たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

自ら命を絶つということ

がんを告知されてから、自殺したというのを聞くと
『生きたくても生きれなかった人が沢山いるのに・・・』と悔しい思いをしました
田中好子さんもそうです
『もっともっと女優を続けたかった』と話されていました
私が出会った末期がんの患者さんは、みなさんそう言われていました
家族のために生きていたいって・・・

でも、果たして自分はどうなんだろう?って思います
このまま生きていくことができるのか?って思うと、よくわからないと思います
もちろん、前向きに生きていきたいというのを望んでいるのはわかります
でもそれは果たして自分だけであればどうなんだろう?って思います
阪神の時も、今回の津波でも家族を亡くした人が自殺しているというのを見ました
テレビの画面では、復興されていて綺麗になっていく場面ばかりが流れています
その復興についていけない人はどうなっているんでしょうか?
つらいとも悲しいともいえないで前向きなコメントや前向きな事ばかりを求められる社会
それってつらくないのかな?って思います
今の私には離れて暮らしていますが、父・母・弟という家族がいます。
でも、もしもいなくなったら?と思います
父や母がいなくなったら生きていてもいなくてもいいなかな?って思います

なかなか離婚をしなかった友達に聞くと『親が悲しむから離婚できなかった』といいます
たとえば、がんを告知されていても自分だけで手術をしたりしている方もいました
みんな『親を悲しませたくない』といっていました
私もそう思います
どんなにむかついても、やっぱり親を悲しませたくはないって思います
だから、最近は親がむかつく事を言っても許そうって思っています
もしも自分が親よりも先に死ななかったら?
このまま順番どおりに親が先に死んでしまったら?って考えた時に、親が後悔しないように
言いたいことは言わせてあげようって思いました
ずっとずっと、親の言うことが許せなくって、腹が立っていた
でも、もしも自分が先に死ななかったら、どんな形であれ親が一生懸命言った言葉を
『なんでお母さんはわかってくれないの?』『なんでお父さんはいつもそうなの?』って言えば
私ずっと『言いたい事を言わせてあがればよかったん違うやろか?』って思うような気がした
私はそんなに強くはないからきっとずっとそれを後悔するような気がした

自殺をするという事は本人ではなく、残されたものが悲しむような気がします
でも、男の人の中には自分が死ぬことで借金を返そうと思ったりするようです
自殺はいいとは思えない
でも、それを否定するような強さを私は持っていないなって思います
死ぬ人だって考えて考えて選んだ選択なんだし・・・

ただ病気になった家族を見て『自分が悪い子だったから病気になったんだ』と考える子供達がいます
お母さんやお父さんが自殺して、自分が悪いことをしたから死んでしまったんだ・・・て
そういう子供は作らないで欲しいって思います  
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  • 2011年04月27日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)その他

    少しだけ。。。

    田中好子さんの告別式が行われました
    遺影の美しさに、なんて早い死だったんだろう・・・って思い
    生前に吹き込まれていた肉声を聞いて、涙がでました

    「私も一生懸命病気と闘ってきましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。
    でもその時は必ず天国で、被災された方のお役に立ちたいと思います。
    それが私の務めだと思っています」
    そして「幸せな、幸せな人生でした」「もっともっと女優を続けたかった」と言われていました

    本当にそう思います

    ただ、報道を見ていて思ったのは、きちんとした病気の経過が公表されていないのもあって
    どのように治療していったのかはわかりません
    でも、マスコミの報道を見ていると「19年間の闘病生活」と言われていました
    これだけを聞くと、ずっと手術なり抗がん剤なり放射線治療なりを続けていたような感じもしますが
    これはなんだか、がんの怖さを煽っているように感じました

    がんは確かに難しい病気です
    そして、ほとんどのがんは完治や終わりというのはありません
    手術をして追加の放射線治療や抗がん剤治療やホルモン療法が終わっても
    年に何回かの検査を行っていって経過観察を続けていきます
    私は、がんが本当に治ったっていえるのは、亡くなる時にがんだったかどうか?なんだと思います

    だからこそ、簡単に「がんを克服」とか「がんが完治」というのは難しいと思います
    私が入院している時に21年目の再発。という患者さんがいました
    その方は、最初にがんが見つかったときに手術と抗がん剤治療を受けていました
    その後、21年間ずっと経過観察を続けていて、再発・転移したんです
    つまり、ある種のがんは再発する可能性があるという事です
    でも再発するまでの21年間は、手術や抗がん剤といった治療はしていないので
    一般的に考える闘病生活というのはなかったという事です
    もちろん、経過観察の検査はしています

    私と一緒に入院していた人で再発した人は、3ヶ月後の再発の人もいれば、8年目での再発。
    そして、21年目の再発の方がいました。みんな違っていました
    中には何度も再発を繰り返し抗がん剤治療を受けている方もいらっしゃいました
    患者さんはみんな違います

    ほとんどの患者さんも家族も手術が終わると「がんが治った」と思います
    でも、病巣を取ったから完治というのは、良性腫瘍の話です
    そんなに簡単なものではないから、がんは難しいと思います

    原発事故があってから、放射線でがんになる!と過剰に反応している人を見ます
    洗濯物すら外に干せないとか・・・

    今、一番必要なのは、正しい知識を持つこと
    それは、原発事故も地震もがんも同じように感じました
    必要以上に恐れる事はないと思います  
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  • 2011年04月26日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)その他

    乳がん診断に「新兵器」 高い発見能力の「PEM」

    乳がん診断に「新兵器」 高い発見能力の「PEM」
    2011年4月22日(金)08:00 (産経新聞)

    米国で普及し始めた新しい乳がん検査法「陽電子放射乳房撮影(PEM)」をご存じだろうか。
    乳房のがん細胞発見を目的に開発された検査方法で、通常の検診に使われているマンモグラフィーなど
    より、明確に患部の大きさや位置を捉えると期待が集まっている。(日野稚子)

     ■「全身病」と考える

     「30~64歳女性のがん死亡原因第1位は乳がん。
    増加傾向は止められない状況だからこそ、自分の命を守るため検診を考えて」と話すのは、
    聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンター(ブレストセンター)の福田護院長だ。
    「ピンクリボン運動」を推進するなど乳がん啓発活動を行う「NPO法人乳房健康研究会」の
    創設メンバーで、乳がん治療の専門家だ。

