顔はどうしたんですか?」って聞いてみればいい
    もし理解できない病名なら「その病気は知りません。でも、調べてみますね」って言えばいい
    理解できない。知らないっていう事で排除するのは違うと思います
    今は「子供」が「大人化」している気がします
    でもその反対に「大人」が「子供化」しているような気もします
    いじめもセクハラもパワハラも・・・
    病気でも、後遺症でも障害があってもいいやんって思います

    人の個性を受け入れるような社会になって欲しいと思います   
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  • 2011年02月11日 Posted by すもも at 00:00Comments(4)読んだ本・・・その他

    玉川温泉の整体師

    奇跡の湯 玉川温泉の整体師
    小川哲夫著



    テレビで秋田県の玉川温泉に通う末期がんの患者さんを紹介していました

    どんな時でも希望を持っていたい。そんな患者の姿でした
    放送の中で、ある患者さんが「本当に生きたいと思う人間じゃないとここまで来ない」と言われていました

    そして自炊部(自分で料理をしながら湯治をする人)で長期滞在をしている方などを
    紹介していました

    私も玉川温泉に行きました
    私は1日だけでしたが、亡くなった友人の母(肝臓がん)と一緒に友達に連れて行ってもらいました
    その時に、隣にいた夫婦のかた(旦那さんが足が悪くよく来ると言われていました)が
    とてもよくしてくれました

    私は手術後の放射線治療中で、山を登るのが大変で着いた時には、お腹が痛くて腹を押さえながら
    登っていたので、その姿を見た他の方が心配して、場所を譲ってくれました

    誰も行った事がなかったし、何を持っていけばいいのかもわからずに
    かなりの軽装備だったものだから、色んな方が毛布やらゴザやらを貸してくれて
    最後は場所まで譲ってくれました
    本当にありがたかったです

    そして話をしていくうちに、その方のお姉さんが乳がんで連れてきてあげたいけど
    遠くだから・・・と話してくれました
    そして、色んな事を教えてくれました

    玉川温泉が、本当にがんに効くかはわかりません
    私に玉川温泉を教えてくれた患者さんは「私は、玉川温泉に行ったけど再発しちゃったから」と
    言われていました
    でも、私が思ったのは玉川温泉のよさはきっと、あの場所に来ている人が
    「生きよう」と願ってきているという事なのかもしれないと思いました
    そういう気持ちで湯治をしている患者同士だからこそ、相手のつらさがわかるんだと思います
    「こんな辺鄙な場所なのに・・・」って思うような場所でした
    でも、こんなに辺鄙な場所に沢山の人が来ているという事がすごいって思いました

    人は自分のために生きているのではないんだって思いました
    誰かのために。って思えるからこそ、色んな場所でがんばっているんだと思います
    たとえ末期がんです。っていわれたとしてもです
    「家族のために1日でも長く生きていたい」そう私に言って亡くなった患者さんを思い出しました

    玉川温泉の整体師さん。
    会ってみたかったな~って帰ってきてから、この本を読んで思いました
    この整体師さんも同じ患者さんに、ずっと会えるわけではないと思います
    そして、たった1度しか会えない人も多いのかも知れません
    「来年も来るわ」といって、その約束が果たされるかどうかわからない現実。
    でも、それでもあの場所で患者さんを支えてくれる人がいるんだって思うと
    また行ってみたいな。って思いました  
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  • 2011年02月10日 Posted by すもも at 00:00Comments(7)読んだ本・・・がん

    不妊さま

    『不妊さま』って知っていますか?

