院内サポート実習

すもも

2014年02月22日 00:00

先日、ピアサポーター養成講座で2日間の院内サポートを行いました

といっても、まだまだなので今回は、先輩のピアサポーターさんの女性と男性の方にくっついていました

私は、不思議と最初の頃からこの2人の方に関わることが多いように思います

女性と男性ということもあるし、またタイプの違う2人だけれど、それがとても参考になります

今回、1日目は女性のピアサポーターさんにくっついていましたが、その時に私がずっと疑問に感じていた「褒めること」について実際に体験することができたので嬉しかったです

がん患者は、一生懸命に頑張ってます。
でも、がんになったことを責められるような発言があったり(なんでもっと早く検査に行かなかったの)とか、治療に弱音をはくと「がんばって」とか「治すためでしょ」と言われたり・・・でも、つらいことはつらいし、弱音だってはきたくない。
そんなことは患者が一番わかってる・・・

そんな中で「褒めてもらえること」ってほとんどありません

がんばって当たり前。つらくて当たり前。

今回のピアサポーターの方は、講座の中でも褒めることで相談者がとても喜ばれたという話をされていました

でも、私はその方の実際の相談風景を見ていなかったし、どうやってこの言葉が出てきたんだろう?とずっと悩んでいました。実際に本人にも確認したりもしました。

それが百聞は一見にしかず。

そっか~~~いつも、こうやって褒めてるんだ~~~と目からウロコ。でした

がん体験は、いいことよりも悪いことばかりが目に付きます。でも、そんな中からも相談者の話の中に「良いところ」を見つけて、とても自然に褒められている姿が印象的でした

これって、この方の性格なんだなって改めて感じました

そして、自分はこんなにはできないけれど、こういう風にならできるかな?と2日目の院内サポートでは、相談者の方に対して「いい先生に出会えてよかったですね」と声掛けをしました。

今回、隣に座っていて考えたのは「自分ならどう声を掛けるかな?」ということでした

できないことは沢山あります。まだまだ完璧じゃないのもわかります

でも、そんな中で「自分はどんなサポーターになりたいか」を考えていました

2日目についていたピアサポーターの方が「自分らしく、無理をせず」と言われていて私もそうしようと思っています。


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