    乳がん治療は変わってきた。「昔のように乳房単独ではなく全身病と考える。がん細胞の性質に合わせ、患部切除前後で抗がん剤や女性ホルモンの投与、放射線照射などを行うし、乳房温存手術ができる場合もある」(福田院長)。乳がんは、乳腺にある「乳管」内側にできた非浸潤がんと、乳管から外に出た浸潤がんに大別する。浸潤がんは転移可能性が高いが、2センチ以下でリンパ節転移前の「早期がん」の段階で治療を始めれば再発率は低くなる。非浸潤がんは、しこりができるともかぎらない。

     ■痛みなく高精度

    がん細胞を撮影する「陽電子放射断層撮影(PET)」検査は、がん細胞が正常細胞よりも多く取り込む放射性検査薬を体内に注入し、放射線発生部位を撮影する。このPET原理を応用し、乳房専用に開発されたのがPEMだ。

    「PET検査は全身撮影で空間分解能が5ミリなので、乳がん細胞はぼんやりとしか撮れない。PEMでは、放射線検出器を胸に当てて撮像するので、明瞭かつ撮影範囲も広い画像になる」と解説するのは、日本初のPEM機器導入施設で、医療法人社団ゆうあい会「ゆうあいクリニック」(横浜市)の片山敦理事長。

    乳房の画像診断はX線撮影の「マンモグラフィー」と「超音波診断装置(エコー)」が主流だ。マンモグラフィーは乳房を押し潰すため激痛を伴う場合が多い。乳腺組織と乳がんのしこり両方が白く写り、がん確定診断や若い女性では不向きな面もある。エコー検査は痛みはないが、石灰化病変は不得手という。「右乳房のがんが疑われ、細胞診や切開しての病理検査も陰性だった40代女性をPEMで調べたら、両側乳房にがんがあった。検査を何度受けても偽陽性と偽陰性を行き来する“検査難民”は多い」(片山理事長)

    同クリニックでは5月から、一般からもPEM検査の予約を受け付ける。実際にPEM検査を受けてみた。
    撮影は片側につき上下・左右2方向で約40分ほどだが、マンモグラフィーで感じる痛みがない分、気が楽だった。

    同クリニックは聖マリアンナ医大、昭和大学などとPEM診断の臨床研究中で、がん患者をメーンに4月中旬までに撮影を20例行った。ブレストセンターの福田院長は「診断精度を検証中だが、非常に小さいサイズでの発見能力があるといえるだろう。非浸潤がんも見つかり驚いている。従来の画像診断では難しかったり、精密診断を要する事例では有効かもしれない」と話している。

    http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20110422093.html

    今朝、田中好子さんが亡くなったニュースを見ました
    まだ55歳という若さでした
    私はピンクレディ世代ですが、キャンディーズはお姉さんアイドルって感じで好きでした
    そんな方が亡くなるなんて・・・って思います

    だんなさんと一緒に患者さんのためのサポート活動などをされていたのは知っていましたが
    まさか自分自身も乳がんで闘病されていたとは・・・と思います
    19年前といえば、今ほど病気に対する理解も得られていなかっただろうし
    公表されていないのも、仕方がないことだと思います

    自分もそんなに若くはないけれど、でも、若いほうの患者だとは思います
    私の友人もほとんどが30代~40代で罹患しています
    自分の体に少しでも違和感を持ったら、ぜひ病院に行ってください  
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  • 2011年04月22日 Posted by すもも at 16:00Comments(2)ニュース・・・がん

    怒る人

    先日、自転車で出会いがしらにぶつかりそうになって
    70歳すぎくらいのおばさんにすごい剣幕で怒られました
    あまりのくちの回りっぷりに「はあ?」って言ってしまったらしく
    (普段なら謝ってると思います)
    「はあ?って何!」って、これまた火に油を注いだようになってしまいました

    こんな年齢でも、これだけ怒れるんだって、ある意味驚きながら
    ふと思ったのは、最近、怒っている人って多いなって思いました

    比較的、怒られるタイプの私なので、今までも色々な事で怒られてきましたが
    どうしても、納得がいかないなって思っている事があります

    怒られたのは、何年も前になりますが「お年玉付の年賀ハガキじゃないと年賀状はいらない」
    と言われて怒られた事がありました
    この場合「年賀状を出したのに返ってこなかった」ならわかるんだけど・・・?
    って思ったのですが、それでもとりあえず「ごめん」と言って
    仕事が忙しくて、なかなか買えなかっただけなんやけど・・・とか色んな言い訳はありましたが
    年賀状って、そういうものなのねと思うことにしました
    その後は、必死でお年玉年賀ハガキを買い求めてます

    あと、私が怒られてはいませんが、あるお店の人が「どうしても納得できないの!」と言っていたのが
    自分のお店のイベントを企画していたのですが、そのハガキを自分のお店からと
    東京の知り合いのお店からとで送ることになったそうです
    その時にFAXと電話で「うちのハガキを送ってから、残りを送ってもらう事になりますがいいですか?」
    という事と「枚数的には50枚から100枚で正確な枚数はわからないんです」という事を伝えたそうです
    その後、ハガキの枚数が80枚っていうのが決まって、FAXと電話をしたところ
    「100枚って言ったから100人分の住所を選別したのに足りないじゃない」という事でした
    私は、そんな20枚くらいええんと違う?って思ったんですが、ものすごい剣幕で
    「あと20枚送ってもらわないと困ります」と標準語でまくしたてていました
    それを聞いてた私ともう1人の関西人が「そんなに目くじら立てるほどの事でもないやろに・・・」
    と思ってはいたけれど、至急、追加の20枚を印刷に回すことになりました
    実際のFAXもやり取りも見ていたので感じたのは、なんでここまで怒るんだろう?という事でした

