私が『パンダのお尻』って言っていた婦長さんが入院中にいつも
『あなた、ブログ書きなさい!』って言ってくれました
「これからはあなたのように自分で治療や病院を選ぶ患者が増えていくから
その経験を書いて、配信しなさい」って、とくとくと言われました
でも、このブログを書き始めたのは退院後1年が過ぎたあたりでした
「書きたくない」というのが、本心でした
自分の身に起きたことを、もう1度追体験するみたいで嫌でした
だから、書きながら何度も何度も『どうしよう』って思いました
自分の体験を書くこと
そして、嫌だと思った事を思い出すことは、今でもやっぱりつらいです
『書くことの意味』って何なんやろ・・・って考えたことは何度もありました
そして、震災。
避難所にいた時に感じた、生きているという実感。
なのに帰ってきたら、またあの『なぜ私は生きているんだろう』っていう疑問です
『なぜ私は生きていて、生きたいと願っていた人が亡くなってしまったんだろう』
退院後に感じた気持ちでした
今日、いつものようにブログをチェックしました
最近は、滞りがちの私のブログです
そんな私のブログを『このブログで励まされています。有難うございます』と書いてくれていました
涙が出てきました
本当は私のほうが励まされているんだなって思いました
私が出会った人たちは、みんなそうでした
自分の命の限りが見えている人でさえ私に『よかったわね』って励ましてくれました
でもそのほとんどの人に私は返す言葉もなく、そして何も出来ませんでした
退院して、色んな人と話をして自分がただの小さな人間なんだって思いました
色んな患者会の人と話をしたし、すごい事をしている人も沢山います
でも、今の私には自分の身体と付き合っていくことや気持ちを保つ事で精一杯です
そんな私でも誰かの役に立っているんだって、嬉しくなりました
ゆみさん、ありがとう。本当に、ありがとう。
一緒にがんばりましょう