たまりば

多摩の地域情報 多摩の地域情報三鷹市 三鷹市

スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by たまりば運営事務局 at

「幸せ力」をつける、ちょっとした生活術

お正月になったので年末に借りていた本を読みました

「幸せ力」をつける、ちょっとした生活術 斉藤茂太著

・・・・フランスの哲学者、アランは『幸福論』の中で、「ある人が幸福を求める。するとたちまち彼には幸福を見つけることができないという宣告がなされてしまう」と、人が幸福を探すことのパラドックスを言っている。

「幸福を世界の中に、自分自身の外に求めるかぎり、何ひとつ幸福の姿をとっているものはないでしょう。要するに、幸福については、論理的に推論したり予見したりすることができたら、それはどういうことかをよく考えて見たまえ、それは今、君にすでに幸福をもっているからだ。期待を抱くこと、それはつまり幸福であるということなのだ」

私たちは幸せというと、まるで外に「完全なる幸せ」というものがあって、これから見つけ、手に入れなければならないものであるかのように思い込んでいる。そんな幸せなどはないのだ。

日々、希望を持って生きている、そのこと自体で十分に幸せであるということだ。私たちは明白に期待を持ち日々を生きている。そうである限りは、すでに私たちの幸せを手にしているのではないか。


去年、ずっと悩んでいることがありました

自分がどこかで「いい顔依存症」になっている気がして「ほめてもらいたい」「認めてもらいたい」という気持ちに囚われていたように感じました

でも実際にはそういう関係でなければ、付き合えないのであれば、相手とは本当の意味では付き合っていけないのだということに、心のどこかで気がついていたのに・・・って思いました

自分の中で無理をして、それでも得たいものって、本当は必要ないものなんじゃないのかなって思った私でした。


  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2015年01月01日 Posted by すもも at 21:51Comments(0)読んだ本・・・その他

    心のケア――阪神・淡路大震災から東北へ



    心のケア――阪神・淡路大震災から東北へ 加藤寛・最相葉月著

    内容紹介
    「心のケア」とは何だろう? そこで大切なことは?
    阪神・淡路大震災以来、16年間にわたり、多くの自然災害や人為災害において心の傷の回復に尽くしてきた精神科医・加藤寛が、ノンフィクションライター・最相葉月に語る。

    【目次】
    第1章 東日本大震災後五十日の記録
    第2章 被災者の心の傷
    第3章 阪神・淡路大震災でできたこと、できなかったこと
    ――復興期の心のケア
    第4章 回復への道のり
    ――肉親を失った二人の経験から
    第5章 支援者へのメッセージ
    巻末ルポ 1・17から3・11へ――兵庫県心のケアチームの百十一日(最相葉月)

    兵庫県心のケアチーム:http://www.j-hits.org/kokoro/

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    3.11の時、仙台にいた私は不思議な感覚になりました

    それは、全てのことが「神戸の出来事」と同じだったからです
    といっても、神戸では津波はなかったし、帰宅難民のような出来事はほとんどありませんでした

    なのに、とても似ている・・・

    それは、私にとって神戸の出来事でもあり、がんから退院してからの生活であったりします

    なぜ、自分は生きているんだろう?

    多分、一番の疑問はそこだったように感じます

    生きている自分に対する疑問。

    最近、加藤寛先生と最相葉月著で「セラピスト」という本が出版されました

    その本を読むために、その前に書かれたこの本を読む事にしました

    この本の中で今のわたしが一番、納得したことが「ボランティアをする人の心のケア」の問題でした
    ついつい、悲惨な出来事を見たり聞いたりするとそのことが頭から離れなくなってしまう時があります

    それは、ピアサポーター活動にも似ていると思いました
    自分の体験に似ている人や同じくらいの年齢の方。
    また、何か通じるものを感じてしまった時に、その人の感情が自分と一体化してしまうような気持ちになってしまうことがあります。そんな時に「きちんと忘れること」も大切なんだと思います。

    私も自分が退院した時に「なんで私は退院できて、彼女は亡くなったん・・・」と友人に話しました
    その時に彼女が「あなたと彼女では、体が違うんやから」と言ってくれました
    同じ治療を受けたからといって、同じ結果が待っているとは限らないんだなって思った