    確かに足りない20枚の人数を住所録から減らすのは大変だと思います
    でも、そこまで怒らなくてはいけないような出来事なのかな?って・・・

    1年くらい前にも、そういう事がありました
    そういう人は、不思議なくらい謝っても謝っても相手を許そうとはしません

    なんでだろう?って思います

    確かに正しい事なのかも知れません。
    でも、許すって必要なんじゃないのかな??って・・・

    病気になって思ったのは、人ってそこまで相手を思いやってはくれないという事でした
    こちらが元気に話している時は「病気なのに明るくていいわね」というのに
    少しでも弱音をはくと、急に「そんな事は聞きたくない」とばかりに「前向きに考えれば大丈夫よ」とか
    死についてとかでも言おうものなら、手のひらを返したようになります
    正直「あなただってずっと元気な訳じゃないでしょ?」とか「あなたは風邪も引かないの?」って
    こちらが言いたくなるような人も・・・(残念ながら結構、います)

    でも、これって患者もそうだなって思いました
    親だったり友達だったり医師が、少しでも自分の考えとずれていると怒ります
    「なぜ、あなたはそんな事言うの?」って・・・
    「なぜ、わかってくれないの?」って・・・
    自分が期待した言葉でないと許さない。というような感じすらします

    人は違っていて当たり前。

    怒る事で、何かを得る事もあるかも知れません
    でも、どうしようもない事だってあるのかもって思いました

    先日、被災地から病院に通うのにいい時間のバスがないの・・・って友達が教えてくれました
    「バス会社にバス便の時間の要望とか言えないの?」って聞いたら
    バスも運転手さんも津波で流されていて、やっと臨時便を出してくれているのに無理だよ・・・って
    教えてくれました

    今回の地震や津波の事を書いているツイッターやブログなどを色々見ました
    コメントを読んでいると「何もわかっていないのに・・・」って何度も何度も思いました
    確かに何かに怒るのはわかる
    でも、本当にわかって怒っているのかな?って思います

    避難所で「私は暗くないと眠れないの」と電気を暗くしてくれと怒っていた人がいました
    「非常灯なんだから無理だよ」と言ってもです
    しかも、日に何度も何度も余震がきていた最中です・・・
    もし、もっと大きな地震が来たら?本当に真っ暗になってしまったら、果たしてそんな事言えるの?
    色々な事を考えました

    不思議なのは怒る人がそれなりに年配の「良識ある大人」の人が多いって事です
    なんででしょうね??

    山本周五郎の小説の中で「人を許すとなったら、きりがない。ここまでは許すけれど
    ここから先は許さないという事があってはならない。それは許してはいないのだ」
    と、いう意味の言葉がありました

    これを読んだ高校生の時に「そんなの無理やわ・・・」って思いました
    今でも未熟者の私は「無理かも」って思いますが、なんとなくわかります

    今の社会で大切な事は「許すということ」そして「受け入れるということ」なのかもしれないなって。
    日々、感じている私でした。。。  
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  • 2011年04月19日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)その他

    ウィッグ&ケア帽子のご提供をお願いできませんか?

    J-CAN(がん患者団体ネットワーク)で見つけた被災地のがん患者さんへの支援物資のお願いです

    【ウィッグ&ケア帽子のご提供をお願いできませんか?】
    【仕訳けボランティア募集】


    +++++++
    3月11日に発生した東日本大震災により、たくさんの皆さんが亡くなられました。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

    被災地では、ウィッグが手元にない状態で避難所で過ごす患者さんや、
    避難所に居づらく自宅避難をされている方もいらっしゃいます。
    寒さや衛生状態が悪さから、リンパ浮腫が悪化している患者さんもいます。
    乳がん患者さん専用の下着も不足しています。

    リンパ浮腫用のケア用品と専用下着に関しては、日本対がん協会の「ほほえみ基金」からのご支援を受け、まとまった数を東北へお送りすることができることになりました。

    しかしウィッグや帽子を購入する費用は足りません。

    ぜひ皆さんからの温かいご支援をお願いしたいと思っております。
    皆さまの手元に使わなくなったウィッグやケア帽子がございましたら、
    ご提供をお願いできないでしょうか。
    何卒ご協力のほどよろしくお願い致します。

    <One Worldプロジェクト有志一同>
    佐治重衡先生(埼玉医科大学国際医療センター 腫瘍内科)
    谷野裕一先生(公立那賀病院 乳腺呼吸器外科医長)
    桜井なおみ(NPO法人HOPEプロジェクト代表・乳がんサバイバー)
    寺田真由美(KMaCS代表・乳がんサバイバー)
    三好綾(NPO法人がんサポートかごしま理事長・乳がんサバイバー)

    協賛
    公益財団法人日本対がん協会

    ■ご提供頂いた品の提供先について
    頂いた品については、One Worldプロジェクトのメンバーが責任を持って、宮城県の東北大学病院薬剤部宛(北村奈央子さん)に送付させて頂きます。
    そちらの医療スタッフの皆さんから東北大学ほか県内の避難所数か所、石巻赤十字病院、東北厚生年金病院、福島県いわき市内の病院等に送らせていただき、必要とされている患者さんへ手渡しして頂きます。

    ■送付頂く品について
    ※ウィッグのご提供について
    使用済みの場合、お手入れをして頂き、可能な範囲で使える状態にされている品をご提供頂けますと幸いです。
    ※ケア帽子のご提供について
    できましたら新しいものをご提供頂けますと幸いです。使用済みの場合は、クリーニング・洗濯等をしていただき、気持ちよく使える状態にされている品をご提供頂けますと幸いです。

    ■ご送付について
    ご協力いただける方は、以下の住所にご送付頂けますようお願い致します。
    大変恐縮ですが送料はご負担頂けますようお願い致します。

    ※送付時に、品物名と個数を書いた用紙を同封して頂けると助かります。

    送付先
    〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン13F 
    公益財団法人日本対がん協会内 是澤様・岩沢様宛 One Worldプロジェクト
    問合せ先:TEL:03-5218-4771
    メール:1WPro2011@gmail.com

    ■送付締切日

    第2次締切日:平成23年4月28日(木)※必着!⇒5月上旬発送予定
    第2弾のボランティア募集は、まだ決まっていないそうです

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    私は仙台市内の病院に通院した帰りに被災しました
    患者会のかたが午後から手術の予定だった人は延期になったみたいと言われていました
    確かにこんな揺れの中では手術もできないし、私の通っている病院は緊急指定病院にかわったので
    外来なども緊急の方しか受け入れできなくなりました
    今は、手術室の関係もあって婦人科がんの人は1ヶ月以上は待ちます
    私も早くしてもらって2ヶ月でした
    それだけ待って、また延期というのは不安だと思います
    また、いつ手術ができるかわからない状態というのも大変です

