入院中にあって便利なもの
来週、友達のお母さんが入院することになって私なりに『便利だったもの』を考えてみました
あんまり考えないものとしては『湯たんぽ』とか『おばちゃんズロース』なんかもあるけれど、ふと思い出したのが『目覚まし時計』でした
同室にお年寄りがいると朝が早いので、起きるのに目覚ましはいらないのですが、お風呂の時間だったり放射線の照射の時間だったりと思ったよりも分刻みで動いていました
でも、目覚ましの一番の理由は夜でも見えるから・・・でした
夜、痛みがでてくると『早く朝にならないかな・・・』って考えました
そんな時に「今は何時?」と思って腕時計を見ても夜中だと見えないし、目覚ましなら時間が蛍光なのでよく見えます。「あと少しで看護婦さんの来る時間やわ」と寝たふりする事もあったし、仲のいい看護婦さんの時は、起きていて話をしてみたりしました
夜は色んなことを考えてしまいます・・・
まるでこの痛みが一生続くような気がしたりすることもあったりします
そして、この世界に自分だけしかいないんじゃないのかな・・・って不安になったりしました
そんな時に時計の針が動いているのを見ると、なんだかほっとしました
私の目覚まし時計は退院する時に同室の卵巣がんのお姉さんにあげました
偶然、外来で一緒になった時に『頂いた目覚ましは次の患者さんにあげたの』と教えてくれました
もしかして、今でも『753室(なごみ部屋)』にあるかも
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