    といっても、それは何年かが経過してから納得したことで、言われた時には何かモヤモヤとしてものがありました

    その時に私は「きちんと悩んでみよう」と思いました
    彼女の病状や治療体験を思い出して調べてみることなどで、今とは違う抗がん剤の状況があったりを知りました

    がんは当然、亡くなる人がいますが、でも全ての人が亡くなっている訳ではありません

    そして抗がん剤の認可や治療が進んでいます

    色々な意味で、人ががんで亡くなるのが減っています
    でも、その分、生きているから悩んでいる人も増えているということだと思います

    神戸のことや東北のことを知る事で、見えてくることがありんじゃないのかな?と思っている私です

      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2014年02月23日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    モーツァルトはおことわり

    モーツァルトはおことわり



    世界的バイオリニスト、パオロは決してモーツァルトを演奏しない。その理由は、ナチス強制収容所の悲劇とつながっていた…。音楽を武器に戦争を生き抜いた人々を描く。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    図書館に行くと、必ず絵本コーナーに立ち寄ります
    その時に1冊か2冊、気に入ったものがあればその場で読みます

    これは今月の絵本でした

    最初の5ページくらいを読んで、どうしても読みたくなって借りました
    絵本の綺麗な挿絵を見ていると、これが悲しい話だと忘れてしまいそうですが
    音楽によってナチスの強制収容所を生き延びた人たちのその後のお話です

    つらい内容もあるけれど、読み終わった時に心が温かくなるような1冊でした  
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年08月05日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    1Q84 ・・・の世界



    1Q84 ・・・の世界

    初!村上春樹さんでした。

    ものすごい世界観と読み応えたっぷりの6冊でした。

    この作家さんの世界は、読みながら引きづられて行く部分があって私にはちょっと苦手でした
    村上ワールドと現実の世界を行き来するために、1冊読んでは別の本を読む。とやっていたので読み終わるのに丸々1ヶ月かかりました。私には珍しいかも・・・

    しばらくは、他の作家さんと今、一番興味がある『批判的思考』の本を探して読んでみようと思っています。

      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年06月14日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    静人日記~悼む人Ⅱ~



    静人日記~悼む人Ⅱ~可視と不可視のはざまで-悼む人、被災地にて-

    見えないことの残酷さと、見えていることの残酷さ・・・

    いま願うことは、立ち止まり、振り返る勇気がほしいということ。
    声もなく、うずくまったままの人がきっといる。道を戻り、その人が歩きだせるまで、妙な励ましなど口にせず、静かに持てる強さがほしい。

    同じ歩調で歩ける真の体力がほしい。。


    一万五千、七千、という数の波底のもぐり、一つ一つのいのちの相貌を拾い上げられる本物の想像力がほしい

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    『悼む人』の後で書かれた『静人日記』ですが、私の勝手な想像では本当はこの日記は『悼む人』を書く前からあって、それを元に「悼む人」という小説を書いてから、もう1度手を入れて主人公がどのようにして相手を「悼んでいたか」を書いていったように感じました。それくらい天童荒太という作家さんの人物設定の細やかさのようなものを感じました。でも、いつも感じるのは綿密な設定の上で書いてあるはずなのに書き込みが多くなく大げさな表現も押し付けもないのに、読み終わった後で優しさや温かさが心に染みわたるような気がする不思議な作家さんだなって思います。

    ただ、私としては日記の存在よりも最後に書かれていた東日本大震災を悼む人を書いた作家さんがどのように書くか。に興味がありました。

    あの津波のことや阪神淡路大震災のことはいろいろな人がいろいろな方法で表現されています
    その中で「言葉を生業にしている人」である小説家なら、どのように書くのだろう?と思った。

    一万五千、七千、という数の波底のもぐり、一つ一つのいのちの相貌を拾い上げられる本物の想像力がほしい。

    この作家さんらしい言葉だなと感じました。  
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年06月10日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    あなたに、大切な香りの記憶はありますか?



