3・11

すもも

2012年03月12日 00:00

真っ暗な避難所の中で、東京の友達と弟の電話が通じました

弟が『僕の誕生日が、お姉ちゃんの命日にならなくてよかった』と言った時に
「そっか、今日は弟の誕生日やったんや」と思い出した

あまりにも色々なことが一度に起きたから、普通のことを忘れていました

そして弟が「僕は神戸の時に被災して帰宅難民になったけど大丈夫やったから、お姉ちゃんも大丈夫やって」と言ってくれました
弟は神戸の時には炊き出しのボランティアをしながら、何とか帰ってきました

私と弟は8歳も離れているし、私が20歳の時には家を出ていたのでほとんどちゃんと話したことも姉妹喧嘩をしたこともなかった

でも、私の手術の付き添いの時にも不安な私をみて「ここの病院なら大丈夫やから、心配せんでええ」と言ってくれました

いつも少ない言葉で、励ましてくれた弟です

3・11というと、これからは毎年、東日本大震災を思い出すだろうと思う

それと同じように、弟の誕生日も思い出すんだなって思った

ちょっと複雑な誕生日です

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