ジョブズ氏、アップルCEOを退任 取締役会会長に

すもも

2011年08月26日 00:00



米アップルは24日、病気療養中のスティーブ・ジョブズ氏(56)が最高経営責任者(CEO)を退任し、取締役会会長になったと発表した。事実上、経営の第一線を退くことになる。

任にはティム・クック最高執行責任者(COO、50)が就いた。ジョブズ氏は今年1月に療養に入り、日常業務はクック氏が担ってきた。ジョブズ氏は社員らに宛てた24日付の手紙で「CEOとしての職務や期待に沿えなくなった場合、すぐに伝えると言ってきた。残念ながらその日が来た」と記した。

ジョブズ氏はアップルコンピュータ(現アップル)を1976年に友人らと創業。いったんアップルを離れたあと97年に暫定CEO、2000年に正式なCEOとなった。

パソコン「iMac(アイマック)」、携帯デジタルプレーヤー「iPod(アイポッド)」、携帯電話「iPhone(アイフォーン)」、タブレット端末「iPad(アイパッド)」などをヒットさせ、アップルは急成長。今年4~6月期は売上高、純利益が過去最高となり、今月には米石油大手エクソンモービルを抜いて、時価総額が米企業首位となった。

ジョブズ氏は製品のデザインや使い勝手まで厳しくチェック。社内や利用者の間でカリスマ的な存在になっていた。CEO退任が伝えられた後、アップルの株価は24日の時間外取引で一時、同日終値比で7%近く下落した。(ニューヨーク=山川一基)

朝日新聞:http://www.asahi.com/business/update/0825/TKY201108250109.html?ref=reca

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誰も死にたいと思っている人はいません。天国に行きたくても、そこに行くために死にたい人はいません。それでいて、死は誰もが向かう終着点なのです。かつて死を逃れられた人はいない。それはそうあるべきだから。なぜなら「死」は「生」による唯一で最高の発明品だから。「死」は「生」のチェンジエージェントだから。つまり古いものが消え去り、新しいものに道を開ける働きです。いまの時点で、新しいものとは、君たちのことです。でもいつかは、君たちもだんだんと古くなり、消え去るのです。あまりにドラマチックな表現なのですが、それが真実なのです。

君たちが持つ時間は限られている。人の人生に自分の時間を費やすことはありません。誰かが考えた結果に従って生きる必要もないのです。自分の内なる声が雑音に打ち消されないことです。そして、最も重要なことは自分自身の心と直感に素直に従い、勇気を持って行動することです。心や直感というのは、君たちが本当に望んでいる姿を知っているのです。だから、それ以外のことは、全て二の次でも構わないのです。

『スタンフォード大学2005年卒業式で行われた伝説のスピーチ』より

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