    あなたに、大切な香りの記憶はありますか?

    先月から、お友達に借りた村上春樹さんの『1Q84』を読んでいます

    文庫本にして6冊。

    私にしてはかなり時間がかかっていて、その上、初めての村上ワールドに戸惑っています。それをリセットする意味もあって、1冊読むと1冊軽い本を読むことにしました。今回の本はタイトルの『香り』が気になって読んで見ました。

    私は小学生の時からかなりの匂いフェチですが、今はアレルギーがあるのでできれば無臭な生活がおくりたい私です。

    特に、うちで飼っていたチビちゃん(猫)が、ひなたぼっこをしている時の背中の匂いが好きでした
    寝ているチビを捕まえて「背中の匂いかがして~~~」とクンクンしていました

    チビの匂いは、子どもの頃に夏休みに行っていたお母さんの田舎の縁側の匂いを思いださせてくれました。おひさまの匂いです。
      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年06月08日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    母親に愛されたい娘たち



    母親に愛されたい娘たち

    この本を読んで「これでこういう本を何冊読んだかな?」と思った
    先日の『母という病』に、その前の『シックマザー』という婦人公論の特集にと、
    思い出せないけれど、色々と読んだ気がしました。

    もう、これでいいかなって思いました

    どんなに本を読んでも何1つ変わることはないし、本当に変えたいのならここから先は「私の問題」だからって思いました

    この本の中でヒプノセラピーという聞きなれない言葉がでてきますが、退行催眠のようなもので幼児期にまでさかのぼって自分と母親との関係を探っていくというものでした。その後、著書は退行催眠で見た自分の子ども時代の女の子を「自分自身で守ってあげる」と決めます

    そういう方法もあるんだと思った
    自分で自分の理想の母親像を作って、その子(幼少期の自分自身)を愛してあげるというのでも人は癒されていくんだと思うと、自分を癒すのも苦しめるのも実は自分でしかないのだと感じました

    本の中で「本当は守ってもらいたい人なのに、守ってあげようとするから無理があるんですよ」というところがあって、そして一番大切なのは自分の感情を相手に伝えること。と言われていました。

    最近、自分に違和感のある人によく出会う気がします
    どこかでチグハグな印象を与える人。本当のその人ではないような違和感。
    それが何かで大きくなる時もあります。そういう時は大体が友人関係が続きません。

    自分の事は、自分がいちばんわかっている。というのは、思い込みなのかな。。。  
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年06月07日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    かえるのかさやさん



    かえるのかさやさん icon03

    本屋さんであまりに可愛くて立ち読みしてしまった1冊ですicon37

    かえるくんは、傘にあたる雨の音が好きで「かさやさん」をしているのですが、かえるなもんで傘がなかなか売れません。

    そしてお友達にかさをすすめたりしますが、みんなに断られてしまいます

    そんな時にかえるくんのお店に「はりねずみくん」が壊れたかさを沢山もってきます。。。。。

    かえるくんの絵も可愛いし、なんだか梅雨がきても楽しく感じられそうな1冊でしたface02

      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年06月06日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    悼む人



    『ぼくは、亡くなった人を、ほかの人とは代えられない唯一の存在として覚えておきたいんです』と、主人公の静人は言います。どんな事件の被害者であっても同じように尋ねてまわります。

    事件が残酷になればなるほど、不思議と被害者よりも加害者を覚えていたりします
    そしてそういう事件ほど被害者を『覚えておくこと』は難しいし苦しいこともあると思います


    もう10年以上になりますが、友人とお花見の約束をしました
    始めてネットを繋げた時だったのもあって、いつもは電話だったのをメールで『絶対に来るんだよ』と送りました。
    当日、よっちゃんは来ませんでした。雨が降っていてみんなで「よっちゃん来ないね~~~」「きっと、よっちゃんのことだから他の友達とお花見でもして遅れてくるんじゃない?」なんて話をしていました。

    その帰り道によっちゃんが亡くなったというのを知りました。

    それからお花見の時期になるとよっちゃんの実家に桜の花を送っていました。
    東北訛りのある彼のお母さんからかかってくる電話は、私にとって楽しみになっていました
    そんなお母さんが、まだ50代の若さで乳がんの再発で亡くなってしまいました。