    これは不妊治療を受けている方、全てを指している訳ではありません
    「発言小町」などではたびたび取り上げられている話題のようです

    広辞苑には載ってないですが、2チャンネルから頂きました

    ・私はつらい不妊治療で傷ついているんだから、周囲は私に気を遣って当然だと主張する
    ・周囲が妊娠したり、出産すると嫉妬する
    ・子どもの写真いり年賀状を、異常なまでに否定する
    ・簡単に子どもができたひとは~が口癖
    ・他人の言葉尻を捉えてなんでも自分の不妊に結びつけ、ヒステリーを起こす

    先日、診察の時に先生に「他の病院で卵巣が痛いって言ったら、卵巣もリンパもみんな取ればよかったのにって言われました」これってパワハラですよね?って聞きました
    そしたら、先生に「それは、違いますよ。自分がそうでもいいます」と言われました
    私が受けた治療は標準治療ではありません
    私の行っている病院が行っている「治験」です
    だから、もし自分が他の病院であなたの診察をしていたら、標準治療をすすめるので
    卵巣もリンパ節も取っていますよ。と教えてくれました
    そしてホルモン補充療法をしますって言われました

    その時に医師であっても、その病院や立場によってかわるんだなって思いました
    そして、私がパワハラって思っていた言葉が、実はとても普通だったりするんだって思いました

    そんな時に「発言小町」で『不妊さま』って言葉を知りました
    確かにつらい治療を受けているし、お金もかかるし、それは大変だと思います
    でも、私からしたら「子供が産めるかもしれない」って思えるだけいいんじゃないのかな?って思った
    私のように子宮をなくしている人間にとって、それはどんなに望んでも叶えられない事だと思います
    どんなにがんばろうって思っても、無理なんですもんね・・・

    ただ、がん患者になって思ったのは必要以上に人の言葉に対してデリケートになっている自分がいました
    前なら「そんなんどうでもいいやん」って言えたはずなのに言えない
    カリカリカリカリして、人の言葉に対して反応したり・・・

    まるで『不妊さま』ならぬ『がん患者さま』だよねって思った

    人は自分が思っているほど、私に対して気を使ってくれない
    でも、それでいいんじゃないでしょうか?
    必要以上に気をつかわれても困るし・・・
    相手がああいったから、こういったからって、言葉尻をとってもどうしようもないし
    どこかで自分が受け入れていくしかないし、本当に無理なら理由を言って
    自分がつらい思いをしているって伝えればいいんだしって思った
    それができないなら、相手から離れていけばいいんじゃないのかなって思います
    そして、自分の時間が過ぎる事で解決する問題もあると思います
    後で考えたら「そうだよね」って思うような気がします

    それに私が自分の事を棚に上げて文句を言い出したら「がん患者の私に」から
    「結婚していない私に」「仕事してない私に」「仕事をやめさせらた私に」や
    「だんながいない私に」「子供がいない私に」「子宮がない私に」などなど・・・
    こんな事を言われても仕方がないですよね。。。だって、そうなんですもん

    『がん患者の私に』の言葉の裏には、その事実を受け入れていない自分がいるような気がしました
    誰だって「がん」になんてなりたくなかった。でも、なってしまった
    それを誰かから指摘された(ような気がする)。それが気に入らないんだと思います
    でも、本当はどうしようもない現実なんですよね・・・

    これは時間が解決してくれる事なんでしょうか?
    そして、自分自身の受け取り方を変えるしかないんでしょうか?
    未熟者の私は、わからなくなる時があります
    そして言われた事がない事を言われると、やはりどう反応していいか悩んだりします

    また講演会などで「クーラーが効きすぎている。病気が悪化したらどうする」なんて苦情があったと
    聞いた事があります。確かにがんは命にかかわる病気です
    でも、なんか違うよなって思いました

    いつか発言小町で『がん患者さま』なんて言葉がささやかれないようにしなくてはって思います  
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  • 2011年02月09日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)その他

    所得低いとがんの死亡リスク高まる-厚労省研究班調査

    所得低いとがんの死亡リスク高まる-厚労省研究班調査

    厚生労働省の研究班(主任研究者=近藤克則・日本福祉大教授)はこのほど、所得が低いほど悪性新生物(がん)による死亡リスクが高まるとする調査結果を発表した。年間所得で約200万円の差があると、がんによる死亡リスクが約2倍になるとしている。

    調査は、愛知県と高知県の高齢者4万372人を対象に2003年から04年にかけて行った調査の回答者2万1236人のうち、要介護認定を受けておらず、がんなどの治療中でもない1万5025人について、最長4年の追跡調査を行った。

