再発がんのメカニズムを解明へ

すもも

2012年04月19日 00:00

再発がんのメカニズムを解明へ

放射線治療後にがんが再発するメカニズムの一端が解明された。

がんは、がん細胞の周囲の血管から酸素の供給を受けることで増殖する。がんが放射線治療後も死なずに再び増殖してしまうのは、血管から少し離れた低酸素環境でも生存できる特定のがん細胞が原因であると断定された。

この特殊な がん細胞は、血管の周囲のがん細胞が放射線で死滅すると、遺伝子が活性化することで血管の方向へ移動することが観察されたのだ。実験では、治療前のがんには17%しか存在しなかった特定がん細胞が、がんの再発時には60%にまで増えていた。この特定がん細胞を阻害剤で移動抑止すると がんは再発しなかったのである。

将来的な新治療法として、この「低酸素がん細胞」に放射線を集中照射する方法などが検討されており、がん再発の防止は実現にまた一歩近づいた。

がん再発メカニズムは、京都大大学院の原田浩講師らの研究グループが解明し、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された。

癌(がん)治療の最新情報:http://blog.kougan.info/

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私のがんは、局所的に再発した場合は、手術で切ることができますが
全身へ転移したがんの場合は抗がん剤治療では難しいというのを聞きます

抗がん剤の効果は100%ではないし・・・ね

先日、肛門から大量に出血しました
「ああ、この日が来たのかな・・・(腸への転移)」と思った
でも、ふと「これって放射線治療の時と同じやん」と思った

治療中に腹部だけに照射するとは言っても、腸への照射は避けられません
その時に腸壁が火傷のようになってしまうのと、あまりに回数の多い下痢で直腸に傷が付くらしいです

治療中にはかなりのつらさなので「重カマ」という便を柔らかくするための薬と、浣腸の形をしたステロイド剤を処方してもらいました

今回もそれを思い出して、できるだけ沢山の水分と一緒に「重カマ」を飲みました

すると、出血は止まりました

放射線治療は、そんなに優しいものではないと思います

でも、手術と併用することで治療効果があがります

がんは再発・転移すると難しいと言われています
再発のメカニズムが解明される事で、もっと治療効果があがるといいなと思います

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