    被災地から被災地への通院も大変だろうし・・・

    そんな中でテレビや新聞で、がん患者さんのための相談室などが設置されたのを知りました
    そして、少し遅れましたがこういった活動も。

    私は抗がん剤治療は受けていないので、帽子やウィッグは持っていないのですが
    避難所などで、知らない人に見られるというのは相当なストレスだと思います

    もし、使っていない帽子やウィッグなどがある方はぜひ、お願いします

    抜粋なので、詳しい事はこちらのHPから
    J-CAN(がん患者団体ネットワーク):http://j-can.blogspot.com/2011/04/blog-post_9136.html  
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  • 2011年04月18日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)東日本大震災

    非常本~山村武彦 著

    ケガの手当てはどうするか、どこへ避難すればいいのか、
    瓦礫はどうするか、義援金はどうしたらもらえるか、
    当面の生活費はどうするか、壊れた自宅はどうするか。

    災害直後のサバイバル方法、避難生活情報、
    そして生活再建のための国や自治体による支援の受け方など、
    <被災後に読んでも役立つ> 生き残りマニュアルの決定版です。




    もくじ
    第1章  揺れが収まったら、靴を履いて
    1.まず、周囲で何が起こっているか冷静に確認しよう
    2.火が出たら、「知らせる」「消す」「助ける」「逃げる」
    3.危地から脱出しよう
    4.エレベーターに閉じこめられたら、外部の助けを呼ぼう
    5.ケガ人の応急手当てをしよう
    6.火災が発生しているときは?(緊急脱出法)

    第2章 さあ、避難!
    1.必要最小限の持ち出す物をチェックしよう
    2.避難する前に確認しよう
    3.家族や隣人の安否確認が済んだら、いったん避難しよう
    4.要援護者とその家族は、避難所を選んで避難しよう
    5.避難ルートを選び、徒歩で避難しよう
    6.情報を集めよう
    7.避難所が適切か、確認しよう
    8.避難所の規定、マナーを守ろう
    9.健康な入所者は、避難所運営に参画しよう
    10.ペットの避難は?・
    11.応急トイレの作り方
    12.孤立してしまったらどうする?
    13.緊急連絡・安否確認をしよう

    第3章 生活再建アプローチ
    1.様々な、被災者支援があります
    2.家屋などが損壊した場合は、罹災証明をもらおう
    3.災害ゴミの処理は?
    4.カードや現金などのトラブルは?
    5.災害弔慰金・災害障害見舞金をもらえるケースは?
    6.サラリーマンに対する補償を確認しよう
    7.PTSD(心的外傷性ストレス障害)について知ろう
    8.当面の生活費や生活再建の資金をもらえるケースは?
    9.生活の立て直しのための資金を借りられるケースは?
    10.他にもいろんな支援があります
    11.応急仮設住宅が建設されます
    12.半壊の被害には、住宅の応急修理制度があります
    13.不必要な解体や危険な修理などを避けましょう
    14.住まいの再建支援制度は、いろいろあります
    15.住宅を確保するときの課題を理解しましょう
    16.地震保険金の受け取り
    17.中小企業・自営業のための支援があります

    第4章 やっぱり日頃の備え!
    1.緊急連絡先一覧
    2.避難所の情報
    3.帰宅ルートの確保
    4.公的支援が来るまでの非常用品備蓄表
    5.我が家の覚え書き
    6.防災関係機関の連絡先
    7.緊急行動マニュアル

    こちらの本は、アマゾンでも買えます  
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  • 2011年04月15日 Posted by すもも at 12:00Comments(0)その他

    被災地に荷物が届きました

    昨日、東松島市の友達から『荷物が届いたよ。ありがとう』っていうメールが着きました

    東松島市は津波の被害の大きい場所でした

    彼女が住んでいる場所は、松島基地があるところだったので
    ずっと連絡が取れなくて、不安でした
    幸い、家は無事でしたが、車も流されてしまったし職場にも津波がきたそうです

    でも、家があるから避難所には入れないと言っていました
    せっかく電気も水道もきたのに7日の余震でダメになりました
    でも、やっぱり電気も水道もガスもなくても、家があるから・・・って

    避難所の人は家も家族もなくしてしまった人が沢山いるのに・・・って
    私たちは大丈夫よって・・・
    彼女はお風呂を貸してあげたり、洗濯機を貸してあげたりしていたそうです
    みんな、支え合って生活してるから大丈夫って言っていました

    でも、聞けば聞くほど『大丈夫じゃないやん』って思った
    食糧は避難所に行けば手に入るかもしれないけど、自力でできるならと行っていないそうです
    今は、断水しているので給水車に2時間。それでも手に入らない事もあるのよって
    車がないので歩いて行って(自転車も壊れているけど、売っていない)
    多分、自転車屋さんもないようです。本屋さんも銀行のATMもなんもないよ~~って。

    食料品や日用品を買うお店が開くのに3時間。そして、お店自体も地震で天井が落ちてるから
    営業できるのは5時間だけ・・・個数制限もまだあるそうです

    そんな中、やっとヤマト便が届くようになりました
    今、クロネコヤマトはコンビニでの取り扱いはないのですが、電話すると家まで取りに来てくれます
    米とお菓子とティッシュや日用品など少しですが送りました(水が手に入らない)

    被災地にいる時に、スーパーのお菓子が無くなってしまいました
    生きていくのに必要な米や野菜は入荷するんだけど、お菓子の棚が全くなくて
    『生きていくのに必要じゃないかも知れないけど、甘いものが食べたい』って言ってました
    それを思い出して、送ったら友達からも『久しぶりのビスケットだ』って喜んでくれました

    当たり前のものがない不便さです。

    ただ、なぜか関西の友達から『必要なものがあったら送るよ』ってメールが来ます
    ありがたいけど、東京にないものなんて、ほとんどないのに何でだろう??って思います
    テレビで『水がない』『ヨーグルトがない』『牛乳がない』というのを見ているから??
    でも、水はともかく、牛乳はおいてあります
    うちがたまたまかもしれないけど、そこまで??って思います

