今、患者にとって一番必要なもの~アサーション~

すもも

2011年08月17日 00:00

アサーションというコミュニケーションスキルを習いました



といっても、まだまだですが・・・
今、患者さんにとって一番必要なスキルがこの『アサーション』だと思います

『がん患者学』といっても、何だろう?って考えてしまうと思います
そんな中で自分の感情を正確に伝えていくのは大切な事だと感じています

またまた言いますが私が告知をされて、うちの近所にある「がん拠点病院」に行って
その時に真っ先に医師に言われた言葉が『40過ぎたら子宮はいらないでしょ』でした
何度思い出しても、こればっかりは「驚愕の言葉」ですよね
ほんと、これほどまでに相手を無視した言葉ってないわな~って思います
そしてこれが「がん拠点病院」の中で患者さんを診ている「がん専門医」の言葉ってところが信じられませんでした

その時にものすごく冷静に『先生、この病院にも不妊外来に患者さんが沢山きているんでしょ。何て事を言うんですか!』って言いました
今考えたら、これもアサーションかしら?って思ったり。。。

この話、色んな患者さんに言いました
ほとんど全ての患者さんが『よく言った!偉い!』と褒めてくれました
みんなこれを言ったら先生にいじめられるんじゃないかしら。とか、ちゃんと治療してもらえないんじゃないのかしら?って思ったりしていえないって言ってました
ありえない話だけど、そう考えている患者さんが多いのも事実です

そして、医師にしたらこんな事は一瞬のことで取るに足らない言葉だと思います。
でも、患者にとっては一生残るんだという事を知っていて欲しいと思いました

ただ、患者にしてみたらまるで「弱り目に祟り目」だよね~って思います
こんなに心が弱っている時に言うか!って思います

そんな時に使えるのが『アサーション=自己主張』です

「私はこう思います」と伝える技術。
悲しい。つらい。でもいいと思います。それもきちんと伝えていいんだと思っています

色んな人が色んな言葉を投げかけてきます

それは、自分が元気な時は取るに足らない言葉かもしれません
でも、そんな言葉であっても病気の時には「許せない」って思ったり「涙が出てきたり」します

「いつもなら許せる自分」と「今は許せない自分」に戸惑うこともあると思います
だからといって、無理しなくてもいいんじゃないかな?と思ったりします

「今の私にはつらいの」って言えるようになるって大切な事だと思います

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