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わたしの仕事、わたしの生き方



優れたドキュメンタリー映画を観る会vol.29
『わたしの仕事、わたしの生き方』


「優れたドキュメンタリー映画を観る会」とは
世田谷区の下高井戸シネマで、毎年春に開催されるドキュメンタリー映画だけの映画祭です。今年で29回目を迎えます。

この映画祭の特徴は、一般の生活者の視点で上映作品を選んでいるところにあります。
主催の「優れたドキュメンタリー映画を観る会」メンバーは、映画を職業としている人々ではありません。普段は主婦として懸命に生きる人なのです。
そのメンバーが忙しい日々の中で時間を捻出し、心に響く作品、なんとしても世へ伝えたい作品を選出しています。
だから、難解だったり机上の空論を並べただけだったりする作品はこの映画祭では取り上げられません。わたしたちの生活に寄り添った、切実な問題を取り上げた映画が多いことが「優れたドキュメンタリー映画を観る会」の最大の魅力なのです。~HPより~

4/20(土) 「毎日がアルツハイマー」
アルツハイマーと診断された母親の“喜怒哀楽”を通して、抱腹絶倒で時に切ない毎日をユーモアいっぱいに描いた2年半の記録。病気があると不幸?なければ幸せ?家族のあり方、人間の尊厳について問いかける。
公式サイト:http://maiaru.com/
4/21(日) 「医す者として」
長野県佐久総合病院の院長、若月俊一。戦後、半世紀にわたり農村医療の礎を築き、衣料と福祉の垣根を越えた活動を展開。また健康への啓蒙演劇や病院祭りは地域づくりにつながっていった。その軌跡を映像と証言で綴る。
公式サイト:http://iyasu-mono.com/
4/22(月) 「信・望・愛 孤高の画家 小堀四郎」「心ありき 陶芸家 にんげん 板谷波山」
『信・望・愛』藤島武二の門下生だった小堀四郎は画壇を離れ孤立無援に自らの絵の道を歩み続けてきた。『心ありき』日本近代陶芸の祖、板谷波山。にんげん「波山」とその作品を、故郷を舞台に描く。
4/23(火) 「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」
東日本大震災。未曾有の大災害に翻弄される障害者と、その実態調査・支援に奔走する人々の困難の日々。マスメディアでは断片的にしか取り上げられない被災地の障害者をめぐる様々な問題点が浮かび上がる。
公式サイト:http://www.j-il.jp/movie/
4/24(水) 「歌えマチグヮー」
60年の歴史に刻む、那覇の栄町市場。価格競争に負けて大型スーパーに客を取られてしまった市場に、かつての活気を取り戻そうと人々が動き始める。キーワードは「音楽」。その中心に“栄町おばぁラッパーズ”がいた!
公式サイト:http://utae-machigwa.com/
4/25(木) 「リオ フクシマ」
12年6月リオネジャネイロで行われた国連の環境会議。日本政府が隠蔽、小化を図る福島原発事故の問題を訴える市民グループを追う。日本から遠く離れた場所でフクシマはどう叫ばれ、世界はどう受け止めたのか?
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/000044/20121224008667.cfm
4/26(金) 「死刑弁護人」
オウム真理教の麻原彰晃、和歌山カレー事件の林真須美などの死刑事件を担当する安田弁護士。世間から色々なバッシングを受け、悪魔の弁護士と呼ばれながらも依頼人を背負い続け、真実究明のため戦う姿を追う。
公式サイト:http://shikeibengonin.jp/
4/27(土)~5/03(土)「阿賀に生きる」監督:佐藤真
『阿賀に生きる』はドキュメンタリー映画の開拓者、佐藤真の初監督作品です。1992年当時、映画館でドキュメンタリー映画がロードショーで上映されることがなかった時代、異例ともいえるロードショー公開がなされ、第24回スイス・ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭で銀賞ほか4賞受賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞受賞、フランス・ベルフォール映画祭最優秀ドキュメンタリー賞、サンダンス・フィルム・フェスティバルIN TOKYOグランプリ受賞など、名だたるドキュメンタリー映画祭で最高賞を次々獲得。
 新潟水俣病という社会的なテーマを根底に据えながらも、そこからはみ出す人間の命の賛歌をまるごと収め、世界中に大きな感動を与えました。
公式サイト:http://kasamafilm.com/aga/

【レイトショー】
4/19(金) 「友川カズキ 花々の過失」
※友川カズキのライブあり。
無頼詩人のロマンを奇蹟的に体現する表現者、友川カズキ。
「人と人は別れられないんだよ。出逢うだけなんだ。」「こんな時代が大嫌いだ。私は永遠に唾をはく。自分にかかってもいいんだよ。」叫ぶ友川を、新進気鋭のフランス人映像監督ヴィンセント・ムーンがとらえた、魂に響くひとりの男の美しい人生ドキュメント。
公式サイト:http://lafautedesfleurs.com/j/la-faute-des-fleurs