    調査結果によると、男性では所得「400万円以上」の人に対し、「200万円未満」の人でがんによる死亡のリスクが1.90倍であることが分かった。女性については、「経済的影響を受けづらく、生活習慣も乱れづらい」(研究班)ため、所得格差によるがんの死亡リスクの違いはなかった。飲酒や喫煙の状況を考慮した分析でも、同様の関連が認められたとしている。

    研究班は調査結果について、「がんによる死亡が低所得の人ほど多い健康格差があることを示した国内初の研究」としている。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    >がんによる死亡が低所得の人ほど多い健康格差がある
    これを読んで「こんなの当たり前でしょ」と思ったのは、がん体験者なのかも知れません
    そして、年齢に関わらず低所得者、もしくは正社員ではない人間にとっては調べるまでもないでしょって言いたくなりました
    私自身もそうでしたが、年齢が若く、そして正社員ではなかったものにとって
    「がん」という病気は「人がなるもの」であって「自分がなるもの」ではありませんでした
    健康だけがとりえ。と思っていた人が、いきなり「告知」される事も珍しくありません

    また保険の事もあります
    この病気になって保険の話をすると沢山の方が保険に入っていませんでした
    私は郵便局の簡易保険に入っていましたが、がん保険の話をした時に「若いから」とやめました
    また自営業をしている人などは、保険よりも今のお金。という事も・・・
    子供の養育費などにお金がかかるから、それが終わったらかけるなんて話をありました
    がん保険は掛け捨てが多く、年間何万円かであっても掛け捨てにするのは勿体ないなって・・・

    がんの種類によっては手術後に追加治療を受けたり(放射線治療・抗がん剤)
    ホルモンに由来するがんでは、ホルモン療法を受けたりします
    薬代として、月1万5000円ほどかかります
    また、白血病などではずっと高額の薬を飲み続けなくてはいけない方もいます

    再発を繰り返すがんでは、何度も抗がん剤を受けなくてはいけない
    1回何万円もする抗がん剤を受けなくてはいけない

    それを受け続ける事ができない人は、治療をやめるしかない
    また、高齢で一人暮らしの方などは「治療を受けても。。。」と言われる人もいます
    独身の方に「もし、がんになったらどうするの?」って聞いたら
    つらい手術や放射線・抗がん剤を受けるよりは
    ほっておいて死ぬのを待つほうがいいと言われた事もあります

    受けれる治療があったり、抗がん剤があっても高額なために受けないで死を待つ事を
    「静かなる自殺」と呼ばれています

    日本にはほとんどの人が治療を受けれる健康保険があります
    それでも、手術や抗がん剤や放射線治療には高額な金額がかかります

    北欧では高額ながん治療はただで受けれる国もあるそうです

    そこまでしてくれとまでは言えないと思います
    でも、できれば高額な治療費を払わなくても受けれるような仕組みを作って欲しいし
    また高額な治療を受けれるようになって欲しいものです

    そして、派遣であっても治療を受けている間くらい休めるような環境が欲しいと思います  
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  • 2011年02月08日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)ニュース・・・がん

    手術14日目

    手術14日目の私です

    この日主治医から「追加の放射線治療」について言われました(予定)

    手術後の検査で、広がりは2センチほどだったけれど、浸潤が深いという事でした

    確かに、その後見た腫瘍マーカーの数値が高いからお腹の中まで
    がんがあるかも知れないという事ですもんね
    といっても、それを聞いた時「なんで?」って思った

    子宮を取ったら終わり。って考えていた自分の考えの甘さを思い知らされたような気がしました

    また私は、選択をしなくてはいけないという事になりました
    このまま、この病院で放射線治療を受けるか、もしくは転院をして放射線治療を受けるか・・・

    今まで、人生の選択。って、いうのかな?
    こんなに何度も何度も決めることがあったんだろうか?って思いました

    主治医からは「退院までにどこにするか決めてきてくださいね」って、にこやかに?言われてしまった
    先生~~さらっと言ったわねicon_maro07って思ったけど、それもうちの先生のいいところかなって思ってます