    関西の友達は阪神の震災を知っているので『大丈夫、大丈夫?』って言ってくれるけど
    本当に大丈夫なんだよ。
    あのテレビニュースの後ろの棚は野菜や果物でいっぱいなんよって思ってしまいます
    本当に必要な人の映像じゃなく、煽るような映像ばっかりって思う

    被災地は綺麗になった場所ばっかりテレビで流れます
    そしたら、みんなが平気になったのかもって思うけれど、たった1ヶ月で変わるものじゃないんよって

    先日、友人から来たメールは親戚から『今日のご飯は具のないお粥だった』って・・・

    さっき友達から来たメールには東松島市の死者900人弱、行方不明776人になりました。
    って書いてありました。

    郵便局は現在、局留めになっています
    被災者がそこまで取りに行かなくてはいけませんが、津波で車が流されていたりして
    取りに行くことができない人も多いです
    クロネコヤマトは局留めのところもありますが、配達可能地域が増えてきています

    知り合いがいる人は、家が無事な場合は、HPで確認してみてください

    松島基地の近くの方のブログです:http://minkara.carview.co.jp/userid/311064/blog/22009543/  
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  • 2011年04月14日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)東日本大震災

    子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんの患者さん向け解説書!

    病院に行った時に患者会のところで見つけたチラシです

    告知された時は、こういった本を何冊も読みました
    私の場合は、お金もないし買うよりは図書館を利用していましたが沢山の本がありました

    子宮頸がんにしても子宮体がんにしても卵巣がんにしても、対して治療方法は変化していないのでは?
    と、先日の診察の時に先生に聞きました
    乳がんほど、ガイドラインが変化しているようには思えないし、なんか同じようなのに
    理不尽みたいな気持ちがありました

    それをそのまま先生に言ったら、確かに婦人科のがんは乳がんのようにガイドラインが変化していないけれど手術の技術が変化していっている。だから、今までは後遺症があった排尿障害も重篤なものは無くなっていっているということでした

    婦人科癌におけるセンチネルリンパ節や神経温存子宮全摘術における骨盤内臓神経の術中電気刺激など

    ただ、これも全ての病院ができる手術ではないようです





    でも、実際に自分が調べている大半がこういう本からではなく、むしろブログだったり
    治療記だったりします
    ついつい専門用語の多い本よりは「私はこうでした」っていう簡単なものを選んでしまいます

    できればきちんとしたガイドライン(最新のもの)を読んでみて、それから自分が通いたい
    がん指定病院のホームページで書かれている治療方法を読んでみてください
    以前は、国立大学病院などは治療方法を公開したりする事ができませんでした
    でも、現在はそういう事はないので、自分でも調べることができます

    ぜひ、活用してくださいね  
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  • 2011年04月13日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・婦人科がん

    阪神・淡路大震災の経験者に聞く 言われて元気が出たことば

    ネットで『阪神・淡路大震災の経験者に聞く 言われて元気が出たことば』が
    紹介されていました

    紹介されている言葉の1つ1つが心に響くものでした

    避難所にいた時に、石巻の3姉妹がいて避難所の中でもトランプしたりして
    いつも明るく笑っていました

    トイレで会った時に「どこ?」「家は?」って聞いたら
    「家は、石巻で津波の被害のあったところだから、もうないと思います」
    「地震が起きてすぐに、お母さんと電話が繋がって、今から車置いて歩いて家に帰るって言ってから
    全然、電話も通じないんです」って言ってた

    避難所の中では明るいから、ついついただ家に帰れないだけの子たちだと思っていたし
    そういう風に言う人もいました
    「元気な子たちよね」って・・・

    本当はすごく不安だったんだろうな・・・って思いました

    私が避難所を後にする時に、お菓子を「食べ」って渡してあげたら、目に涙をいっぱいためながら
    「ありがとうございます」って言ってくれました

    私はただの帰宅難民なだけなのに・・・って思った

    どうしても、彼女たちが無事に家に帰ったかどうかを知りたくて電話番号を書いた紙を渡しました
    そしたら、家について携帯を充電したら電話をくれました

    「無事に家につきました」「みんな無事でした」って・・・
    泣きながら「よかったね、よかったね」って

    そういえば、阪神の時に被災した友達もみんな明るかったなって思い出した
    みんな明るくて笑っていた

    どんなにつらい現実であっても、人って笑えるんや・・・って思った

    みんなそれぞれに「心に残る言葉」や「出会い」があると思います

    その言葉を忘れないで・・・

    阪神・淡路大震災の経験者に聞く 言われて元気が出たことば
    http://news.goo.ne.jp/article/cobs/life/cobsyoko201104post-966.html


    http://plixi.com/p/90835752#
    こちらは、ネットで見つけたポスターです。あまりに格好いいので。  
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  • 2011年04月11日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)東日本大震災

    あしなが育英会

    仙台から帰ってきてから、テレビを見ていたら『プチッ』って電気が消えました

    どうやら、寿命もあったんでしょうがブラウン管が切れた模様です
    昨日、やっと買ったテレビがやってきて接続をしてやっと見れたら

    グラグラグラ・・・・ってきました

    とっさに『この感じ、本震に似ている』って思いました

    あわてて、東松島市と石巻市と盛岡市の友達にメールをしたら石巻市の人は
    「怖い」ってすぐに返信がきました
    東松島市の友達からは「今、避難してます」って返信が・・・
    岩手の友達からは返事がなく電話もつうじなくなっていました
    テレビで見ると、今回は宮城県の県北と岩手県の被害が大きく、岩手県全域で停電しているようです

    本震を知っているからこそ、余震はもっともっと怖く感じました
    だからこそ、友達の安否が気になった・・・
    岩手の友達は、朝になって携帯が通じたら元気でしたが、やはりかなりの強さだったそうです