    その後、私自身もがんになりました

    その時に、お世話になっていた友人から、よっちゃんのお父さんが彼女の友人に一方的に思いを寄せて友人がとても迷惑していることなどを聞きました。想像もつかない話でしたが、でも思い当たることがありました。初めてよっちゃんの家でお花見をした時に、私の友人とお父さんが知りあいだということがわかって急遽、お花見に友人と彼女とが参加をしました。その時に、お母さんと彼女の名前が同じだったこともあって、お母さんが「私と同じね~~~」ととても嬉しそうに2人で話をしていたのを思い出した。お母さんと彼女は名前だけでなく、色の白いきめの細かい肌で少し茶色い髪の色でふんわり天然パーマがかかっている雰囲気までそっくりでした。

    お母さんが亡くなってから、彼女の展示会(伝統工芸の作家)でお父さんと会ってから何度も電話が来てこまっているという話でした。その後、偶然というかそんなところまで似ていたのかと思ったけれど彼女もお母さんと同じ乳がんになって手術、放射線治療、抗がん剤という「がんのフルコース」を受けて作品を作るのが難しい(腕を使う仕事なので)ので実家へと帰っていきました。

    友人からその話を聞いた後もよっちゃんの命日には桜を送っていましたが、あの地震の時に被災地にいた私は初めて桜を送れませんでした。そしてその後から、桜を送るのではなく私が友人のところに行った時にお墓参りをすることにしました。お父さんの事を知っている友人にその話をしたら「それでいいんじゃない。ちゃんとお墓参りをしているんだから」と言ってくれました。でも、私の中で少し『後ろめたさ』を感じています。それは「私はよっちゃんやお母さんを忘れたんじゃないよ」という気持ちなんだと思いました。

    よっちゃんが亡くなった後、お宅に行くと何度も何度もお母さんがよっちゃんが小さかった時の写真を見せてくれました。人に見せるようにとアルバムから外して持っていた写真です。それを私に見せながら小さい時の思い出を何度も話してくれました。それは『あの子を忘れないで』『私たちと同じように、あの子の事を覚えておいてね』と言っているような気がしました。そして、自分たちが知らない息子の話を聞きたいと言っていました。

    本の中で『ぼくは、亡くなった人を、ほかの人とは代えられない唯一の存在として覚えておきたいんです』彼の言葉は遺族の自分にとって唯一の存在だった人を自分たちと同じように覚えておいて欲しい。ということなのだと思います。

    『誰に愛されていたんでしょうか。誰を愛していたんでしょう。
    どんなことをして、人に感謝されたことがあったでしょうか』

    お母さんが、よっちゃんが亡くなった後で私に「あの子には彼女がいたのかしら?そういう人がいてくれたらよかったんだけど」と聞いていました。まだ24歳で亡くなった息子が誰かを愛していたのか。そして自分達家族ではない女性に愛されていたのかが知りたかったのかなと思った。

    私はそれに答えてあげることはできなかったけれど、友人と一緒に4人で旅行に行った写真に楽しそうに笑って写っている彼の隣には可愛らしい女性がいて、お母さんと「彼女だったらいいね」と話していました。

    恋愛関係にあった人が亡くなった時などは、その人を覚えているのはつらいこともあるし、忘れて他の人を好きになるほうがいい時もあります。そして、日々の事に追われていると昔の事は少しずつだけれど確実に忘れてしまっている自分を感じます。

    主人公の静人のように全ての人の死を「覚えておきたい」というのは、難しいけれど「自分の事を覚えておいてくれる人がいる」「自分の愛する家族のことを自分達以外の人が覚えていてくれる」というのは、本当は私たちみんなの願いなんだと思いました。

    そして、それが私がブログを書き始めた理由なんだと思った。

    有名ではないけれど、誰かに愛された人が亡くなっている。
    その事を知って欲しいから書いたのだと思った。

    ときどきしんどくなるし、ちょっと虚しくなる時もあるけれど書いていきます。  
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年06月02日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    悼む人