    「浸潤が深いから」「思ったよりもよくないから」って言葉は落ち込みます
    でも、なんていうのかな
    この先生にめぐり合えたんやし、先生があまりに普通~~に「放射線ね」って言うから
    こっちも「あらそう」くらいに思えました
    深刻にいうのも大切かもしれないけど、受けれる治療があるんだって思えばいいやって思った

    治療が受けれること。そして、受けいれてくれる病院があること。って
    実はとても大切な事なんだと思いました

    放射線治療で都内の病院に行きたいと言っても受け入れてくれる病院なんてほとんどないです
    みんな手術がしたい。
    症例数にならない放射線の患者や経過観察の患者なんていらないって言われました
    また都内の放射線治療は待ち時間が長いので、他の病院の患者なんて必要ないそうです。。。

    厳しい現実を思いしらされました

      
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  • 2011年02月07日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)手術・・・闘病記

    思わず人に言いたくなる伝染病の話

    図書館で気になって借りてみました

    題名の通り伝染病の話。なのですが、これを読んでいて思ったのは
    「こんなに沢山の伝染病があるんや」って事と、その昔は沢山の方が犠牲になった
    伝染病が現在は撲滅していたりする。

    それを考えると、今の色々な病気も何年か後には治せるようになるんだろうなって思います



    ・発行年月: 2009年07月

    【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 空気や飛沫で広がる病気(インフルエンザ/結核/SARS/エボラ出血熱/流行性(脊髄)髄膜炎/天然痘)/第2章 虫や動物が広める病気(狂犬病/ラッサ熱/ワイル病/ペスト/デング熱/日本脳炎/黄熱病/マラリア)/第3章 性交で広がることがある病気(エイズ─後天性免疫不全症候群/淋病/B型肝炎/ヘルペス/梅毒)/第4章 食べ物で広まりやすい病気(腸チフス/細菌性赤痢/アメーバ赤痢/コレラ/A型肝炎/ランブル鞭毛虫症/その他、食中毒など)

    【著者情報】(「BOOK」データベースより)
    渡辺龍太(ワタナベリョウタ)
    TVディレクター・作家。1984年大阪生まれ、東京育ち。高校卒業後に渡米。演者や製作者として学生映画に関わる。その傍ら、北米の40の町を旅行。帰国後は民放・NHKで国内外向けのテレビ番組製作のほか、不況の波を感じながら個人事業主として商売もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    本の中に、野口英世医師の黄熱病もありました
    野口英世医師のように研究をしながら自らが犠牲になった医師もいらっしゃいます
    日本でも、野口英世は有名ですが、黄熱病の研究でエクアドルに渡った彼は研究のために
    アフリカに渡り、黄熱病で亡くなりました
    私がエクアドルのグアヤキルに行った時に現地の方が彼を知っていました。
    エクアドルでは一番有名な日本人で博物館もあります

    野口英世:http://www.noguchi-healthnet.co.jp/hideyo1.html  
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  • 2011年02月04日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    スティーブ・ジョブズ氏の膵臓がん

    こちらは中川医師の抜粋になりますが、気になりました

    <Dr.中川のがんから死生をみつめる>/91 

    ジョブズ氏の膵臓がん

    そのアップル社の創始者であり、Macの生みの親でもあるスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が膵臓(すいぞう)がんのため療養に入りました。04年にがん切除手術、09年には肝臓移植のため休養しており、これで3度目の療養となります。

    膵臓がんは、手ごわいがんの代名詞です。がん全体の治癒率は5割を超えており、がんは「不治の病」ではなくなっていますが、膵臓がんは、完治する人がほとんどいないのが現状です。全体でみると、平均して1年ほどで亡くなっています。残念ですが、この20年間、治癒率はほとんど改善していません。

    実は、膵臓のがんは一つの病気ではありません。20近くのさまざまなタイプの腫瘍が「膵臓がん」としてひとくくりにされています。そして、その腫瘍ごとに治療法も治癒率も異なります。