    東北地方は地震の多い地域だから、思ったよりもみんな地震には慣れているけれど
    やはり震度5や6クラスはそうそうないので怖いだろうなって思います



    現在、色々なところで募金運動をしています
    ただ、以前、ある募金運動をしていたところに寄付をしたら、その寄付金が実は政治家の
    活動資金になるらしく、寄付金の4割くらいしか被災地には届かないというのを見ました
    悔しくて悔しくて・・・
    ということで、今回は赤十字やユニセフと考えていたのですが『あしなが育英会』を思い出しました

    阪神の地震の時に、家庭の事情で大学に通えなかった人がいました
    せっかく合格していたのに、どんなに悔しかっただろうって思いました
    被災して家も仕事も無くした人が自力で通うのはなかなか難しいことだと思います
    その上、親も亡くしてしまうと諦めるしかないようなところもあったりします
    そんな子供を支援するような方法がないかと思いました

    少しだけど、寄付してこようと思います

    あしなが育英会:http://www.ashinaga.org/  
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  • 2011年04月08日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)東日本大震災

    がんとともに生きる

    病院で見つけた冊子です

    最近、こういった製薬会社がだしている小冊子をよく見ます
    前は、もっと一方的なイメージがあったのが冊子の内容を読むと
    より患者側の視点にたったものが多いような気がします
    患者会の方が意見を出し合って出しているものもあります

    今回は中外製薬が出している『がんとともに生きる』です

    がんと告知をされた瞬間から、かなり早期の患者さん以外は
    『がんとともに生きていく』ようになります
    手術後は、間隔をつめて検査を受けないといけないし
    最低でも術後5年は、通わなくてはいけません
    また、ホルモン療法を受けている人などは、毎月の通院がかかせなくなります

    がんは告知された瞬間から、その患者さんにとって人生の一部になるんだと思います

    『がんとともに生きる』と受け入れるのはつらい作業だと思います
    後遺症がある人も多いです。そういう時に「自分だけじゃないんだ」って思えること
    どうすれば楽になれるんだろう?と悩んだりします
    その解決方法は人によっても違うと思います

    「こんな冊子読んでもかわらないわよ」っていう人もいると思います
    でも、こんな冊子がでるくらい「がん患者」が多いということです
    それなら、ちょっと頑張れるかな?って思える気がする私です

    そして、今の医療現場って本当に変化していっているなって思います
    変化についていけない病院は、難しいような気がします

    『患者がかわらなければ何も変わらない』これが、うちの婦長さんの口癖でした

    今、変化を起こしているのは患者自身だと思います



    今回の冊子の内容はこちらです。過去の出版物もPDFで読むことができます
    よかったら読んでみてください

    あらゆる症状には有効な対処法があります
    こまめに相談してください
    聖路加国際病院 オンコロジーセンター がん看護専門看護師 大畑 美里氏
    日ごろから多くの患者さん、ご家族の皆さんの相談にのり、アドバイスをしている大畑さんにがんとの付き合い方についてお話しいただきました。.

    症状の変化に合わせてメニューを工夫
    静岡県立静岡がんセンター 栄養室長 稲野 利美氏
    治療中や退院後の食事の注意点や料理を作るときの工夫について、稲野さんにお話しいただきました。.

    太極拳で体力の回復と心のリフレッシュを
    目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 教授 奈良 雅之氏
    手術後で体力に不安な方にもお勧めできる太極拳の入門法を奈良先生に説明していただきました。

    監修:城西国際大学 福祉総合学部 准教授 大松 重宏氏
    がん患者さんの経済的な負担を軽減するための、さまざまな制度についてご紹介します。

    監修:聖路加国際病院 ブレストセンター長 中村 清吾氏
    患者さんやご家族が抱くさまざまな疑問や不安にお応えします。

    こちらのHPからダウンロードもできます
    がんとともに生きる:http://chugai-pharm.info/gantomo/#vol01  
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  • 2011年04月07日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・がん

    婦長さんとの世間話

    今回、検査に行った時に婦長さんに会いました

    会ってすぐに『太ったでしょ』って言われたface10
    そうなんです・・・実は、入院時よりも、太っているんです・・・
    「なんで太るのよicon08」と怒られた私。負けじと「だって、下痢するとお腹すくんやもんicon10icon10」と反撃。
    そしたら「病院でちゃんと計算して、ご飯だしてたでしょそれを見習って食べなさい」と
    こんこんと怒られた・・・icon15

    くっそう~~~。
    わかるけど、下痢した後は、どうしてもお腹がすくねんicon_maro06

    そんでもって「油物は控えなさい」とか「食べすぎると下痢するのよ」とか
    おかん並にうるさい・・・

    その上、手術の後遺症でたまに「尿失禁」してしまうって言ったら
    失禁用パッドなるものをしろってうるさいし
    「やっぱりやだ」っていうと「そんな事にこだわってどうするのよ」って
    「いや、やっぱりいつもじゃないからいやや」「いつくるかわからないからしなさい」
    などなど、戦う私。

    でも、どうも婦長さんには弱い私。
    結局、尿失禁用のナプキンみたいなのを買いました(でも、まだ使ってない)

    婦長さんと話をした後で患者会の人と食事にいくので帰ろうとしたら
    執刀医のN先生に会った。ほぼ、1年半ぶりくらいicon14

    『きゃ~~久しぶり』って言ったら「えええ、まだ仙台まで通ってるの」と驚かれるし・・・
    「紹介状書いたよね??」って、ええそうですとも書いてもらいましたとも~~~

    でも、転院させてもらえなかったんです・・・

    都内の病院は「手術の患者以外はいらない」って言われました
    また、私の場合は引越しなどの理由ではないから、余計にダメって言われたし
    その上「治験なんだし」とか、色んな理由で断られたんだよね~~

    なんかN先生に会えて、めちゃめちゃ嬉しい~~icon14って思った

    この先生がいなかったら、私は仙台まで来ていなかったし・・・
    そして、がんばろうなんて考えなかったような気がする

    去年、再発の危険性って言われた時も「もしも、病院で亡くなるならここでいいかな」って思った
    その前にN先生にもう1回、お腹切ってもらってもいいし・・・とか考えてた

    仙台に骨を埋めるか。って腹をきめて行った病院でした
    結局、再発ではなかったけど、色んな意味で考えた1件でした

    N先生にしても、婦長さんにしても、看護師さんにしても色んな事があったけど、よかったのかなって思う
    でも、4月から婦長さんが「化学療法科」に異動になるそうです

