9月が来ました。
私にとって人生最大の試練の時が来ました・・・(多分)
9月から名古屋のNPO法人ミーネットが主催する『第6回ピアサポーター養成講座』に通います
東京から仙台まで通っていた私としては名古屋までだから大丈夫と思っていはいますが・・・
何にせよ、お金はかかるし・・・朝10時から夕方4時まで、びっちりと授業があります
それを月2~3回受ける事になります
これを受けるには金銭的(交通費)にも体力的にも、その他もろもろを考えに考えて、結局丸2年すぎてやっと3年目に結論を出しました。受講料(テキスト代こみ)は3万円なので高くはないです。
今回、このピアサポーター講座に申し込んだ理由は、1言でいえば「がん体験者の私の原点」だと思ったからです
3月にカラーセラピーの資格を取ってから考えたのは「私がもしも10年過ぎて今の自分でいられるかどうか?」でした。今の気持ちを変わらずに持ち続けることができるのだろうか?と思った。そしたら、今まで自分が勉強したことの総決算のように本を読んで資料を探していました。
その中で感じたのは、私が先生に教えてもらっていたのが本当に基本に忠実なものなのだと思いました
基本をきちんとわかった上で、自分のオリジナルを入れて考えて教えていく。
そこには、きちんとした理念があると思いました。
それを思うと果たして私の基本は理念はどうなのだろう?と思った。
そして、カラーセラピーもそうだけれど、そもそも私の原点は『がん患者』なのではないかと思った
そして、私はもう「がん患者」じゃない時の私には戻れないんだと思った
それを考えた時に、真っ先に浮かんだのがミーネットさんで見た「ピアサポーターの方々」の活動でした
自分の体験を元に、本当に一生懸命に患者さんの声に心を向けている姿勢。すごいなって思った
それはがん種の垣根なく、男性が女性のがんであっても違和感なく話せるなどすごいなって思いました
今の患者会の基本は「がん種別」です。その中で「がん種」を超えた活動をしているにはある意味、花井さん(ミーネット代表)が、がん体験者ではないからなのかな?って思います。でも、だからいいのだと私は思っています。(この事に意義を言っている患者の方も沢山いるようですが)私は大変な活動なんかは、元気な人がやってくれるのが一番なんだと思う。患者がやるのは体力的に問題があったりするので、やはり大変だと思います。
そして、がんの悩みはひとそれぞれ。でも、基本は同じように思います。
ミーネットのピアサポーター活動では、例えば手術で乳房をなくしてしまったや子宮をなくしてしまったなどの女性独特の悩みや前立腺や精巣がんなどの男性独自のがんの悩みは、また対応してもらうことができます。必要な時には「がん種別の対応」がしてもらえます。
私が最近感じている「がん種別」でないとわからないという考え方の違和感があります。
そしたら、絶対数の多い「胃がん」や「大腸がん」に「乳がん」といった患者さんはいいと思います。
でも、それ以外で人数の少ない希少ながんの患者さんは誰とも悩みを分かち合えないということになってしまいます。それって変じゃない?って思う。がん患者の中には何か変なのっていうのが変って思っていない不思議な状況が沢山あるように感じます。そして、それを感じるには、がん体験者でないほうがいいのかもしれないとも思います。
これから、約1年をかけて名古屋に通います。
きっと体力的にも金銭的にも人間関係などでも色んなことが起きると思います
新しいことが始まると、いいことばっかりではないこともありますが、がんばってみます
NPO法人ミーネット:
http://me-net.org/
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以前、東京の団体で高い金額でネット配信だけの勉強でがんの専門知識を得ようと勉強しましたが、主催していたところには申しわけないですが、受けた感想はどぶにお金を捨てましたとしか言えません。
ネット配信しているだけでテキストもなければ(ネット配信される画面を自分で印刷してください。ということでしたが恐ろしく枚数があった)疑問に思ったことがあっても、サポートすらないし、高い金額(多分、26万円だったような?)を払った自分自身の愚かさを痛感しました。そして、これを金儲け以外でどういう意味で主催しているんだろう?と受講後に疑問に思ったのですが、ある方に聞いたところではこの講座は病院関係者などが病院の補助金などで受けている場合が多いから、そういうことができないがん患者さんが自分で受けるとしたら、ただ高いだけで使える場もないし勿体無いよ。と言われましたが、今ではその言葉を実感しています。
ただ、乳がんだけはなぜか優遇?されていて、乳がん体験者には特別の資格があって、それを持っている人は有資格者として活動しているようですが・・・でも、他のがん種の人はなぜか他の全てのがんまで勉強しなくては資格が取れないなど、考えればめちゃくちゃな設定(資格を取る難しさが格段に違う)になっています。でも、確かにこの資格を持っている人もいるようなので、取れなかった(取る気にならなかった)私のひがみのようですが・・・
でも、こういう資格をがん患者の人が取るには本当に考えて欲しいと思います。いくらがんの知識が欲しいと思っていてもそれだけ高額な金額を払って資格を取ったからといっても活動する場がないような状態では、何の意味もないです
当たりまえのことなのに、私のようなお金を払って受け初めてから思ったというドンくさい人間もいるので気をつけてもらいたいと思います。お金を振り込んでしまってからでは、もう遅いです・・・
これからピアサポーターの活動の場は広がっていくと思いますが、どういう内容で受講後にどういった活動の場があるかがきちんと明記されているような団体を選んでください。