こどもの自分
子どもの頃、私は誰とも話せない子でした
たった1人、話せた友達がいたけれど、その子とはいつもクラスが別で
あと時、担任の先生が家庭訪問の時に私がクラスの子と話していないから
誰か仲のいい子はいないか?と聞かれたと母親から聞いて、近所のMちゃんの名前を言ったと教えてくれました
その後、たった1回だけMちゃんと同じクラスになれたけれど
今度は「Mちゃんとしか話をしないから」と、別々のクラスになってしまいました
その話を聞いて、他にも色んなことがあって「何とかしなきゃ」と思った私は
それからの2年間、ずっと自分自身と戦っていました
がんばって話をしなきゃ。がんばらなきゃって思っていた
そういえば私はジブリの出てくる頑張っている女の子が、ずっと苦手だったけど
それってきっと、その時の自分自身を見ているみたいで辛かったのかもしれない・・・
いつもジブリの女の子をみて、そんなに頑張らなくてもいいよ。って思っていた
この間、ものすごく久しぶりに泣いた・・・
こんな風に私も泣くことがあるんだって思った
「がんです」と言われても、何だか泣けなかったのに
こんなことで泣くんだって思った
一生懸命、相手にわかってもらおうと話していることが、全く相手に伝わらない
いつもなら「まっ、仕方ない」って思っていたことが不思議なくらいにつらいと思った
私は、言葉を話しているからといって、それが相手にきちんと伝わるとは限らないし、
自分の気持ちをきちんと伝えられているとも思っていない
でも、私はずっとその努力をしてきたつもりだった
そして、相手の言葉の一部分だけを取り上げて感想をいうのが嫌いだった
そんな事をしても、何も伝わらないと思っているから・・・
相手に期待しないこと。
つらいけれど、そういう気持ちを感じてしまった出来事でした
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