治療中、一番の楽しみ?が食事です
でも、治療中は食事が苦痛になる場合もあります
私の前のベットの方は、不思議と抗がん剤治療をされている方が多かったです
食事が出てくると、辛そうに吐いたりされている方もいました
そして、匂いがどうしても駄目と言われている方がとても多かったです
抗がん剤治療をしていると、味覚障害が起きてしまうので今まで好きだったものでも
食べれなくなってしまう事もあるそうです
私の会社の同僚で「ご飯が全く駄目」という人がいました
その方は、抗がん剤治療の時に食べたご飯があまりにも不味くて吐いていたそうです
治療が終わってもどうしても、それを思い出してしまうのでご飯だけは食べれないと言っていました
あと、よく聞いたのが「煮物」のような醤油味のものが駄目と言われている方が多かったです
私が入院していた病院では、院内患者会があったのでそこで患者同士で話をしたりして
「今日は何食べた?」なんて話していました
私は、抗がん剤治療はなかったのですが、腹部への放射線治療で下痢がひどかったので
病院で出してもらう食事が食べれませんでした
照射すると必ず、ひどい下痢になるので食事時間をかなりずらしていました
1時からの照射だったので、12時に食事を取ると食べたものが全てでるまで終わらない。って感じになるのでせっかく食べた栄養がなくなってしまうので、照射後しばらくして下痢が終わってから食べていました
それが3時すぎ。
お腹はへるけど仕方がないや。って感じでした
その時の私のお気に入りは「ピザ」と「サンドウィッチ」に「ちくわパン」でした
看護師さんからは「消化が悪いのに!」と怒られてましたが、食べたいんだから仕方がない
その頃の私はもう、病院からの食事は朝1回だけにしていました
いつ、ご飯が食べれるかわからないんだから食事をきちんと出してもらっても冷めてしまうので
余計に食べたくなくなってしまうので、しょうがないかなって思ってました
病院は患者が言えば、食事を止めてくれます
色々な症状で、ご飯が食べれなくなる事があります
これを患者やサポートしている家族が考えるのはとても大変だと思います
財団法人がん研究振興財団が出している「食事に困った時のヒント-がん治療中の患者さんとご家族のために)「苦しい時の症状別Q&A」」というのがあります
ホームページからもダウンロードできるようになっていますので、参考にしてください
食事に困った時のヒント「苦しい時の症状別Q&A」:
http://www.fpcr.or.jp/publication/shokuji.html
これは、治療中だけでなく在宅になった時にも役に立ってくれると思います
内容としては。。。
・がん治療の後遺症及び副作用について
・苦しいときの症状別 質問と回答・解説
・苦しいときの症状別 料理集
参考資料
・経腸栄養剤一覧表
・口腔ケア
・食物繊維の多い食品
・がん治療後の生活注意
などが書かれています。参考にしてくださいね
食物繊維に関しては、最近は開腹手術をした人には極力食物繊維を多くとらないようにと
栄養指導しています
これは、腸閉塞のリスクが上がるからです
昔はなんでも「食物繊維を取ればいい」みたいなところがありましたが、それは元気な胃腸だからです
今は、退院時にきちんとした栄養指導が入ったりしますが、まだまだ全部の病院でされているようではないです
自分の知識だけで食事療法をしないで欲しいと思います
できればきちんと、栄養士の方の指導を受けて欲しいと思います
「がん患者には玄米菜食」と推奨されている方をよく見ますが私が病院で受けた指導とは違います
できるだけ、きちんとした食事指導をされている病院を!と思いますが、こればっかりは難しいですね
またの機会に、できるだけ詳しく紹介できればと思います