    膵臓には、膵液という消化液を作る外分泌機能と、さまざまなホルモンをつくる内分泌機能があります。膵臓のがんの大部分は、膵液の通り道である膵管から発生しますが、この「普通の」膵臓がんが非常に難治性なのです。

    一方、ホルモンをつくるランゲルハンス島細胞から発生するのが内分泌腫瘍で、膵臓のがん全体の2%程度と非常に珍しいものです。内分泌腫瘍にも、良性から悪性までさまざまなタイプがありますが、治癒率は一般的な膵臓がんと比べると、ぐっと良く、悪性のものでも、手術後の5年生存率は6~8割程度です。

    ジョブズ氏の膵臓がんは、この悪性内分泌腫瘍で、がんが肝臓に多数転移したため、肝臓移植が行われたのだと思います。米メディアは、がん再発の可能性を報じていますが、その場合、分子標的薬(がんにかかわる遺伝子を狙い撃ちする薬)が有効とのデータもあります。今回も復活をとげてくれると信じています。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    こちらはご存知の方も多いかも知れませんが「伝説のスピーチ」と呼ばれているものです

    Apple創始者・スティーヴ・ジョブスの伝説のスピーチ(1)



    Apple創始者・スティーヴ・ジョブスの伝説のスピーチ(2)

    私はこのスピーチを聞いて涙が止まりませんでした
    死を意識する事はマイナスな事ばかりではない。と思えたし・・・
    このスピーチは、その人が置かれた状況によっても受け取り方はかわると思います
    ただ、なぜこれが「伝説のスピーチ」と呼ばれるのか。は、わかります



    がんは誰にでも訪れる可能性のある病気です
    それは、彼であっても同じです
    ただ、彼にはまだまだやりたい事があるような気がします
    彼は、がんを告知された人として「後悔」のない人生を送っていると思います
    でも「未練」は沢山あるような気がします

    できれば、もう1度戻ってきて欲しいと思います  
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  • 2011年02月03日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)ニュース・・・がん

    名大カフェ "Science, and Me"-がんと遺伝子

    名大カフェ "Science, and Me"

    第8回「がんと遺伝子」



    日時:2011年2月3日(木) 18:30-20:00

    場所:カフェミント(名古屋市中区錦3-7-9 太陽生命名古屋第2ビル1階)
    ※地下鉄・桜通線 久屋大通駅下車4番出口から南へすぐ
    参加申込等 事前申込(抽選制) / 入場無料(定員30名程度)
    ※お申込方法に関して詳しくはこちらをご覧ください
    事前抽選へのお申し込み受付は終了いたしました。
    ご応募された皆さまへ:抽選結果はお申し込み時に入力されたご連絡先へ1月26日(水)に通知いたしました。

    ゲスト 濵口 道成(名古屋大学 総長)・武田 穣(名古屋大学 産学官連携推進本部 連携推進部長・教授)

    ・がんは遺伝する?
    ・がん細胞と正常細胞はどう違う?
    ・“がんを患うほどに長寿”となった私たちを取り巻く倫理観を,最新の研究データを交えた幅広い情報をもとに一緒に考えてみましょう.

    名大カフェ(サイエンスカフェ)とは,市民と研究者・専門家がドリンクを片手に科学について気軽に話し合い,科学の楽しさを実感してもらうイベントです。名大カフェ“Science, and Me”は,名古屋大学 サイエンス・コミュニケーション推進室のサイエンス・コミュニケーターによるファシリテーションで,敬遠されがちな「科学」と市民の距離を少しでも縮め,研究者と市民が気軽に交流できる場を創出します。さらに,「日常の中の科学」をテーマにとりあげ,科学をより親しみやすく感じてもらえるサイエンス・カフェを目指しています。科学への興味の有無を問わず,パートナーや友達と気軽に参加したくなるプログラムを展開しています。

    Ustreamライブ配信 2011年2月3日(木) 18:30-20:00
    当日は、ライブ配信があるそうです。こちらから、どうぞ。
    名古屋大学カフェ:http://science-communication.jp/meidai-cafe/  
    タグ :名大カフェ
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  • 2011年02月02日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)お知らせ