    『悼む人』・・・・・天童荒太

    『誰に愛されていたんでしょうか。誰を愛していたんでしょう。
    どんなことをして、人に感謝されたことがあったでしょうか』

    主人公の静人が亡くなった人のことを尋ねるときに聞く言葉です

    がんで死ぬというのは、すぐに亡くなる時もありますが時間をかけてゆっくりと亡くなる時もあります
    転移する場所によっては痛い痛いと亡くなる場合もあるし、手術後も痛いので患者は「痛い、痛い」と言っている気がします。

    私は「がん患者」になったからかも知れませんが、できれば自分の最期の姿は覚えておいて欲しくないって思っています。

    手術後1年くらいしてから医師から「再発の可能性」と言われました。その時に色々な事を考えて、もし私が再発して亡くなるとしたら、その時には昔の男や男友達にきてもらって私の枕元で文句を言って欲しいなって思った。「すももにはえらいめにあわされた」でもいいし「めんどくさい奴だった」でもいい。とりあえず今まで言えなかった文句を言ってくれたらいいのになって。その時には、別れてから1度も会ってない旦那の行方も捜してもらって・・・なんて妄想をしていました。

    辛いや痛いという言葉ややせ細ってしまった姿があまりにも印象に残ってしまうと、それまでのその人の姿を忘れてしまう気がします。でも、それはほんの一時の事だと思います。
    本来の私を覚えておいて欲しいというのが、患者の願いだと思った。

    この本のすごいところは、作家さんは生きているし、がん患者でもないのに患者の気持ちがとってもわかっている気がしました。それが作家だから。と言うのは簡単だけれど・・・読んでいてほとんど違和感を感じませんでした。そして『誰に愛されていたんでしょうか。誰を愛していたんでしょう』というのを読んで家族のいない私は少し寂しく感じました。でも、最期を読んでなんだかほっとしました。

    きっと命が繋がっているというのは、自分から子どもへだけじゃないのかもしれないって思えた話でした。
      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年06月01日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    ストレスをためない技術



    ストレスをためない技術

    内容紹介
    ■ストレスは、決してなくならない。
    ストレスはできるだけ感じたくないものです。
    けれど、世の中からストレスは決してなくなりません。
    一歩外に出れば、様々なことがストレス要因となり、あなたを襲います。
    自分だけが「安全地帯」に逃げ込むことはできないのです。

    大事なのは、「ストレスをなくすこと」ではなく「どうつき合うか」を知ることです。

    本書では、NLPの専門家である著者が、ストレスとの正しいつき合い方を紹介します。

    ■NLPの専門家が教える、ストレス対処の3つのコツ。
    ストレス対処の基本は、「よける」「ひねる」「受けとめる」の3つです。
    これを身につければ、ストレスによる不快感を整理することができます。

    また、「ストレスを感じにくくなる日常の習慣」
    「ストレスを感じにくくなるオフィスでの習慣」
    という、誰でもストレスを予防できる習慣を身につけられます。

    ストレスを毒にするのもクスリにするのも、あなた次第です。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    本の最後に
    「それでもストレスをため込みそうなときは、
    自分にこう問いかけてみてください。」

    どこまでが事実で、どこからが解釈?

    自分自身、3月末まで働いていた会社さんで同僚だった女性の事でよく上司に言いました
    「私は、私の感情で言っているのではなく『事実』を言っているだけです」

    ついつい女性は「好き・嫌い」を事実ではなく感情で言っていると思われているところがあります。実際、私自身も友人と話をしていて「それって事実じゃないよね?」と思う事が沢山ありました
    でも、当事者になってしまうと事実を言っているつもりが実は解釈だった。ということもあります

    本の中には当事者になってしまった時の対処方法が沢山紹介されています

      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年05月19日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)読んだ本・・・その他

    新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか



    新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?

