更年期障害?

すもも

2012年09月25日 00:00

子宮体がんや子宮頸がんや卵巣がんに乳がんといった女性特有のがんになると
(乳がんは、男性もなりますが)子宮を取ったり乳房を取ってしまったりします

卵巣を取ってしまうと「卵巣欠落症」という更年期によく似た症状がでます
また乳がんの人は、女性ホルモンを抑えてしまうので、やはり同じような症状がでてきます

現在、子宮頸がんではできるだけ卵巣を残しておくようにしています
その時に、放射線治療を受ける可能性のある人は照射で卵巣の機能がなくならないように
「卵巣吊り上げ式」にしておく方法もあります

でも、やっぱり年齢が高くなると普通に更年期になります

「更年期かも?」と感じたら、やってみてください

クッパーマン指数:更年期障害を他覚的に表す
強い:3、中:2、弱い:1、なし:0で採点します

1:顔が熱くなる
2:汗をかきやすい
3:腰や手足が冷える
4:息切れがする
5:手足がしびれる
6:手・足の感覚が鈍い
7:夜がなかなか寝付けない
8:夜眠ってもすぐ眼をさます
9:興奮しやすい
10:神経質である
11:つまらないことでくよくよする
12:憂鬱になることが多い
13:めまいや吐き気がある
14:疲れやすい
15:肩こり・腰痛・手足の節々の痛みがある
16:頭が痛い
17:心臓の動機がある
18:皮膚をアリがはうような感じ

足し算の合計:35以上(重症)、21~34(中等症)、16~20(軽症)

◆卵巣欠落症
卵巣摘出の手術後に見られます。卵巣からのホルモンが出なくなるのが原因で起こりますが、症状は更年期障害とよく似ています。のぼせ、ほてり、肩こりなどといった自律神経失調症のような症状、それが進むと、イライラや不眠、不安、うつなどの精神神経症状、そしてさらに時間がたつと動脈硬化や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)のリスクが高くなります。 なお、この卵巣欠落症は、放射線療法でも起こります。子宮頸(けい)がんの治療で放射線療法を行うとき、卵巣が放射線のかかる場所にあると、その影響で卵巣の機能がなくなってしまうからです。

◆乳がんのホルモン療法
女性ホルモンの刺激によってがんが増殖するタイプの乳がんで行われる治療法。乳がんの手術後に、女性ホルモンの分泌や働きを抑える薬を投与してがんの増殖を防ぎます。

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