たまりば

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ファースト・オピニオンをきちんと聞く

がんと診断されるまでには、沢山の検査をします
ただ、がんは個人個人違います
あの人がそうだったから、私も。という事はないです
人間の個性と同じで、同じものはありません

一部のがん以外は、色々な検査をしてから治療に入ります
※急激に大きくなるがんの種類(白血病や悪性リンパ種の一部)では早期入院が医師より説明されます

私の経験や友人の「がん友」に聞いても、みんなこの時期が一番つらいと言います
医師からは「がんです」と言われるだけで、何も決まらない
不安で不安で仕方がなかったです。まるで、がんだと認めるために検査してるみたいと思ってた
がん患者が検査が嫌いなのは、このトラウマがあるからかもって思います

私の場合ですが、告知からステージが決まるまでに1ヶ月以上かかっています
乳がんの友達に聞くと、もう少し短かったと言っています
やはり、これもみんな違うんだと思いました

ステージ。これと病理が決まるまでは、
きちんとした治療方針が決めれません


その中で、自分ができる事もあります
・きちんとした情報を集めること
・できるだけ最新の本を読むこと(でも、あまり悲観しないように)
・自分がどうしたいかを決める
・患者会を調べておく
・仕事を続けるために、就業規則を読んでおく
・退院後に自分が受けられる支援が何かを知っておく(宅配の食事など)
・高額医療の医療費控除について調べておく


などなど・・・沢山あります

きちんとした情報は、ネットでも手に入れられます
できれば、体験談ではないもの・新しい治療について書かれているものを読んでください
がんは個人差があります。自分にあった治療は、みんな違います
がん治療は進化しています。それも、とても早いスピードで、去年出来なかった事が
今年はできるようになってることもあります。悲観しないで!

色々な医師が、どうすればよりよく医療を受けるために必要な事は何かと書かれています
昨日の「がん治療を受ける前に知っておきたい55のこと」もそうです
色んな考え方があります。その中で自分にとっていいものを選んで紙に書いてみてください
書くことで見えてくるものがきっとあります

そして、私は一番最初の説明が大切だと思います
どれくらい正確にファースト・オピニオンを聞くか。それは、セカンド・オピニオンよりも
大切なのではないかな?と思っています。きちんと聞いて、それでも駄目ならセカンドへ。

知ることから始めましょう!-がん医療を受けるための8つのポイント
爽秋会クリニカルサイエンス研究所 瀬戸山 修

どんな方でも専門外のことはくわしくありません。「がん」という病気に関しては、
最悪を連想する方が多いと思いますので、医師の話を冷静に聞くことは不可能かもしれません。
ましてや、医学の専門用語を使って説明を受けても理解はむずかしいかもしれません。

しかし、できるだけ冷静に医師の話を聞くことは、その後の治療を選択するために、
重要なことと思います。

医師の説明をよく聞き、よく理解するために、多くの皆さんと同様に私も、患者さんに以下の8つの方法を
お勧めしています。

(1)家族や友人など、信頼できる人と一緒に医師の説明を聞く

信頼する人がそばにいるだけで安心できますので、少しは冷静になれるかもしれません。

人って結構、忘れてます。聞いてやる!って思ってたのに、覚えてないこともありました
そんなものだと思います。できるだけ冷静に聞いてくれる人と一緒に説明を聞いてください。


(2)録音器を持参し、医師の説明を録音する

後から再確認するために録音しておくことは重要と思います。録音する場合には、
医師に「録音してもいいですか」と了承をもらってください。それが人間としての礼儀と思います。

(3)説明は言葉だけでなく、医師にノートに書いていただく

医師にノートに書いていただくことにより、医師もよりわかりやすく、みなさんに理解できるように
説明することが多くなりますし、後からそのノートをみることで理解が深まると思います。

私の現在の病院ではカーボン紙になったものを使っています。なので医師の説明を受けたものを
持って帰って考えることができます。
あとは自分が聞きたいことを事前にメモして、診察の時に渡して話をしてもらいました
聞きたいと思っていても診察室に入ると覚えていない事が多いのでよかったです


(4)勧められた治療法を鵜呑みにしない

医師に勧められた治療を鵜呑みにするのではなく、医学的知識がある人に録音テープを聴いてもらったり、
ノートをみせて、意見を聞いてから決断することをお勧めします。セカンド・オピニオンなどを受けるのも
よいと思います。

ステージがⅡ期くらいまでだと、色々な選択肢があると言われています。私の治療も最初の病院では
できませんでした。医師も学会にこまめに出ていないと最新治療や治験はわからないものだそうです
その場ですぐに決めないで、一度持ちかえって冷静に考えてください


(5)わからないことがあったら何度でも質問する

ご自身の治療のことですので、「わからない」ことは「わからないので教えてください」と何度でも
質問するようにしましょう。わからないのが当然ですので、遠慮しないで質問してください。

ただ、なんでもかんでもわからないでは医師も困ると思います
必要な事柄は、きちんと書いて覚えていくといいと思いますよ
あと、医学用語などは病院の相談室で聞いてみるのもいいと思います


次に、以下のような説明が医師から行われるかどうかを確認してください。

(6)診断の根拠は何か?

一般にがんであることを確定診断するためには、その組織から採取した細胞を組織学的に確認する必要が
あります。X線やCTなどで影があっても、腫瘍マーカーが高くても「がんの疑い」というだけで、
確定診断されたとはいえません。

(7)どこの部位(臓器)のがんで、どの程度進んでいるのか?

がんの部位、進行度、身体の状態で、最適な治療法が変わります。

(8)治療法にはどのようなものがあり、医師はどれを勧めるのか?その理由は?

治療法の選択は、慎重にした方がよいと思います。治療法にはいくつかの選択肢がありますので、
「治療法はこれしかない」と押しつけるような医師は信用できないかもしれません。

治療法を選択する時には、適切に評価された臨床研究で優れていると認められた標準的治療といわれる
治療の中から、皆さんの価値観、好みに合わせて選択することが望ましいと思います。

このとき、多くの人が誤解していることは、最新治療が優れていると思われていることです。
最新治療はマスコミにもよく取り上げられますので、効果があると思われがちです。しかし、最新治療の
多くは、臨床研究で有効性や安全性が評価されたものが少ないということを考えなければなりません。


以上のように、8つのポイントに従って、がんやがんの治療法を知ることは、質の高いがん医療を受ける
ための基本だと思います。どうぞ皆さん、よく聞き、よく理解して、質の高いがん医療を受けるようにして
ください。

青文字は、私の経験を書いてみました

爽秋会クリニカルサイエンス研究所:http://clinicalscience.info/
患者さん中心のがんチーム医療のためにチームオンコロジー.com:http://www.teamoncology.com/column/
国立がんセンター がん情報サービス:http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html
財団法人 癌研究会:http://www.jfcr.or.jp/gan_knowledge.html
がんプロ:http://www.gan-pro.com/
がん情報サイト:http://cancerinfo.tri-kobe.org/
がんサポート:http://www.evidence-inc.jp/
キャンサーネットジャパン:ビデオライブラリー:http://cancernet.jp/video/index.html


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  • 2010年08月25日 Posted byすもも at 07:48 │Comments(0)ファーストオピニオンを大切に

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