    【担当編集者のコメント】 この企画を進めるにあたって、「世界一の現場力」として海外でも大評判のテッセイさんを見学にうかがいました。わずか7分間ですべての清掃をこなしてしまう統率のとれた動き方、新幹線の送迎時の一礼などに驚きましたが、それより感銘を受けたのは、お掃除を担う中年の「エンジェル」さんたちの、仲間たちやお客さまとの間の、さまざまな心の交流でした。手前味噌ではなく、良書と思います。子供たちも含めて、すべての人に読んでいただきたい本です。 【著者のコメント】 テッセイはJR東日本の子会社で、そこで働く820人の人たちの主な仕事は新幹線や新幹線駅構内の清掃です。下請けの、おじさんやおばさんばかりの、お掃除の会社。ちょっと素敵なことなど起こりそうもない会社で、私は数多くの胸を打つエピソードに接し、「世界一」と言っていいほどの現場力を目にすることになりました。プロの仕事ぶりには目を見張りますし、礼に始まり礼に終わる姿勢には大変にすがすがしいものを感じます。決して「特別な会社」ではないけれど、「きらきら輝くふつうの会社」、それがテッセイなのだと思います。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    幼稚園の時に、1人で姫路から京都まで始めてあの青い新幹線に乗ってから、今では緑色の東北新幹線まで何度も乗っています

    新幹線の魅力は何といっても「特別な乗り物」って感じがいい
    飛行機とは違う、でもワクワクする感じがある乗り物です

    今はほとんどが仙台に行くために利用していますが、「はやて」や「こまち」をお掃除している人には気がついていましたがこんなに話題になっているとは本が出てから始めて知りました

    私が好きなのは、駅に着いた時にゴミ袋を持って待っていてくれているところです

    ゴミ箱のあるところならいいけれど、大きな荷物を持っている私は、ゴミ箱がなくて空のお弁当箱やペットボトルを持って降りるのは大変です。そんな時に待っていてくれるのって、嬉しいです

    本の中であの東北の地震の時に何日も帰ってこれなかった新幹線を掃除した話が載っていました
    壮絶な臭いや汚れだったそうです
    上越から何時間もかかって帰ってきた新幹線。あの時被災地から他に行くためには山形まで行って新幹線に乗るか飛行機にのるかしか方法がありませんでした。避難所の中で今、動いている交通機関がどこなのかあやふやな情報しかなくて、みんな色々な情報交換をしていました

    新幹線に乗れた人はいいけれど、何時間もかかって在来線を乗り継ぐ人。
    その中でも多かったのは、安全な伊丹空港から新幹線で東京に帰るというルートが多かったように思います

    そんな時にも「新幹線が動いているのなら大丈夫」「新幹線は脱線しなかったらしい」という話がありました。

    世界一、安全な乗り物を支えてくれている人たちの話です。

      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年04月26日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調



    だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調

    更年期特有の体の不調は、ほてりやむくみだけではありません。寝つきが悪くなった、気分が落ち込む、朝起きるときに手がこわばっている気がするなど、人によって症状はさまざまです。症状に悩まされているという人にとって、なんとかしたいことですが、病気というほどではないので、がまんをしている人が大多数なのではないでしょうか。そんなやっかいな症状が出てきたら、まず、別の病気が隠れていないか、本書の症状別チャート診断ですぐにチェック。そして、まわりの人へのカミングアウト。家族やまわりの人たちの協力があれば、ちょっとは楽になりそうです。参考になるのは、更年期症状に悩まされているたくさんの方々の体験談。みんなそうなんだと力がわいてきます。本書は、取材させていただいた方々の、更年期を笑い飛ばすようなパワーが少しでも伝えられるように、まんがとイラストで構成されています。読みやすいし、わかりやすい、医師のアドバイスもしっかりわかる、今までにない更年期のお助け本です。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    新しい職場に行き始めてから体調がすぐれない・・・
    夜中に何度も起きたり、体のあちこちが痛いし動機はあるし何だか変。
    といっても、「私は病気です」というほどのものはないし・・・

    新しい人間関係とかのストレスかな?って思っていたんだけれど、更年期?って考えてしまった
    でも生理がないから、閉経とかって印がなくてわからないからちょっと不便。。。

    もう少し体調が悪くなったら婦人科で検査してもらおうって思ってます

    40代女性の更年期障害:http://www.e-zyosei.com/kounenki/
      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年04月22日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    病的に自分が好きな人



    病的に自分が好きな人

    病的に自分が好きな人、たとえば「常に自分が一番」「人の話を聞かない」
    「恩着せがましい」「思い通りにならないと怒る」などの人間が増えている。

    なぜ、彼らは無神経なのか! ?
    その謎と、自分好きの思考回路が面白いほどよくわかる!