    うううん、ショックだ・・・せっかく、院内患者会を作ってくれたりしてくれたのに、残念です
    でも、化学療法科に行ってもきっと何かをしてくれるはずだから、期待しておこうって思う

    次の外来は6月です

    みんな元気でいてくれるといいな  
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  • 2011年04月06日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)がん

    私の中のあなた

    『わたしのなかのあなた』(My Sister's Keeper)は、ジョディ・ピコーの小説



    この本は、キャメロンディアスがお母さん役で映画にもなっていて、しかも彼女がスキンヘッドになって話題になっていました
    映画を見た人の感想を読むと、ほとんどの方が「涙がとまらなかった」と書かれていました

    この映画のあらすじは、かなり簡単に言えば、父・母・長男・長女・次女の家族がいて、その中の次女(アナ・フェッツジェラルド)は急性前骨髄球性白血病の姉(ケイト)のドナーとして、遺伝子操作で生まれてきた。アナはケイトのために臍帯血、輸血、骨髄移植などでケイトの犠牲となってきた。アナが13歳の時、腎移植を拒み、両親を相手に訴訟を起こす。

    というところから物語が始まります

    『救世主兄弟』
    骨髄移植などをする時に、遺伝子の型がいくつか適合していないとできません
    その適合したドナーを見つけるには、家族の中に適合者を見つけるか
    それができない場合は、骨髄バンクに登録する方法があります
    しかし、全ての項目が適合するというのは、ほとんどなくその適合したドナーを作るために
    体外受精した卵子が分裂し始めてから、遺伝子検査をして適合した受精卵だけを体内に入れ
    着床させるという方法です
    アメリカではすでに200人以上の救世主兄弟が生まれているそうです

    この映画を見た人の感想に書かれている1つで『こんな事が本当にあるなんて』という感想がとても多かったです
    このような遺伝子操作で生まれた子供は『救世主兄弟』と呼ばれています。
    ですが、このような事は、現在ではアメリカのみで認められています
    ヨーロッパではこのような遺伝子操作は、倫理的に許されるものではないと法律で禁止されていますが、アメリカでは、これは本人、もしくは医師の倫理観によるものであって法律で禁止はしないという事だそうです
    日本では、知られていないという事を考えても理論すら行われていません
    きっと日本の技術をもってすれば、こんな事は簡単にできてしまうんだろうなって思いました

    この小説を読んでいて思ったのは、姉の病気のために子供を作るという事がどういう意味を持っているのかという事でした
    両親にとっては「救いたい命」であるのは間違いないと思います
    ただ、それによって生まれた彼女が次々に行われる医療行為(といっても彼女は全くの健康体です)が、果たしていいのだろうか?という事です
    個人や個性を優先というアメリカで行われているのが考えられないなって思いました

    この小説の中に出てくる双子の姉妹がいます
    彼女は、姉妹のうちどちらかが病気になったら自分が犠牲になる。と言います
    それがたとえ臓器移植であってもです
    事実、ケイトの兄ジェシーは自分が適合者でない事を後悔します

    色んな事があって、最終的に『なぜ彼女は両親を訴えたのか?』という結論に達します

    結局、それがわかった時にアナ(次女)が犠牲になるのを嫌がったケイト(姉)がアナに頼んで両親を訴えてくれと言ったという事がわかります

    これは、それぞれの意見だと思いますが私なら、この気持ちはわかると思いました

    誰かが自分のために、ずっと犠牲になってくれるというのはつらいものだと思います

    この本の結論は、どうも納得できませんが、実際にこういう事が行われているところではどうやって結論をつけているんでしょうか?物語の中の夢見るような決着のつけ方ではないところが知りたいって思いました

    小説と映画は違うんでしょうか?
    私は、この本で泣くようなところは全く無かったのですが・・・??

    あと邦題の『私の中のあなた』よりも My Sister's Keeper というほうが納得できる気がします

    急性前骨髄球性白血病:http://www.gan-pro.com/public/cancer/hemat/acute-promyelocytic-leukemia.html

    こちらはNHKスペシャルで放送された「幹細胞生殖医療救世主兄弟」の詳細です
    救世主兄弟:http://topicsnow.blog72.fc2.com/blog-entry-314.html  
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  • 2011年04月05日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    放射線治療~2日目~

    放射線治療2日目の私です

    まだまだ元気ですが、すでに「宿酔」という副作用がでてきました

    「宿酔」は、車酔いのような状態になる事で、私は1日目から「ちょっと変?」って思ってましたが
    いまいち、実感がなく2日目に「やっぱり変かも?」って思いました

    「宿酔」に関しては私は薬はもらえなかったのですが、車酔い用の酔い止めの薬をもらっていました
    やっぱり、車酔いなのね・・・って思いました

    照射後は、私は「お腹が温かい」って思いましたが、これも個人差がありました
    「そうでもない」って人もいました

    下痢にしても宿酔にしても副作用には、かなりの個人差を感じました
    下痢止めが効く人なんかは、ほんとうらやましい気持ちになりました
    私は下痢止めと漢方と2種類飲んでましたが、全く効き目なしで大変でした

    でも、それはあと少ししてからです



    この日は夜に「卵巣捻転」の急患さんがやってきました
    かなりの痛みだったらしく、話を聞いているだけでも「大変そう」って思いました
    「がん患者」ってひどい痛みでくる人っていないので、痛い痛いって患者さんを見ると
    「なんて大変そうなの」って思ってしまいます。で、その患者さんに「がんのほうが」と言われたり・・・
    ちょっと不思議ですよね  
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  • 2011年04月04日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)放射線・・・闘病記

    政府機関による調査「放射能で遺伝的障害出る」説を否定する

    「放射能を浴びると遺伝的障害を受ける」という考えは“常識”のように語られるが、これはデータから否定されている。

     原爆投下を受けた広島、長崎で医療機関や政府機関が実施した調査によると、被曝者から生まれた子供の小児死亡率、染色体異常の発生率、身長・体重などの異常は「全く認められない」という結論が出ている(放射線影響研究所調査)ことを、どれだけの日本人が知っているだろうか。

     放射線によって遺伝子異常が生じることは、理科などでもハエやマウスの実験で紹介されるため、そう思っている人が多いが、人間の場合、遺伝子異常があると受精卵が着床しないなどの防御機能があり、遺伝的障害は起きないというのが科学的常識なのだ。それで子供が生まれにくくなるというデータもない(もともと大半の卵子は着床しないため)。

    ※週刊ポスト2011年4月8日号

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    これが『常識』のように考えられるってところで、驚きました

    これが唯一の「被爆国にっぽん」なんでしょうか?

