ただいま~リプロ外来~
13」・14日と仙台に行って来ました
いろんなことを書きたいけれど、今日はずっと気になっていた
『リプロ外来』について書いておきます
うちの病院の外来でかなりの先生の名前があるのが「リプロ外来」です
ずっと何やろ??と思っていたけれど、家に帰るとすっかり忘れている私は
自分のパソコンにメールしておきました
2006年の記事ですが、なかなか知らないんじゃないのかな?と思ったので
リプロ外来についての聖路加病院の記事を見つけたので貼り付けておきます
生殖にかかわるがんは、どうしても子どもを産んでいる人と産んでいない人で
かなり考え方が変化すると思います。子どもを産んでいない人が告知をされると
産んでいる人とは違う悩みが増えてきます。それは女性のがんでも男性のがんでも同じです
告知をされた時に、リプロ外来を知っているだけで、病院を選ぶ選択肢にもなるように思います
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癌患者の生殖機能温存目指す専門外来
聖路加国際病院が「リプロ外来」を開設
聖路加国際病院(東京都中央区)は2006年4月から、生殖機能や性機能の温存を希望する癌患者を対象に「癌治療者のためのリプロダクション外来」(リプロ外来)を設けた。
白血病や乳癌などでは、患者が若く将来的に挙児を希望する場合も少なくないが、化学療法や放射線治療の影響で性腺(卵巣、精巣)機能が障害されたり、結果として不妊になることがある。あらかじめ精子などを凍結保存したり、放射線の照射範囲から性腺を遮蔽するなどの方法で、癌の治療後に妊娠、出産に成功するケースが報告されているが、わが国ではこうした対策が講じられることは少ない。
リプロ外来ではこうした患者を対象に、生殖機能や性機能の温存に関する相談を受け付けるほか、精子、受精卵、未受精卵、および卵巣の凍結保存にも応じる。
外来開設記念講演会では、全国骨髄バンク推進連絡協議会会長の大谷貴子氏が講演。白血病の治療のため不妊となった自らの経験を踏まえ、「命が助かったのだから(子供は)いいでしょう、と言われて傷つく患者もいる。生殖機能を温存する可能性について、医療従事者は積極的に情報を発信してほしい」と訴えた。
同院産婦人科部長の佐藤孝道氏は
「癌治療の進歩により長期に生存する患者が増えているが、生殖機能の温存についての配慮はまだまだ不十分。できれば癌治療を開始する前に、生殖機能の温存の可能性について、気軽に外来を受診してほしい」と話す。
癌患者の生殖機能の温存については、米国臨床腫瘍学会(ASCO)が2006年5月に「癌患者における生殖機能温存に関するリコメンデーション」を発表するなど、世界的に関心が高まっている。
2006/6/20
北澤 京子=日経メディカル編集委員
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