微小がん、スプレーで蛍光

すもも

2011年11月24日 12:00

微小がん、スプレーで蛍光=内視鏡手術の成功率向上期待―東大と米国立研が試薬開発
時事通信 11月24日(木)4時4分配信

がんの外科手術の際、スプレーすると数分後に微小ながんが緑色の蛍光を発し、見分けられる試薬を開発したと、東大大学院医学系研究科の浦野泰照教授や米国立がん研究所の小林久隆主任研究員らが23日付の米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに発表した。内視鏡などを使ってがんを切除する際、取り残しを防ぐことができ、手術の成功率が高まると期待される。
 研究チームは、正常な細胞には少ないが、がん細胞には非常に多い物質を探し出し、この物質にだけ蛍光試薬を結合させて光らせる方法を考案。健康診断の際、アルコール性肝障害などの指標として利用される「ガンマGTP」によく似た酵素「GGT」を見つけた。
 GGTは、肺や肝臓、乳、卵巣などさまざまながん細胞の細胞膜上に多く存在し、がん細胞のエネルギー生産に必要な「グルタチオン」を外部から取り込む役割を果たしている。研究チームは、GGTに結合すると、蛍光物質を生成し、がん細胞内に蓄積される試薬「gGlu―HMRG」を開発した。

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立川談志さんが喉頭がんで亡くなられました。
私は関西なので、談志さんの落語はほとんど見たことがありませんが
落語家さんらしい人生を送られた方だなと思いました
1997年に食道がん、そして、咽頭がん。
何度かの再発を繰り返しているようなので、再発・転移がんだったのでしょうか?

『がん治療は最初の治療が肝心』と、私が治療を受ける時に体験者の友人から言われた言葉です
最初にきちんとした治療をしておくと、再発・転移の確立がぐっと下がるそうです

談志さんが最初に手術を受けた頃よりも、現在では食道がんも見つかりやすくなっているそうです
そして患者さんは、大変な手術をしていたそうですが、段々と早期で見つかるようになると
内視鏡手術もできたりと比較的体に負担のないようになっているそうです

『微小がん、スプレーで蛍光』というのは、すごい事だと思います
私自身、微小浸潤がんということでお腹の中に取りこぼしのがんがあるかも知れないということで
追加の放射線治療を受けているので、もし手術だけでがんが取り除けていればと思います

がん治療の進化は、目覚しいものがあります
できるだけ患者の負担にならないものを望みます

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