3.11

すもも

2014年03月12日 00:00

3.11といえば、今は東北の地震を思い出しますが私の家では弟の誕生日でもあります

弟は神戸の地震の時に大学で寝泊りしていて、しばらく帰ってきませんでした
考えたら、あの人がいったいいつ戻ってきてのかも覚えてないわ・・・と思った

家族の中で「あの子なら何とかするやろう」と思っていました
それくらい、最初は地震がどういう被害なのかわかっていなかった気がします

結局、弟はしばらく炊き出しのボランティアをしながらご飯を食べさせてもらっていたそうです

先日読んだ本の中に「神戸の人が来るのは、もううんざりなんだ!」というのが書かれていました

東北の地震の時に最初は神戸から来たボランティアの人たちは「同じ体験をした人」ということで、ありがたいと思われていたのが、日にちが経つにつれて「神戸の時は・・・」と自分達の考えや経験を押し付けてくるということで、迷惑な存在になっていったそうです。

ボランティアの考えとして「自分の考えを押し付けない」ということでした

ピアサポーター養成講座の中で同じ事を話されていたトレーナーの方がいました

自分の経験は最後の最後。ということでした

それで「よかった」と言って貰えることもあるけれど、基本的には自分の体験は極力「話さない」。

同じ体験をしたからわかりあえると思っていたのに、ピアサポーターであっても自分が話しすぎることはマイナスになることもあるということです。

そして、人は自分の体験を聞いて欲しいものなんだなって思いました。

気をつけなくてはいけないものですね

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