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モラルハラスメントって?

ここのところちょっとした話題になっている「モラルハラスメント」

テレビで「5分でわかるモラハラ」っていうのをしていました
直接的に相手を侮辱する言葉を言うのがモラハラって感じでしたが
本当に相手を馬鹿にする言葉だけが「モラハラ」なのかなって思いました

ハラスメントは連鎖する。といわれています
「お局さま」のいる職場では、そのお局様がいなくなってもその後も「新お局様」がでてきます

それは、お局さまにいじめられた人が自分を正当化するために次の人も同じようにいじめるからです
そのほとんどが「モラハラ」です

「あなたのためを思って言っているのよ」と後輩に言っているのは、実は自分自身のため。

これって学校生活で先生から言われた時に一番、反発した言葉だと思います

でも、これを社会の中で言われると不思議と拒否できない

こころのやさしいひとに限って「これだけ私のためを思って言ってくれているんだから」って
「できないのは、自分のせい」と思ってしまう

それに、もしそこで「何だかイヤだな」って思って同僚に言っても
「あんなにあなたのためを思って言ってくれているのに何を言っているの」と反対に批判されます

そこが「モラハラ」の加害者の思う壺。

実は「自分が上司に怒られるのがイヤ」なだけだけれど、それを後輩のせいにしているんだけれど
言葉は好意的に「あなたのためなのよ」ってつけるだけで、いい人みたいに見える

できないのは、教え方の悪い自分のせいではなく、覚えてくれない後輩のせいということです

そんな人に限って「あいつのせいで」と飲んでる時に愚痴をこぼしているような気がします

これが恋人同士で別れる時に使うと「私のことはいいから、あなたは幸せになって」という
一瞬、いい人?って思う言葉にその人のモラハラが含まれています

もし、本当にその人が相手の立場にたって言うのであれば「私も幸せになるから、あなたも幸せになってね」かな
お互い、幸せになりましょうって言われたほうが、別れるにしても気持ちが楽になるということです

モラハラの加害者は本当は心の中では相手と別れたくない、でも「私はいいから」ということで
別れた後でも相手が「罪悪感」を抱くように心理的にしむけているということです

そしてこの被害者は、自分が被害者なのに加害者のような錯覚を起こしてしまいます
だから、別れようが別れまいが相手に対して「申し訳ない」と感じてしまうということです

たぶん、こっちのほうが断然、怖いかな

このモラハラをとても上手に、しかも効果的に使える職業の人たちがいます

それが「弁護士」と「医者」と「教師」と言われています

確かに~~~~!!

お医者さんが「あなたのために」っていうと、患者は「先生!ありがとうございます!」って言いそうだし、先生が「あなたたちの将来を考えているのよ」って言えば「なんていい先生」って思います

でも、実際には「あなたのために」って言う医師に限って、症例数を気にしていたり、「あなたの将来を考えて」って言っている先生よりも、きちんと自分の話を聞いてくれた先生のほうが大人になって記憶に残っていたりします

じゃあ「この人は、モラハラ?」って気がつく方法は何か。

とりあえず「言っていること」と「やっていること」が同じかどうかを検証してみるということです

医師なら「あなたのために」といいながら、無理な治療をすすめたりその治療を拒否すると怒り出すなんて人は要注意。先生は「あなたたちのことを考えている」と言いながら何もしてくれなかったりするなど客観的に相手をみることです

そもそも「あなたのために」とかいう人に、本当に考えてくれている人なんていないし、そんな「恩着せがましい人」には気をつけなくてはいけないということです

それは「これは安いです」とか「これはいいものです」と言って根拠のないもので何かを売りつけようとする人と変わらないからです

騙そうとする相手に「これは安いですよ」といわれると、いい人は「そっか、安いのか」って思ってしまい、それが「自分にとって安いかどうか」とか考えないし、そもそもそういった相手に対して「いくらで、どう安いのか?」と「せっかくそういってくれているんだから」と、なかなか聞けないということです。

相手はそれをわかって「安いですよ」とか「いいものですよ」って言っているということです

これが、相手に対して思い入れがなかったり、怪しい人なら「結構です」「いらないです」っていえるんですが、相手に好意を持っていると相手の言葉を疑っているみたいで聞けない。

そして、モラハラの加害者は、それをかなりきちんとわかっているということです

「軒下を貸したら家まで盗られた」

「軒下を貸してくれ」と言われたら「軒下くらいなら」と思う。もし「貸せない」って言えば「軒下も貸してくれないのか」という。家の持ち主は「軒下ならいいか」と貸す。そうやって、相手に取り入って段々と相手を取り込んでいくらしいです

今は色々な「ハラスメント」があります

私はこの「好意的な言葉」のモラハラが一番怖いかなって思いました


先日のワイドショーで「自由に出かけるのを許している。でも、どこに行くか、いつ帰るのかは聞く。
だって、家族なんだから当たり前でしょ」と言われていました

「自由に」だけれど「誰と会うか。どこに行くか。何時に帰るか」を聞くことで、実際には
「どんな人と会うのか。変な人じゃないか。いかがわしい場所には行かないか。遅くならないか」といった
「言葉にしていないメッセージ」が含まれているということです

それを言われた方はその「非言語的メッセージ」を受け取っているから「相手は私を自由にしてくれない」と思う

そもそも「自由にしていますよ」とわざわざ言っていることが「自由にしていない」ということです
それに「家族なんだから」ということで、より自分を正当化しているのがわかります

何も知らない「いい人」が聞いたら「そうだよね、家族だもの。それくらい聞いても良いわよね」と思う

でも、果たしてそうでしょうか?

本当に相手を信頼していれば「行ってきます」「今日は寒いから、暖かくして出かけてね」でいいんじゃないかな

お互い、いい大人なんだから・・・

人は自分が言っていることほど、できていないからいうと言われています

「許しています」っていう人は相手を許していないし「別れていいよ」って言う人は「別れたくなんてない」
でも、言葉で言っているから「こんなに自分はいい人なのに」と自分自身に酔っている人です

とりあえず、この「モラハラ」は相手を精神的に追い込みます
どんなに相手から「好意的な言葉」で言われても「逃げるが勝ち」です

逃げて、逃げて逃げまくって、自分の心を取り戻しましょう!



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    2015年01月24日 Posted byすもも at 23:51 │Comments(0)その他

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