    根拠のない自信が異常にある、自分の思い通りにならないとキレる、
    人の話を聞かない、プライドが高すぎる、親密なつき合いができない、
    イラッとするとツイッターでつぶやく等々、
    自分のことしか考えられない自分大好き人間が急増している。

    彼らは頻繁に他人とトラブルを起こすが、なぜこのような人間が増えているのか?
    そもそもなぜ自分にしか関心が向かないのか?
    彼らとはどのようにつき合えばいいのか?
    自分好きの心理メカニズムから自己愛過剰社会の特徴までを徹底解明した、心理分析の書。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    『病的に』というと、ちょっと考えてしまうけれど、本の中に出てくる人は結構私のまわりにもいるなって思ったし、自分自身にもそういう部分がないかといえば「あるわ。。。」と思う

    そんな中で気になったのは、いかにも「自分は、自分は」っていう人なら分かりやすいけど、一見、腰の低い「いかにも謙虚風」って人の中にも、実はそういう人がいるということでした

    私も思い当たることがあったけれど相談事をされて「本当の事を教えて」とか言われて、本当のことを言ってしまったせいで気まずい思いをしてしまった、ということってあるんだけれど、その「本当の事」っていうのは真っ赤な嘘で本当は「全然、大丈夫よ」と言われたいだけ、自分を正当化して欲しいだけの人もいる隠れ自分好きもいるということでした

    うわ~~~私、そのパターンに必ずと言っていいほどひっかかるタイプやわ・・・って思った

    腰が低くて、一見、自分に自信のなさそうな自分が嫌いなように感じる人だけれど実は超自分好き・・・ややこしい・・・やん・・・。というか、自分好きといえばそうだけれど「傷つきたくない人」なんだろうなって思いました・・・

    ほんと人って難しい。。。



      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年04月21日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    タッピング入門―シンプルになったTFT&EFT



    タッピング入門―シンプルになったTFT&EFT

    「タッピング」とは…tapping:軽くトントンとたたくこと。「トラウマ/PTSD」「不安障害」「恐怖症」等のこころの癖となったネガティブな感情をからだのツボを活かしてやわらげるブリーフセラピーの総称。その心身相関の治癒メカニズムは未解明ながら、自分で手軽にできるセルフヘルプの方法として近年注目されています。本書は、心理療法の専門家でもある著者が2ステップで試せるシンプルな方法を紹介、TFT・EFT等の代表的なメソッドの総合レビューも収録した初心者にも経験者にもおすすめの実践ガイドです。

      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年04月17日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    不安も緊張も指先でたたくだけで消える



    不安も緊張も指先でたたくだけで消える

    「人前で話すのがニガテで、スピーチや営業がうまくできない」「高いところが恐い、犬が恐いなど、恐怖症がある」「会社に行くのがツライ」「失恋のキズが癒えずに新たな恋に踏み出せない」……、そんなネガティブな感情が、ツボを決められた手順でタッピングすることで、みるみる消えていきます。いまや、ビジネスや医療、教育など、さまざまな分野の専門家も取り入れているTFTは、いつでも、どこでも手軽にできて、道具もいらないからお金もかからず、しかも効果がすぐに表れるという優れもの。しかも、誰がやっても成功率が高いという特徴があり、セルフケアに最適なのです。こころのキズは、些細なことだからと放置していると、こじらせてしまうことが多くあります。TFTで、身体のキズを手当てするように、こころのキズも手当てしましょう。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    「面白いよ」といって、TFTを教えてもらい気になって図書館で借りてみました。

