インフォームドコンセントのための図説シリーズ

すもも

2011年03月04日 00:00

インフォームドコンセントのための図説シリーズ『卵巣がん』



<内容・content>
がんの中でも特に種類が多く、複雑な卵巣がんを主なものに絞って解説。“サイレントキラー”とすら呼ばれる無症状な卵巣がんの検査、治療、再発治療を一流の執筆陣がわかりやすく論述。患者さんをはじめ、卵巣がんの治療に携わる医療者にお薦めの1冊!

<目次・table of contents>
1.卵巣の構造と機能
2.卵巣腫瘍の分類
3.卵巣がんの疫学と病因
4.卵巣がんの進行期分類
5.卵巣がんの臨床症状と所見
6.卵巣がんの検査
7.上皮性卵巣がんの初回治療
8.上皮性卵巣がんの再発治療
9.上皮性卵巣がんに対する新しい薬剤
10.上皮性境界悪性腫瘍に対する治療
11.胚細胞腫瘍
12.卵巣がんの初回治療後のフォローアップ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この本を本屋さんで見つけた時には、『こんなにわかりやすい本があるんだ!』とかなりの衝撃でした
ただ、この本を見つけた場所が病院の前の本屋さんだったので
普通の本屋では扱っていないのかな?って思いましたが
私の病院のHPに『インフォームドコンセントのための図説シリーズ卵巣がん』ができました
と書かれていたので一般の本屋さんでも手に入るようです

「インフォームドコンセントのための図説シリーズ」は、ざっと書き出しても下記のように
沢山のものが出版されています

私も欲しいと思いましたが、1冊5000円前後もするものを買うのはためらわれました

・骨粗鬆症
・透析療法
・腎がん
・慢性腎臓病
・悪性リンパ腫
・乳がん薬物療法
・膵がん
・糖尿病のフットケア
・糖尿病
・不妊症
・不育症・肝がん
・抗悪性腫瘍薬 分子標的治療薬
・大腸がん
・肺がん
・胃がん
・眼科
・白血病
・卵巣がん
・アトピー性皮膚炎
・前立腺がん
・がん性疼痛
・大腸癌―抗悪性腫瘍薬
・がん薬物療法における支持療法
・造血幹細胞移植
・膠原病〈1〉全身性エリテマトーデス
・膠原病〈2〉全身性強皮症
・膠原病〈3〉その他の膠原病
・消化器科
・喘息
・先端巨大症
・過活動膀胱
・ホルモン補充療法
・心臓ペースメーカー・植込み型除細動器
・腰部脊柱管狭窄症
・関節リウマチ 薬剤追補版
・抗悪性腫瘍薬 肺がん

この本を見て感じたのは、医師であっても説明が上手な医師もいれば下手な医師もいます
そして、忙しい診察の中で説明を忘れていることもあるような気がします
幸い、私は現在の医師に対して説明不足だなという印象を受けたことはありませんが
都内の病院に通っていたときには、何度も何度もそう感じました

少し、年齢の高い医師だったせいもあるのかもしれませんが「自分のいう事に文句があるか」的な説明でした

医師の能力は同じではないと思います
たとえ手術は上手でも説明が悪いから・・・なんて事で不安な気持ちになってしまうのはお互いにもったいないと思います

こういう本を使って医師がきちんと説明してくれるといいなって思いました
医師が自分の不得手な部分を理解して、この本を使ってくれれば患者も納得できると思います
「こんなものなくても説明できる」ではなく、患者にとってわかりやすいを優先してくれればなって思います
また、この本が相談室にあるともっといいかな。と思います

この本の内容や図を掲載する事はできませんが(資料がないので)気になった方は
医療ジャーナル社でインフォームドコンセントのための図説シリーズ と検索してみてください

そして、全てのがん種や病気にこの本ができるといいなって思います

関連記事