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Posted by たまりば運営事務局 at

ピアサポーター仲間

5月の末に1年間、ずっと一緒にピアサポーター養成講座で勉強していた人が亡くなったと聞きました

彼女は余命5年と医師から宣告されていた3年目にピアサポーターの勉強を始めたそうです
抗がん剤治療を受けながら大阪から名古屋まで通っていました

名古屋駅の新幹線乗り場で、私は東京、彼女は大阪へと別れてホームから手を振っていました

1度だけ、風来坊で私の友人と一緒に手羽先を食べたことがあります
彼女は、いつも授業が終わるとすぐに帰っていくので、私が「名古屋で手羽先食べた?」って聞くと「食べてない」とのこと。私が「せっかく、大阪から名古屋まで通っているんだから風来坊の手羽先食べなきゃ!」と言って駅の地下で食べました

今考えても、彼女の状態は決して、いいとは言えませんでした

最後にメールを送ったのは、今年に入ってすぐでした。その時に「先生とこれからの治療について話し合ってみます」とのこと。

娘さんと話した時に、「母は誰かに必要とされていることが、とてもうれしかったと思います」と言っていて、地元でピアサポーターの募集があった時に、ほとんど立ち上がることもできなかった体で面接に行ったそうです。最後まで、誰かの役に立ちたいと思い続けていた彼女らしい姿だったなと思います。

私は、がん患者が嫌いです

どんなに生きてほしいと願っていても、亡くなってしまうから。。。

そして、そういう人は、いつも私が「もっと生きていてほしい」と思う人ばかりだからです

彼女は、医師が告げた5年目に亡くなりました

そんなとこまで、きちんと守らなくてもいいやん・・・

がん患者さんや体験者の人と話していて感じるのは、違和感のない人と違和感のある人。
どんなにいい顔をしていても、どんなにいい話をしていても、何か話に違和感を感じる人がいます

そういう人はどこかで自分を裏切っている人のように思います
そして、そういう人は他の人も裏切ります

自分の死がわかっていても、最期の瞬間まで誠実な人もいる

私は、彼女のようになりたい

本当に楽しい時間でした。ありがとう。



  
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  • 2015年06月21日 Posted by すもも at 00:21Comments(0)ピアサポーター