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発達障害と呼ばないで

発達障害と呼ばないで

なぜ医者は「発達障害」と診断したがるのか?
最新研究が解き明かす急増の真実と、劇的に改善する理由とは。

「発達障害」と診断されるケースが急増している。子どもだけでなく、大人もだ。
児童のADHDの有病率は6%に達し、学習障害は10%に及ぶ。
なぜ猛烈な勢いで増えているのか。
一方で「発達障害」と診断されながら、
実際は「愛着障害」であるケースが数多く見過ごされている。
根本的な手当てがなされないため、症状をこじらせるケースも少なくない。
「発達障害」と似て非なる「愛着障害」とはいったい何なのか?
本当に必要な対処とは?
「発達障害」は現在、大きな岐路にある。
その急増が意味する真のメッセージを明らかにする衝撃と希望の書。

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この先生の本を読むと「発達障害でもいいかも」と思います

発達障害というと、一般的にはちょっとマイナスなイメージがあります
でも、歴史の中で偉大な功績を残した人の中に「今で言えば発達障害かも」と思われる人が沢山いるそうです

本の中で発達障害になりやすい条件というのが書かれています(絶対ではありません)

早産で低体重で、生まれてすぐに親から引き離されていたり、母乳じゃなかったり母親の愛情不足とか親からの暴力とか左利きの人が多いとか色々ありますが私は、そのほとんどに当てはまっています

今考えると、小学生時代の私は自閉症ぎみだった(親しい友達としか全く話さない)し、苦手な人が近くにくると蕁麻疹が出たり色んなことがありました

そして何よりも一番信頼するべき親を信頼していませんでした

私の一番古い記憶での親に対する不信感は6歳でした
そして今の「子育て論」の反対を、当然のように考えて実行していた母。

そんな私が唯一、信頼して頼れた大人は母の姉でした

多分、叔母がいなかったら私はきっとぐれていたか、対人恐怖症か拒食症か引きこもりかうつ病の診断をされていたと思います。案外、今頃は生きてなかったかも。とも思います

エニアグラムで人の性格の成り立ちを読んでから、この本を読んでみると
なぜ私が今の性格になったのかというのが何となくですがわかった気がします

そして本の中で子どもについて『心に関心を向けられるとき、心は育つが、心に関心が向けられないと、心は育たない』と書かれていました。「馬を水辺につれていけても 水を飲ませることはできない」という事でしょうか:このあたりの考え方も母とは違っています。うちの母は私がどんなに嫌がっていても、無理やりにやらせる人でした。そうしないと母いわく「わがままな人間になるから」らしいです。

今は「発達障害」というよりも「愛着障害」と言われる子どもが沢山いるそうです

そして、どんなに栄養が足りていても愛情がない状態では、亡くなる子どもがいるそうです
反対に愛情という名の「押し付け」もあるそうです

適切な時に必要な分の愛情を与える。う~~ん、それってとっても難しいんでしょうね

お稽古の時に一緒になる60代半ばくらいの女性に教えてもらったのが、彼女は、双子で生まれたのですが、その時、病院に保育器が1つしかなかったので先生から「先に生まれた子のほうが大きくて育つだろうから、この子だけ保育器に入れて小さい子のほうは育たないから家に連れて帰って」と言われたそうです。お母さんはそれを聞いて「この子を死なせてなるものですか」と毎日毎日、赤ちゃんだった彼女の身体を擦ってあげて血色の悪かった身体を温めてずっと抱っこしていたそうです。
すると、保育器のお姉さんのほうが亡くなって、妹の彼女だけが生き残ったそうです

その話を聞いた時に彼女が「あの時、お母さんが一生懸命に私の身体を擦ってくれたり温めてくれたりしたから、私は生きていられたんだと思う」と言っていました

医師が「生きる」と言った赤ちゃんよりも、お母さんが「生きて欲しい」と願って愛情を注いだ子のほうが生きていたというのが、何よりの答えのように感じました

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    2012年10月26日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0)読んだ本・・・心理学

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