好きな手

すもも

2012年07月16日 00:00



少し前から悩んでいたことがあって、それが「好きな手」でした

私は、ちょっとごっついめの手で親指の下のところが「ぷくっ」とした手が好きです
そして、そこを「むにゅむにゅ」すると気持ちいい~~のでそういう手の男性が好きです

高校の同級生が理想の男性の事を言った時に「自分よりも大きな手の男性がいい」と言っていて
彼女は、ピアノをしていたせいもあって自分の大きな手がコンプレックスだったらしくて
「もし、結婚する時に結婚指輪のサイズが旦那よりも私のほうが大きかったら嫌やん~~」と言っていました

私も男性の手にこだわりはあるけれど、でも私のは彼女とはちょっと違うかも?って思っていた
もう何年も悩んでいたけれど、ずっとその理由はわかっていなかった私でした
そしたら、急に電車の中で「あっ、そっか~~」と思う事があった
綺麗な女性的な手の男性だと「ファイト~~、一発」となった時に助けてくれそうにないんやわって
細い指先を差し出されても、その手にすがっても「スルっ」って抜けそうな気がした
そっか~~、これやったんかもって思った

昔々にすごく好きな彼がいて、何もかもが理想に思えた彼の中で唯一苦手なものが「女性のように綺麗な手」で、その手でギターを弾く姿は惚れ惚れするくらいに恰好よかったけれど、なんだか少し違う気がした

以前、別の友達が「触られるから綺麗な指の男性がいい」というのを聞いて、そういう考え方もあるんやって思ったけれど、私は何かが違うと思った。でも、ずっとそれが何かわかっていなかった

それが「ファイト、一発」だったとは・・・
そういえば、私が好きな俳優さんの西村和彦さんも「ファイト、一発」に出てたわと思った
体が大柄な人でなくても、そういう手を持っている人がいいなって思う

「好きな手」に悩んでいた理由は、ちょっといいなと思っていた男性がいたけれど、彼の手は私よりも可愛らしい手で、その手を見た時に少し残念と思ってしまった。そして、何でその手じゃないって思うんだろう?って思った

その謎が、ちょっとわかる事がありました

今日は、カラーセラピーの授業でその時に「象徴性・シンボル化」を書いてみました
テーマは「誕生」と「死」、「愛」と「別れ」、「男性性」と「女性性」の6つ。

この中で一番悩んだのが「男性性」と「女性性」でした

「男性」と「女性」と言われると、すぐに浮かんだ気がしますが、そこに「男性性」「女性性」という
「性」という言葉が入ることで何だか意味合いが違ってくる気がしました

授業の中で「男性性」のところで「大きな木」を書いていた人がいました
その時に「大きな木」は男性の象徴として描かれることが多いというのと、彼女のイメージを聞いて
うんうん、なんかわかる~~と思った
そして、木のイメージが「頼もしい」や「よりどころ」だったりするのも納得って思った

これを書いてみて、私にとっての「男性性」って「手」だったんだって思いました
私は手を描く時に「肌色」ではなくて、わざと「茶色」を使いました
「肌色」って、ちょっと弱い気がしました。それなら茶色のほうが「しっくり」する気がしました
それも「よりどころ」のイメージが「茶色」と聞いて、納得~~
無意識ではあるけれど、何かを感じているのかもって・・・思いました

最後まで悩んで書いた「女性性」で、私は「土偶」を書きました
う~~~ん、う~~~ん、と悩んで悩んでの「土偶」です

これが「女性」だったら、マリア様のようなイメージだったり、スカートだったりします
あと宝石なんかも「女性」というイメージがある
でも「女性性」と言われると、何かそれらみんながちょっと違和感があった
「性」という言葉がつくだけで何かが違ってくるのだから、不思議だなって思った

縄文土器を見ると「生命力」の強さを感じます
土偶もそういうイメージだと思います
土偶が表現している女性は、子どもを生んで育てて、そして上半身裸で畑仕事をしているイメージです。ただ、そういう人はマリア様のように白い肌ではなくて、真っ黒に日焼けした女性かなって思った

カラーにはみんなが同じように感じる「分母色彩」と、その人独自の「分子色彩」というものがあって、それと同じで、みんなが同じように感じる「分母象徴」というものがあって、その人独自の「分子象徴」があるそうです
私の「土偶」は、分子?と思ったけれどクラスの人に聞くと「うんうん、わかる」といってくれました

縄文時代好きの私だから選んだモチーフではあるけれど、受けるイメージは同じというのがいいなと思いました

関連記事