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信じていいのかな?~病理検査~

:扁平上皮がん

病理検査(診断)とは、病気の疑いのある部位を目と顕微鏡で観察して、どのような病気であるのかを調べる
ものです。具体的には、超音波診断や内視鏡診断などで癌の疑いが指摘された部分の細胞が本当に癌なの
か、手術で摘出した組織から、癌部分が全て除去できているのかなどを顕微鏡で詳しく見て判断する検査です。
病理検査は患者の手術方針や治療方針を左右する確定診断などに利用される重要な検査になります。

1.組織診断
臓器を構成している組織の細胞の形態変化から病気の診断、分類を行う検査です。針生検や内視鏡検査など
で採取した生検材料や手術で摘出された組織などをHE染色(ヘマトキシリンエオジン染色)や免疫染色、
特殊染色により染色し、目で観察できるように標本化して診断します。

2.細胞診断
尿や痰のように患者自身が排泄したものや、乳腺・甲状腺・子宮頸部などから、針や綿棒などを用いて採取
した細胞に癌細胞が混じっているかどうかを診断します。検体採取の際、患者に侵襲が少ないため、簡単に
反復検査が可能です。
病理.comより

子宮頸がんの告知を受けてから、何度も検査・検査・検査でした
3月27日:扁平上皮がん
4月 6日:扁平上皮がん
4月16日:腺がん
4月20日:MRI検査
4月24日:CT検査
4月30日:扁平上皮がんなのに、扁平上皮がんと腺がんの混合がんと言われる 治療方針の決定!
5月19日:扁平上皮がん

何でこんなに検査ばっかりするんよって思いながら、受けていました
そして、何度か検査をしていくうちに検査結果が違っていました
扁平上皮がんが、腺がんになっています
医師から「腺がんですね」と言われて「前の2回は、扁平上皮がんでした」と言いました
でも「うちの病理は優秀だから、腺がんだ」と言われて「でも、前は違いました」と言いました
それは、なぜか?

「腺がん」と「扁平上皮がん」では、治療方針が変わります

※扁平上皮がんは放射線が効きやすいがんです。一方、腺がんは放射線が効きにくいがんと言われています
つまり、扁平上皮がんなら放射線だけでOKな治療が腺がんなら放射線+抗がん剤治療になります

わたしは、この事をがん友から聞いていました
「なんか、おかしい?」って。そして「もう1回検査してみるか」と、かなり嫌そうに医師に言われたけど
痛い思いをするのも、お金払うのだって私だし・・・って思って「お願いします」と言いました
そしたら、最終的にまた「扁平上皮がん」でした
でも、医師は最後まで「そしたら、扁平上皮がんと腺がんとの混合がんだ」と言いました

信用できない病院だなって思ったし、どうしても、この病院では手術は嫌だったので次の病院を見つけて
セカンドオピニオンではなく「転院」をしました
セカンドオピニオンは、結構、お金がかかります(30分15000円くらい~)。
転院のためにもらったカルテにも、やはり「腺がんと扁平上皮がんとの混合がん」と書かれていました
そして、次の病院で「もう1回、検査をさせてください」と言われて検査をしました
不安でしたが、やはり「扁平上皮がん」でした

自分の中で、きちんとした知識を持つ事が必要な事なんだと、思い知らされた出来事でした
私が通っていた病院だって、きっと知らない人はいないような病院です
確かに、病院はすごいかもしれないです。でも、間違いがないとは言えないと思います。
検査しているのも、みんな人間です

「何か、おかしくない?」って思った時に「もう1回検査してください」と言えるかどうかだと思います
別に嫌な思いだって、痛い思いだって、お金だってみんな自分持ちで医師にとっては痛くもかゆくもないんだって思ってください
ただ、何度検査しても同じ結果なのに「先生、もう1度お願いします」というのは、違いますが・・・

そして、医師は間違いを認めないもんなんだという事も知って欲しいと思います
患者の話よりは、自分の身内を信用します。でも、これも「当たり前」だと思います
なんの医学的知識もない人間の「なぜ?」よりも、病院の人間を信じると思います
私の時も「◎◎さんが見てるんだから、大丈夫だ」と言われました
でも、患者は自分の中の「違和感」を感じたら、立ち止まって欲しいと思います
立ち止まって、少し考えてみればいいんだと思います
「なんか変だよね?」「じゃあ、どうすればいいの?」って考える。
少し冷静になれば見えてくる事が沢山あると思います

私の場合は、転院という手段を取りましたが、病理のセカンドオピニオンを受けてみるのもいいと思います
がんによっては、病理が難しいがんもあります。その場合も病理のセカンドオピニオンを受けてください

たまにセカンドオピニオンに対して文句を言う医師もいます。
その時は、信用できない医師だと思ってください。
今は、患者の権利が認められているのでセカンドオピニオンを受けたいという患者の資料提出を断ってはいけないんです。
それこそ「やましい事があるんだ」と思ってください

なんでもかんでも病院や医師を過信してしまうのはどうかな?って思います
医師も病理医もやはり人間です。間違える事もあるかもしれないです(本当は、駄目だけど)
でも、そういうものだと思ってください
ただ、セカンドオピニオンを受けるにしても最初に今の医師ときちんと話をしてからにして欲しいと思います
もしかしたら、医師の言葉が足りないだけで同じ事を言われている場合もあります
セカンドオピニオンを受けた患者さんが病院を変わるのは2割というデータがあります
それをきちんと理解してから、次の病院を見つけてください
「今の医師が話を聞いてくれない」「信用できない」というのであれば、同じ病院の違う医師と話してみるだけでも違うかもしれません。
同じ医師に聞く必要はないのです。それも知っていて欲しいと思います
せっかく最初にお世話になった病院なのであれば、その中で納得する方法を見つけてください
病院によっては、看護師さんに言うと医師を替えてもらえるというところもあります
あとは、気に入らない医師の診察日をドタキャンして行きたい医師の日を指定するという裏技も!
「絶対に、この先生じゃないといけない」というのは、ほとんどないです
医師と患者にも相性があると思います。なので、自分に合った医師を見つけてください

※私の場合は、治験を受けています。医師の対応が悪いという理由だけではなく、自分が納得した治療を受けるために、転院をしました

病理.com:http://www.pathology.jp/
乳がんの病理セカンドオピニオン坂元クリニック:http://www.a-bp.net/
セカンドオピニオンネットワーク:http://www.2-opinion.net/  
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  • 2010年09月01日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)病理・・・子宮頸がん