昨日紹介した本の中に『ブラッドタイプ・ハラスメント』という言葉がありました
ブラッドタイプ(血液型もふくめた遺伝という意味でしょうか)
髪の毛の色や目の色、皮膚の色。そして、生まれた場所による差別をしてはならないという事です
日本に居ると、そんな事を身近に感じることがなかなかないけれど
血液型という最も身近なもので差別をしていると思います
よく聞く『A型の人は真面目だから』や『B型の人は自己中だから』
『O型はおおざっぱだから』『AB型は変人だから』という言葉があります
さも、それが当たり前であるかのように相手を決め付けていう言葉ですが
それって、血液型以外で言うでしょうか?
そして、その言葉の後ろにどんな言葉が続くのでしょうか?
「A型は真面目だから」の後には「好きなの」でしょうか?
そしたら「B型は自己中だから嫌いなのよ」ですか?
では、その血液型を取ったらどうでしょうか?
「真面目だから、好きなの」「自己中だから嫌いなのよ」
それって血液型でなくても当てはまる言葉なのではないでしょうか?
人をたった4つしかない血液型に当てはめて決め付けてしまうよりは
その人を見てあげたほうがいいような気がします
私は生まれてすぐに敗血症で血小板交換をしています
そのこともあって、うちの親戚は私よりも年上の人はみんなが血液型を検査しています
でも、私の家は父親のほうも母親のほうもわたしに血をくれるB型がいませんでした
唯一のB型だった母方のおじいちゃんは、酒もタバコもしていたので先生から『ダメ』と言われてしまいます
結局、産婦人科の看護婦さん達が赤ちゃんの私に血をくれました
そのせいもあって母親は私に『あんたはうちの家系とは違う子や』と言っていました
他はみんな真面目なA型ばかりだったので、うちの家系では異質な存在やということでした
でも、考えたら母がAB型だったから、占いからすれば一番の変人は母のはずですが・・・
それでも、私が変わり者だったそうです:父親と弟はA型です
そんな親戚の中で悲劇が?あります
うちの従姉妹は、生まれてから社会人になるまで自分はA型だと信じていました
従姉妹の家は、お父さんがA型、お母さんがO型で、上の姉がO型でした
で、従姉妹は「私はA型に決まっている」と言っていました
従姉妹は私が手術をした時には、まだ小さかったので親戚の中では唯一検査をしていない人でした
そんな従姉妹が職場で献血をすることになって、自分の血液型が「O型」という事を知ります
従姉妹が私に「私、これからどうやって生きていったらええんよ~~。今までずっとA型やと思ってたのに」と言って「私、O型になんてなれへん」と言いました
はあ????と思ったけれど、神経質な従姉妹のことだから「おおざっぱ」と言われるO型は許せなかったんだと思います
でも、そんなもんどうでもええやろ・・・・と思った私でしたが・・・
以前、第2次世界大戦時の日本で特攻隊の人に血液型を当てはめていたというのが書いてある本を読みました。責任感が強いA型なら、必ず特攻をやりとげてくれるだろうという考えだったそうです
でも、それは上手く行かなかったそうです
その後に採用されたのが、生まれた順だそうです
その中で特攻隊に向いているとされたのは、次男などの跡継ぎのいる長男という事でした
自分が亡くなっても、家を継いでくれる兄弟がいるというので逃げ出さなかったそうです
悲しくなる話だと思った
そして、その時すでに「血液型は当てはまらない」という事実があるのに、この平成の世でもそんな過去の遺物を信じているというのがアホらしくなりました
しかも、当たり前のようにそこには決め付けがあります
これから血液型を考える時にはその血液型に対する「思い込み」で自分の思考を考えてみるといいと思います。そして血液型占いは「楽しむため」のものでいいと思います
また、これって『関西人は、厚かましくて嫌い』というのにも当てはまります
こういう事って、普通言うかな?と思いますが東京に住んでから、何度か聞きました
そのほとんどの人が関西に住んだこともない人で、テレビでみる芸人さんの影響のようです
それもやはり「厚かましい人が嫌い」でいいのではないでしょうか?
まあ私としては、厚かましい人や嫌な人はどんな場所にもいると思いますけど・・・