中学にあがった頃から、リスカ(リストカット)をしていました
今考えてみると「なんであんなことしたんやろ?」と思う
冷静に考えて、自分の体が好きではなかったんだと思います
私は「年齢=アトピー」との闘いでした
特に、小学生の時と中学生の時が一番、ひどかった・・・
幼児性アトピーから大人アトピーに移行して、今は大人アトピーになった私ですが
幼児性アトピーの頃は、膝・肘の内側にお尻のあたりがいつも血だらけでした
私や家族の悩みは、いつになったらこの状態がよくなるのだろうという事でした
一番最初に言われたのは、小学校にあがる頃にはよくなるでしょう。でした
それが、生理が始まったら。になって、子どもを生んだらになっていきました
でも、今でも暑くなって汗をかくと思いがけない場所に「しっしん」が出ます
今日も、肘の内側が赤くなっています・・・
もう子どもを生むことはないので、一生付き合っていくしかないなって思ってますが・・・
そんな私ですが、中学生という多感な時期に体中にアトピーがあるというのは、
本当につらかったです
一向に綺麗にならない自分の体。
今でも自分の体に対するコンプレックスはあるけれど、この時ほどではなかったと思います
いつもいつも体のどこかから出血していて、下着に血がついているなんてのは思春期の女の子にとって
これほどのストレスはなかっただろうなって思う
しかも痒さで満足に寝ることもできない・・・
そんな時に、きっかけは覚えていないけれどリストカットをしていました
きっと、誰も信じてはくれないだろうなって思う
とてもじゃないけれど、学校にいる時の私はそんな風には見えなかったと思います
でも、カッターで手首を切る感覚は、ヒリヒリとした痛みもそうだけれど
うっすらと出てくる血を見ると安心していました
また、リストカットは手首だけれどアームカットをする人もいるそうです
私はそこまではいかなかったけれど、何もなかったらしていたのかな?と思ったりもします
そして、なぜか髪の毛を抜いていました
これが『抜毛症』というものだというのは、最近、知りました
抜毛症の人は、ひどくなると頭皮がはげてしまうまで抜いてしまうそうです
どちらも痛みを感じる事で安心するんだと思います
ただ、いつの間にかリスカはなくなっていました
なんでやろ?と冷静に考えてみると、中学2年生で転校した学校で受けた「いじめ」にありました
いじめの原因は「転校生だから」という、当たり前のことでした
でも、その事をきっかけに、不思議とリスカもなくなっていました
今考えてみると「自分が自分をいじめるのは許せるけど、他人が自分に危害を加えそうになるのは許せない」という自分がいたことに気がつきました
抜毛症に気がついたのは、音楽の時間に仲の良かった男子に「お前、ハゲできてんで」と言われたのがきっかけで気がつきました
そして、その頃通っていた散髪屋さんのおばさんにも言われて、それが恥ずかしくて極力抜かないようにと思うようになって、髪の毛を結んで抜けないようにしました
自分なりに抜かない方法を探した結果でした
子どもがリスカや抜毛症、拒食症になるとオロオロしてしまうと思います
でも、私みたいに何かのきっかけで、自傷行為をやめてちゃんと生きている人もいるから大丈夫です
自傷行為のほとんどは、思春期で終わるし、本当に自分を殺してしまうようなものになる人は少ないそうです
親は「何やってんの!」というよりは、「なぜ、そういうことをしなくてはいけなかったか?」を聞いて欲しいと思います。でもこの年齢の子どもには親ではない大人が必要な気がします
ただ、今でも抜毛症はあります
でも、そんな時は「あ~あ、ストレスたまってんな」という自分なりのバロメーターになっています
ちゃんとわかっていて抜いてれば、ハゲないし・・・気をつけます
『やっちゃだめ』と決め付けないで、抜きたい時は抜いちゃえ~~というのが私流です
こんな私だけど、不思議と学生時代の思い出を聞かれると楽しいことを思い出します
どんなに嫌な出来事があっても、自分の人生は楽しかったと言えるほうがいいかなって思う私でした