カラー中級の課題~絵の模写~

すもも

2012年07月02日 00:00

歌川国芳の「金魚づくし」猫が金魚を狙ってます



こちらは手ぬぐいを使って作った作品です





ここのところ会社から帰ってくると、こつこつとカラーの課題の絵の模写をしていました

私が選んだ1枚は歌川国芳の『金魚づくし』です

国芳は好きなんだけれど、模写をする時に鯨で有名な『宮本武蔵』か『金魚づくし』にするかで悩みました
その時に「やっぱり、金魚かな」って思って、こちらを選んでいました

国芳を好きな理由は、彼が『戦う人』だったからだと思います
彼は、権力や自分の作品を買ってくれる民衆も、そして自分とも戦っていた気がします
でも、決して正面から戦いを挑むのではなく、鳥獣戯画にしてみたり「おおっ!」と驚かしてみたりと
色々な試行錯誤をしているところが好きです

発表の時に実際に書いてみた感想を聞かれて「自分は金魚を狙っている猫でも、戦う金魚でもなく、それを楽しんで見ているめだかになりたい」と思ったと言いました

でも、実際はきっと私は棒を持って立っている『戦う金魚』なのかもなって思っています

病院でも母との関係でも、今の会社での状態でもそうなのかもしれないって思います

極力厄介ごとには、巻き込まれたくないと思っているはずなのに、いつの間にか「渦中の人」になっていたりします。そんな時は仕事や病気でなければ、逃げちゃうんだろうな~~と思う・・・
面倒なことが嫌いで、16年も付き合った彼とも結局は、文句の1つも言わないままで終わってしまった私でした・・・
なのに、他のところで巻き込まれているなんて・・・

そんな時はあ~~あ、めんどくさいな~~って思ってます

この1枚はそんな私を表していたのかもって思いました

人が無意識で行っている行為であっても、意味があったりします

また、月曜日から戦いの場に行くのか・・・と、ちょっと憂鬱な気持ちにもなりますが、まあ、それも自分への試練だと思って頑張ってみます

バックの写真は、『金魚づくし』の手ぬぐいを使って作ったものです
お気に入りの作品でした。この子は、無事にお嫁に行きました

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