たからもの

すもも

2013年11月12日 00:00

今回は、一宮市立病院で乳がんの「遺伝性乳がん」と「乳がんの治療についてのQA」の講演会への参加でした。

その後で、ファシリテータのピアさん1人とピアサポーター養成講座の私たち(書記と発表)と患者さんとが話し合うというのを1グループに2人1組で担当しました。

私はその中では1番大変な「がんを再発した患者さんのグループへの参加」でした。

正直、こんな「おっちょこちょいの私」が参加していいのだろうか・・・
何か失礼なことを言わないだろうか・・・と思っていました

そして、何よりもステージ1の私がステージ4の方の話をどう聞いていけばいいのだろうと思いました

みなさんの話を伺っていて、本当に大変な苦労をされているし、でも、本当にみなさんが一生懸命なのを聞いていて「なぜ、こんなにいい人たちが病気にならなあかんねん・・・」って、ずっと思って聞いていました。そして、ずっと頑張ってたんやけど、ファシリテータの方が自分の体験を話して、ある患者さんが障害のある孫を引き取って自分がみているんだけど、知り合いががんで亡くなった時に孫が「おばあちゃん、死なないで」と泣くんだと言って「大丈夫だから。あんたが20才になるまで、ちゃんと生きるから」と言ったのを聞いて、もう本当に号泣していました。

私たちの班はファシリテータさん以外、全員が泣いてて、1番泣いてた私は帰りには、ひどい顔になってました。一緒に参加していた薬剤師さんまでもが号泣でした…。

もう、発表の時にも泣きすぎて頭が痛くなっていた私は、何を言っているのかもわからないし(そもそも泣きすぎてまとめる時間もなかった)きちんと言えたのだろうか?って思っていましたが、帰りにお隣りの女性が私に小さな声で「今日、参加してよかった。私はこの班でよかった」と言ってくれました。

私が最後に1言いわせてくださいといって、お礼と「私は、私の隣りのベッドだった人が『子供のために1日でも長く生きていたい』と言うのを聞いて、芸能人じゃない普通の人の言葉を伝えたいと思って、ブログを書き始めました。そして、ピアサポーターになるために三鷹から通ってます」と言ったら、みんなが「頑張ってね!」と励ましてくれました。

いつも思うのは、人ってとっても強いということでした

どんなに自分が大変な状態であっても、他の人を励ましてくれる人に私は沢山出会いました

それが私の財産だと思っています

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