やんごとなき姫君たちのトイレ 桐生操著
どんなに気高く、美しいお姫さまにも、なくてはならいもの―その名は“トイレ”。
ふだんは薄絹のベールに包まれていた、やんごとなき姫君たちの秘められた私生活。
貴婦人たちが使ったトイレからお風呂、化粧法やランジェリー、夜の過ごし方など、
華麗なるひとびとの私生活にまつわる奇想天外なエピソードを軽やかに綴った、西洋かわや物語。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とても有名な話として、ベルサイユ宮殿にトイレは無かった・・・と言われています
が、実は、あるにはあったけれど人の数よりトイレの数があまりにも少なかったので
みんな庭で済ましていた。のが、本当のようです
そして、庭でトイレをしないようにと書かれたものを「立て札」として立てたそうです
その「注意札」の事を「エチケット」と呼んでいたそうです
携帯用の尿瓶を使っていたり、椅子の形の「おまる」のようなものが部屋にあったり
トイレってやっぱり大切ですね
また、世界遺産の姫路城にもトイレがあります
トイレは人の暮らしに無くてはならないもの。なのですが、不思議なもので
トイレと聞くと「話しにくいもの」というイメージがあります
この本の中では、西洋の色々なトイレ事情もありますが、
それ以外にもお風呂事情なども書かれていて面白いと思いました
日本人がどれくらいの間隔でお風呂に入っていたのかはわかりませんが
西洋人のお風呂事情は、今の私たちの生活からは想像もできないくらいに不潔だったそうです
月に1回~2回はいればいいくらい。その為に、匂いを消すために香水を使っていたと書かれていました
日本人の8割は「カサカサ耳垢」で、体臭がないと言われています
これは突然変異らしくて、面白いものだと思いましたが日本人のお風呂好きと関係しているのかもしれませんね