4/20(土) 「ぬちがふぅ(命果報)―玉砕場からの証言―」
住民の約4分の1が犠牲になった沖縄戦。そこには朝鮮半島から連行された軍属や慰安婦の少女たちもいた。かつての少年少女の瞳に刻まれた記憶を20数年かけて掘り起こした沖縄戦や玉砕(集団自決命令)の真実。
http://www.geocities.jp/nutigafu/
4/22(月) 「ニッポンの、みせものやさん」
最盛期には数百軒を超えた見世物小屋。大衆芸能の1つで失われつつある日本文化でもある。その最後の1軒といわれる一座の旅から旅への暮らしと、その包み込むような人間味溢れる温かさを10年に渡る交流で映し出す。
公式サイト:http://www.dokutani.com/
4/23(火) 「遭難フリーター」
岩淵弘樹・23歳。平日は派遣社員として工場で単純労働、週末は東京で日雇い派遣。「こんな生活に出口はあるのか?」そうぼやきながら、自らカメラを回す。生きづらい青春を不器用にひた走る若者の姿を生々しく描き出す。
公式サイト:http://www.sounan.info/
4/24(水) 「カミハテ商店」
自殺の名所近くで商店を営む初老の女性。彼女が焼くパンを食べ、牛乳を飲んで自殺への道を歩む人たち。彼女は彼らを決して止めず、見送った人の靴を崖から持ち帰っていた・・・。人間の生と死の意味を静かに問いかける。
公式サイト:http://www.kitashira.com/
4/25(木) 「放射能を浴びたX年後」
1954年米国が行ったビキニ水爆実験。被爆でマグロは廃業、漁師たちは病に倒れた。第五福竜丸以外は歴史から消し去られた事件に高知県の教師や高校生、ローカル局が光をあて、衝撃的な事実を明らかにしていく。
公式サイト:http://x311.info/
4/26(金) 「100万回生きたねこ」
絵本「100万回生きたねこ」。刊行から35年たった今なお世代を超えて読み継がれるその秘密―。この絵本に自らを重ね合わせる読者の女性たちと、病で余命宣告された作者の佐野洋子の世界をゆっくりと紐解いていく。
公式サイト:http://www.100neko.jp/
4/27(土) 「長嶺ヤス子 裸足のフラメンコ」
世界的なトップダンサーであり、日本のフラメンコの先駆者、長嶺ヤス子の栄光と葛藤の歴史。その烈しい舞台とは対照的に100匹以上もの捨て猫や犬と暮らし、静かに油絵を描き続ける孤高の芸術家の素顔に迫る。
公式サイト:http://www.hadashinoflamenco.com/

※上映時間は公式サイトをご参照ください。
下高井戸シネマ:
http://www.shimotakaidocinema.com/schedule/tokusyu/doc.html  
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  • 2013年04月09日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)映画

    ひとの縁



    今日、出かけていて帰ってきたら封筒が届いていました
    開けたら、ちょっと癖のある文字で書かれた手紙が入ってました
    差出人は、伊勢真一監督。
    先日、武蔵野公会堂で見た『風のかたち』の監督さんでした

    私が書いた手紙を見て返事を書いてくれました

    私が出した手紙です
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    先日は、ありがとうございました。武蔵野公会堂でお会いした、がん患者の者です。
    沢山、お話したい事はありましたが、なかなかああいった場所では難しいので残念でした

    柳原和子さんを悼む 「がん 薄っぺらい同情 笑う」▼作家 田口ランディ
    「がんになってわかったことがたくさんある」
    初めて会ったとき、柳原さんはこう言った。「がん患者はね、がんになった瞬間から
    マイノリティになるの。突然に不幸を背負った人間として扱われる。びっくりするわよ。
    あなたも一度なってみれば?」
    答えに窮した。その目がいたずらっぽく笑っている。不思議な女性だった。辛辣で理論家。
    そのくせ、純真でナイーブ。大人と子どもが一人の人間のなかに同居している。
    でも、それが快感だった。柳原さんとつき合うと、自分がわかる。他者への理解の浅さ、
    おためごかしな態度、うすっぺらい同情心で病者に接していたことに気づかされる。
    彼女には嘘偽りがなかった。まっさらで正直で、怖いほどありのままの自分をさらけ出していた。
    再々発のときは脅えていた。落ち込むと電話にも出なかった。長い闘病生活のなかで書き上げた名著
    「がん患者学」は、がんを患う者のバイブルとして、多くの読者に生きる希望を与えてきた。
    だが、希望を語る彼女もまた、がんを病む一人の患者であったのだ。
    金欠と恐怖のなかでのたうちまわりながら、書くことを宿業としてきた柳原さんの生き方は、
    私に「作家とは何者か」を問いかけてくる。
    「文学者はがんを物語の装置として消費している」
    そう語った彼女の言葉は図星だと思った。では私はなにを書いたらいいのか。
    がんそのものを描くことができるか。そう思って『キュア』という小説を書いたが、
    もう末期に入った彼女は「さすがに、がんの小説なんて読みたくないわ」と病室に飾ってくれた。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    がん患者にとって、柳原和子さんという作家は特別な人なのではないかと思います
    私も彼女の言葉に助けられた1人です
    がん患者は、がんと告げられた瞬間からマイノリティになる。わたし自身もそうでした。
    そして、小児がんというのはがん患者の中でもとてもマイノリティだと思います。
    子供はがんにならない。がんになったら死んでしまう。などといった偏見や差別もある。
    でも、当の子供たちは誰よりも純粋な目で命を見つめている 。
    そして「誰かの役に立ちたい」とこたえてくれる。すごいなって思った。
    誰よりも命の大切さを知っているのかもしれないなって「風のかたち」を見てそう思いました
    がん患者を偏見を持たずに見るというのは、実はわたしたち患者でも難しいことだと思います
    でも、社会のなかでもっとがんを知ってもらわなければいけないんだと思います
    がんを知る。それが今一番必要なことなんだと思っています
    今、私は三鷹市の中でがん患者さんをサポートする方法がないかと考えています
    といっても、何をすればいいのか、お金をどうすればいいのかなど問題は沢山あります
    なにができるかわかりませんが、がんばってみます。また、どこかでお会いできるといいですね

