相談の心理学: 身近な人のよき理解者・助言者となるために

すもも

2012年06月12日 00:00



相談の心理学: 身近な人のよき理解者・助言者となるために

職場や学校や家庭で、よき相談相手としての存在価値を高めるために。人を援助する仕事で、さらなる力を発揮するために。カウンセリング心理学を活かした考え方とスキルを紹介する。

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相談される側の心理

1:身近な人が側にいてくれるとうれしい

2:話を聴いてあげることは楽しい

3:聴いて、理解して、理解を伝えることに喜びがある

4:できたら、相談者の背中を押してあげたい

5:相談者に意見を言ってあげたい

6:相談者に役立つ適切な情報を言ってあげて自己有能感を感じたい

7:助けてあげたい。味方になってあげたい

相談助言者の心得10ヶ条

1:他人事にかかわることへの葛藤を自覚する

2:日常生活の関係と相談関係との区別

3:かけがえのない存在への敬意

4:相談者のよさへの注目と個性伸長への視点

5:ためらいを超えるべく働きかける

6:無理のない間接的な助言

7:モデルとしての相談助言者の姿

8:相談者の自己理解と自己変革の尊重

9:相談者の内なる相談相手を呼び起こす

10:人生の主人公としての相談者

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相談する人は、助けて欲しい、何とか自分のためになる方法を聞きたい。愚痴を聞いて欲しい。私のつらい気持ちをわかってほしい。というのはとってもわかります

でも、誰かれかまわずに相談している人を見ると「う~~ん、これってどうだろう?」と思います

そして、そういう人は必ずといって助言をしても「うん、でも」といってきます
もちろん助言を受けたからと言って、出来ないことはあると思います

ただ、何度も同じ相談をしているのに「うん、でも出来ない」の繰り返しだと
正直、カウンセラーでもない友人関係だとすると「もう、聞きたくないな・・・」と思います
「どうせ、いつもできないって言うんでしょ」とか「あの人は、いつも同じ話ばっかり・・・」と思う

友達だからこそ、気をつけて欲しいと思います
友達はカウンセラーとは違います。前向きな話を聞きたいものだと思います

そして、何を選択するのかも自分自身で決めれるものだと思います

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