「会いにいくね」

すもも

2012年01月14日 00:00

去年の秋に、友人のだんなさんが大腸がんで亡くなりました

15年以上も前に胃がんにもなっていましたが、手術で再発もなく元気にしていましたが
おととしの年末に、大腸にがんが見つかり、もう全身への転移があって見つかった時には末期でした

医師から告げられた時間は6ヶ月でしたが、それよりも長く9ヶ月戦って亡くなりました

その方が亡くなるときに、私は不思議な夢を見ました
でも、はっきりとわからなくて、しかも何も聞かされていなかったので「まさか」というのもあって
「ただの夢」と思っていました

お葬式が終わって、初七日が過ぎたあたりに1本の間違い電話がかかってきました

きっと、誰にも迷惑をかけたくないという奥さんを励まして欲しくて、だんなさんが私の家に間違い電話を
かけてきたんだろうなと思った

ユングだったっけ?フロイト??
「偶然と思っているものにこそ、実は深層心理が隠されている」みたいなもんがあった気がする

その話を友達にメールしたら「もし、私が亡くなる時には教えに行くね」って返信がきました

「私が先なら、私が行くね」と送りました
「だめだめ、私のほうが先だよ」って返信。

普通に聞いたら「なんやその話」と思うかもしれない「ただのメール」です

でも、私たちは「がん体験者」です

いつ、その日が来てもおかしくないと知っているんだなって思った

ちゃんと「順番通りにいこうね」って

「当たり前の人生を当たり前に生きる」って、ありがたいことなんだなって思います

『キャンサーギフト』って言葉があります

「がんになったからわかったこと」って沢山あります

みんながみんないい事ばっかりじゃないけど、でも、どんな人生だってそれはそれで『贈り物』なんだと思う

がんばって生きていかなきゃね

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