先日、1人で「回転寿司」でランチを食べた時にふと「私って、大人~~」と思った
こういうのって、大人になったからできる「至福の時間」かも~~と嬉しくなった
誰かとおしゃべりをしながら楽しくご飯を食べるのもいいけど、たまには1人で好きな本を読んだりする時間があるのもいいなと思います
そんな時に「お寿司」ってちょっと大人なご飯を1人で食べにいく(それが回転寿司でも)って、ちょっとした「大人感だわ」と思った
それで思い出したのが、前回の病院の検査の時にトイレで見かけた「ここで食べ物を食べないでください」という張り紙でした
例えば「食べ終わったお弁当の容器を捨てないでください」という張り紙なら「トイレのゴミ箱に容器を捨てる人がいるんだ」ということだろうけど「食べないでください」ということは「便所飯?」と思った
少し前から言われている都市伝説のような「便所飯」を思い出した
そして「ほんまにあるんや??」と思った
すると「『上から目線』の構造」の本の中でも「便所飯」は取り上げられていて、少し前から若者がトイレでご飯を食べている。と書いていました
理由として、私は「1人でご飯を食べるのが嫌だから」だと思っていたけれど、そうではなく「1人でご飯を食べていると人から思われるのが嫌だから」だそうです・・・
う~~ん、それってどうでもいいことじゃない?と思ったけれど、それがずっと続くと、その事が苦痛になってせっかく頑張って入った大学を辞めてしまう人がでてきたりするそうです。
そういうこともあって今の大学では、クラス担任を作って学生同士が仲良くなるようにと色々なイベントを大学のクラス担任が催し物を企画したりしているそうです
他にも以前、大学で教えているという心理学の先生が「今の学生には『筆記用具を出してください』から始まって『携帯をしまってください』『ここはノートを取ってくださいね』と、まるで小学生の最初の授業のようなことから始めなきゃいけない」という話をしてくれました
講義の間、静かにするということやノートをとるという「学生として当たり前」のこともできない人が多いという話でした
何より、面白いなって思ったのは入試試験や合格発表に入学式・卒業式に親がついて来るのは『当たり前』だけれど、今は「単位の取り方」の説明を親にもするという事でした
へえ~~と思った
それって自己責任ってものじゃないの?と思ったけれど、以前、就職先が決まったのに大学の単位が取れなくて卒業できない学生が大学を相手に裁判を起こしたそうです
そういうこともあって「単位が取れないと卒業できませんよ」と親にも自覚してもらわないといけないということだそうです
でも、これこそ「当たり前」じゃないの??と驚いた
そもそも親だって、そういう世代ではないのかな??と思ったし・・・
大学病院の「便所飯」さんの理由はわからないけれど、病院内には色々な場所にベンチがあるし、図書室や相談室なんかもあるから「ちょっと、ご飯」くらいなら食べれそうに思うんだけれど??と思った
食べ物をトイレの中で食べるのって・・・と思うと、ちょっと悲しくなる私でした
心理学のおじいちゃん先生が、高校生と大学生の違いは『もののあわれを知るということ』で、高卒の人に「ねばならない思考」の人が多く、それは同じような価値観を持った人の中でしか学生時代を過ごした事がないので社会人になっても、その感覚が変わらないけれど、大卒の人は大学生活で色々な地方からきた人と知り合って親交を深めていくことで「価値観の違い」を知ることができる。
そこで「人それぞれ」というのを理解していく。と言われました
そして色々な価値観を持った人がいる。だから、人は面白い。と思うためには、人ときちんと向き合っていかなくてはいけない気がします
高校の時の同級生が、高校を辞めたいと先生に相談をした時に先生から「今は、これが永遠に続くと思っているかもしれないけれど、人生の中で、高校時代はたった3年の出来事。振り返ってみれば『そんなこともあったわ』と思い出せるようになるわよ」と言われたそうです。
彼女は、無事に一緒に卒業することができました
そして「あの時、先生に言われたことが今ではよくわかる」と言っていました
今は「便所飯」を食べている子たちもそう思える時が来てくれたらなって思います
ランチメイト症候群:(ランチメイトしょうこうぐん、ランチメート症候群とも)とは、精神科医の町沢静夫によって名付けられた[1]精神症状の一つ。学校や職場で一緒に食事をする相手(ランチメイト)がいないことに一種の恐怖を覚えるというもの。・・・ウィキペディアより