    確かに、被爆をされた方ががんなどになる確立が高くなるというのはあっても
    生まれた子供の遺伝子異常ってのを日本人が信じているとは、聞いたこともなかった
    これはアメリカが広島・長崎の後流したデマでしたが、現在では否定されています
    (アメリカでは信じられている。というのを聞いた事はあります)

    日本人がこんな事を今も信じているなんて・・・ちょっと悲しいですね  
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  • 2011年04月03日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)ニュース・・・その他

    リンパ浮腫外来



    3月10日にリンパ浮腫外来に行きました

    手術後すぐに「急性のリンパ浮腫」になって、その時はリンパマッサージができる
    看護師さんがいたので、すぐに対応してもらえたのですが
    退院後も痛みがあって、それがずっと気になっていました

    前回に行った時に「浮腫はほとんどないんですが、痛いんです」と先生に話しました
    リンパ外来は、1人あたり1時間以上の時間をかけて診察・問診をしてくれるらしくて
    先生からは「話を聞いてもらえるだけでも、気持ちが楽になったって患者さんも多いから」と
    教えてもらい、行ってみる事にしました

    今回、かなり細かく採寸してもらいましたが、先生いわく「リンパ浮腫じゃないですね」という結論!
    私はおもわず「まじですかい!」って言ってました
    その時に、私がずっと「痛い、痛い」と言っているのは、リンパ浮腫ではなく
    神経からきているものだと思いますよと言われました
    えええ!そうなん!って思ったのですが、その後の先生の表現があまりにも的確だったので驚きました

    外陰部の痛みや足の痺れ、感覚の鈍さなどを含めて「歯の治療の時に、麻酔をすると歯茎が腫れていて
    ぶにゅぶにゅしたような感じがしませんか?」と言われて「おおお!そうですそうです!」
    そして、そういう感じがあるのは「リンパ浮腫じゃなくて神経からだと思いますね」って

    この表現があまりにも今の私の状態を言い当てているもんだから
    「キラリンicon12」って先生が光って見えました
    いや~~先生、ただのいけてない人かと思いきややるやん!なんて思ってしまった

    といって、その後のうちの執刀医の先生に久しぶりに出会ったのんだから聞いてみたし
    放射線科医にも聞いてみたけど、やっぱり私の症状には「なぞ」だそうです

    ただ、婦人科の手術や放射線の照射もあるのでどういう後遺症がどうでてくるかは
    なかなかわからないという事でした
    それ以前にあった腰痛も含めて、長期的に見ていくしかないですねという事でした

    今回わかった事は、とりあえず私の悩みは「リンパ浮腫ではない」という事でした

    その後の事はこれからになりますが、確実な事が1つでもわかっただけでもよかったです
    足のしびれや外陰部の痛みの事も下痢の事もすぐに解決する事ではないようです

    リンパ浮腫外来のところに~リンパ浮腫のための記録~上肢編というのを見つけました
    いいのを見つけた~って思って後で見てみると「上肢編」つまり乳がんの方のものでした

    内容は

    ・私の記録
    ・むくみの記録

    の記録欄があります



    ううん、残念だ・・・。ぜひ、下肢編も作ってもらいたいものだわ

    QOL総合研究所:http://www.q-ken.net/  
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  • 2011年04月02日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)リンパ浮腫

    放射線治療と出産



    3月11日に放射線外来に行ってきました

    うちの病院は日本でも放射線治療の症例数がかなり多い病院だというのを治療前に説明を受けました
    放射線専門医もいます

    私の手術後の追加治療は放射線治療のみでした
    それは、病理が扁平上皮がんで放射線が効きやすいがんだからです

    私は、第一の選択が『手術』だったので、放射線治療は考えていなかったのですが
    ただ、少し前から疑問に思っていたのが「放射線治療をして出産できるのか?」という事でした
    卵巣を吊り上げ式にして、照射があたらないようにして放射線治療を受けたタレントさんがいます
    では、その場合、残った子宮は妊娠する事ができるのかな?って疑問がありました
    彼女の場合は、残した卵巣から卵子を取り出して、体外受精して代理出産をしていました

    もしそれが私だったら出産できたのかな?っていう疑問がありました

    最初に放射線科に行ったので、先生に聞いてみると
    『どれくらいっていう数字はこちらでは持っていないから婦人科で聞いてみて』と言われました
    それならと今度は婦人科に行って先生に聞いてみました
    そしたら、吊り上げ式をして卵巣を残したとしても照射した子宮で妊娠する可能性はかなり低く
    また、運よく着床したとしても出産まで子宮が耐えられるかというのはかなり難しいということでした

    そうか・・・ただ、子宮が残ったからといってもそれで妊娠できるわけじゃないんだって思いました

    今回、先生に『どんな治療であっても、やはりいい面と悪い面があります。全てがいいというのはないんですよ』って言われました

    私もそう思います

    私は患者が疑問に思っている事は、どんなにつまらない事でも医師に聞くのが一番だと思っています
    それで医師は『患者は、こんな事を考えているんだ』と知るんだと思います
    医師は、お腹の中では「つまらない事聞いてる」と思うかもしれません
    患者も「こんな事聞いたら恥ずかしいかも」って思うかもしれません

    でも、やっぱり聞くほうがいいと思います

    私は「先生にはつまらない事かもしれないけど、聞きたいんです」って言っています
    うちの先生達は、誰も「そんなの聞いてどうするの?」とか言う人はいませんでした
    きちんと答えてくれます
    それがとてもいいと思っています

    確かに仙台までは遠いなって思います。
    また、今回のような事があると余計にそう思います
    でも、できるだけ通って行こうと思っています  
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  • 2011年04月01日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)放射線治療と出産