30年後の再発。。。

すもも

2011年12月30日 17:00



以前、働いていた職場の忘年会の時に、所長の奥さんが亡くなったと聞きました

私ががんになったと言った時に「うちの奥さんも30年くらい前に乳がんになったんだ」と教えてくれました
でも、まさか30年も経ってから再発・転移するなんて・・・と思った

私が入院している時に21年目の再発・転移という卵巣がんの方がいましたが
それ以上の年月を経てからの再発・転移という方は初めてでした

定年後、一緒に旅行にでも行こうと思っていた矢先の出来事でした

この病気の本当の意味での恐ろしさを見た気がします

だからこそ、毎日をちゃんと生きていこうと思いました

先日、ポジティブ心理学の講座を受けた時に性格分析で、私は「暗くて不幸な人が嫌い」だそうです
それはわかるなって思います
正確には自分の事を「暗くて不幸だと思っている人」が嫌なのだと思います

自分が病院で関わった人達は、ほとんどの人が明るかった
大変な時にでも相手を思いやれるような人が沢山いました

手術後、動けない私の代わりに他の患者さんが食べたものを運んでくれたり、色々な事をしてくれました
「申し訳ない」という私に先輩患者さんが「あなたが元気になったら、その時は次の人を助けてあげればいいのよ」と教えてくれました

ただ、不思議だったのは「がん患者」よりも「良性の病気」の患者さんのほうが、面倒な人が多かった気がします
がん患者さんは「手術ができるだけでもありがたい」「治療ができるだけでも」と考える人が多いけれど
良性の人は「なぜ手術なんかしなきゃいけないの」と考えるからだそうです

本当の意味で自分が幸せだと気がついていないんでしょうね

人は1人では生きていないのだと思います
自分が困っている時は「助けて」ということ
そしたらきっと、ちゃんと助けてくれる人が現れるものだと思っています

そのためには、自分自身も明るく生きていかなきゃって思います
暗くて不幸を背負って愚痴ばっかり言ってたら、どんなにいい人でも逃げたくなる

毎回毎回、つらい話ばっかり聞かされてたら会いたい気持ちもご飯を食べる気もしない

所長と一緒に仕事をしていた現場は、毎日毎日が本当に大変なところでした
でも、だからこそお隣の事務所の施工の人たちと月1回くらい飲み会をして発散していました
現場が終わって、みんながバラバラになってからも「飲みに行く?」と連絡しています

私ががんになったことも知っています
でも「元気になった?」くらいで、今までと変わらないで接してくれます
「それはそれでいいやん」くらいのものです

そして「それ以上」でも「それ以下」でもない
それが「心地いい関係」なのだと思う

ただ、昨日は失敗してしまった~~~
自分が降りる駅の5個も先の駅で目が覚めました

がーーーーーーーん Σ( ̄ロ ̄lll) って感じで、慌てて戻りのホームに行ったけれど
寒空の中で20分も待ってました

しもた・・・ ですが、まあ最終電車ではなかっただけでもよかった

これからは気をつけよう・・・・ほんとに、気をつけなきゃ・・・ね

今年の更新は、これが最後になります

色々な方からコメントいただくたびに私のようなつたない文章で、しかも文句は書くは
言いたい放題なブログに「励まされた」と言ってくれる方が多くて、本当に感謝しています

みなさん、よいお年を

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