    お送りしたフリーペーパーは小児がん体験者の人たちが作ったものです。
    「風のかたち」の子供たちの未来がここにあります
    よかったら読んでください

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    伊勢監督の手紙には『風のかたち』を見てくれてありがとう
    STAND UPを送ってくれて、ありがとうと書いていました

    そして柳原さんが二十年来の映像助手であったこと
    いい飲み友達であったことなどが書かれていました
    読んでいてなんだか涙が止まらなかった・・・

    手紙には柳原さんが『風のかたち』を見たら、なんていっただろうって想像しながら
    ひとりで飲むことにします。と締めくくられていました。

    『ひとの縁』とは不思議なものだなって思いました  
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  • 2010年09月09日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)映画

    小児がんの子供たち~風のかたち~


    今日は、武蔵野公会堂で上演された落雷2周年記念上映会「風のかたち」という
    小児がんのこどもたちのドキュメンタリー映画を見ました
    小児がんは今は10人に7、8人は助かるがんと言われています
    でも、ドラマや映画のイメージか「白血病=死」「小児がん=死」というイメージがとても強い
    助かるがんだという事を理解してもらいたいと、聖路加国際病院の細谷医師に頼まれて小児がんの
    子供たちのサマーキャンプに10年以上かけてフィルムを回していたという伊勢真一監督の映画です



    この映画の上映を企画した寺田真理子さんもとても不思議な方です
    HPの抜粋ですが

    「落雷2周年記念上映会? どういうこと?」と思われた方も多いでしょう。

    実は、2年前の8月29日は、我が家に落雷があって火事になった日なのです。忘れられないこの日を
    「記念日」にしようと、去年の8月29日は「落雷1周年記念パーティ」をしました。そうやってお祝いを
    することで、「こんな目に遭ってもパーティをしちゃう人がいるんだ」と思ってもらえたら、
    つらい出来事を経験しても、受け止め方を変えてもらえるのではという願いからです。

     自分が経験するつらいことや不幸な出来事は「受取人指定配達」。だから他の人に代わってもらうことは
    できません。「どうして自分がこんな目に遭わなきゃいけないんだろう」と思い煩う代わりに、自分が
    受けたマイナス(逆縁)をプラスに変えて人への贈り物にしていく……。それが「逆縁福」です
    (師事していた龍源寺の前住職・松原泰道先生の造語です)。

    不思議な人たちの不思議な企画でこの映画に出会いました

    私が感じたのは、小児がんというのはがん患者の中でもとてもマイノリティだと思います
    子供はがんにならない。がんになったら死んでしまう。などといった偏見や差別もある
    でも、当の子供たちは誰よりも純粋な目で命を見つめている
    そして「誰かの役に立ちたい」とこたえてくれる。すごいなって思った。
    誰よりも命の大切さを知っているのかもしれないなって思った

    彼らが大きくなったら、こんな大人になってくれるんじゃないのかなっていう人たちがいます
    小児がんを体験した若者たちが作ったフリーペーパーがあります
    STAND UP!! ~がん患者には夢がある~
    とてもキラキラしてるなって思います。
    そして、彼らなら何かを変えれるちからを持ってるんじゃないのかな?って思える人たちです



    STAND UP!! ~がん患者には夢がある~:http://ameblo.jp/stand-up-dreams/

    寺田真理子オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/teradamariko/
    風のかたち:http://www2.odn.ne.jp/ise-film/ise2/kaze.htm
    いせフィルム:http://www2.odn.ne.jp/ise-film/

    この上映会は色々なところで行われているそうです。自主上映になるので、上映先を探してみてください
    こうやって、みんなにがんを知ってもらうというのはとてもいい活動だと思います
    派手な活動をするのではなく、少しずつ。でも、確実に。
    それも1つの「がんを知ってもらう活動」なんだと思いました  
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  • 2010年08月29日 Posted by すもも at 17:40Comments(0)映画