    タッピングという体を軽く叩く事で、今まで悩んでいた事が嘘のように楽になる。なんて、ちょっと信じられないって思ったのですが、少し前にPTSDの治療でトラウマになっている嫌な記憶を思い出しながら微量な電流が流れている機器を両手で握り締めるということでした。その時に、眼球を左右に動かす。だったと思います(ちょっとあやふや)
    はっきりした仕組みはわかっていないそうですが、確実に成果をあげているという話でした

    へえ~~、なんでだろう??って思ったんですが、これとTFTが似ているかな?って思った

    TFTのほうがもっと簡単で、器具もいらないで自分が気がかりな事を<>に入れて、<    >でも、私はだいじょうぶ。と言って決められた場所を、タッピングするだけ。だそうです

    何かあった時は試してみようかなって思ってます
      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年04月13日 Posted by すもも at 18:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    アラン『幸福論』 



    アラン『幸福論』

    不幸をなげき悲しみ、他人や社会のせいにするのはたやすい。しかし自己憐憫からは何も生まれないとアランは述べる。そして幸福を得る方法としてまず大事なのは、不幸の原因を見詰め、対処法を見つける事だという。そしてアランは、気分が沈まないようにするため、意識的にあくびや背のびをして気分をリラックスさせるといいと語った

    http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/07_bonheur/index.html  
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年01月24日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    離れたくても離れられない人との距離の取り方



    離れたくても離れられない人との距離の取り方

    嫌いな人だから、いつもイライラ。好きな人なのに、なぜかシンドイ―
    息苦しい人間関係がスーッと楽になる本。

    「嫌いな人だから、いつもイライラ」「好きな人なのに、なぜかシンドイ」―― そんなふうに感じるのは、「自分と相手」との距離が、うまく取れていないからかもしれません。
    あの人は、「話していると息苦しい」「そばにいるだけできつい」。この人は、「好感が持てる」「親しみやすい」。そんな自分と相手との距離を「感覚」として感じるセンサー、「距離感覚」を研ぎ澄ませば、家族、上司や同僚、友人、恋人、誰とでも、もっともっと心地よい関係をつくれます!

    http://www.subarusya.jp/book/9784883999293.html
      
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年01月16日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    父さんのからだを返して



    父さんのからだを返して―父親を骨格標本にされたエスキモーの少年

    あらすじ・・・
    1897年、北極探検家ピアリーは、幾多の“手土産”とともにニューヨークに華々しく凱旋した。そのなかには、珍種動物同然の扱いを受けることになる6人のエスキモーがいた。彼らはニューヨーク自然史博物館の学者たちが追究する「人類学」のために連れて来られたのである。北極地方とはかけ離れた暑さと湿気に冒され、エスキモーたちは次々と倒れてゆく。ともに来た父に死なれたエスキモーの少年ミニックは異邦で孤児の身になってしまう。ある日、埋葬されたはずの父が、博物館で骨格標本として陳列されている姿を見つけたミニックは、遺骨を取り戻そうと、絶望に陥りそうになりながらも懸命に手を尽くすが…文明の傲慢さと無理解に翻弄され、肉親も故郷も失い、北極とアメリカという二つの世界に引き裂かれてしまった少年の彷徨を、20世紀初頭の探検熱と人類学のありようを批判的に俯瞰しながら描き出した衝撃の物語。
    ケヴィン・スペイシーによる序文・映画化。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    図書館でタイトルを見て「なんのこと??」と思った。そしたら「亡くなった父親が博物館に標本として展示されていた」というありえないような話だけれど、実際にあった話だというので、読んでみました

    読み終わって、彼がエスキモーだから。というのだけではないものを感じました
    日本でも他の国でも同じような事がない訳ではない

    それは民族や生活習慣の違いだけでないものもあるような気がしました


    こちらにとても詳しく書かれています
    http://cse.niaes.affrc.go.jp/minaka/files/Father'sBody.html

    北極での生物濃縮
    http://subsite.icu.ac.jp/ns/sis/2003/grp2/arctic1/arctic1.html  
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2013年01月08日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・その他

    読んでいる本

    今『江藤さんの決断』という本を読んでいます

    その本の中で、26歳のがんを告知された女性の投書がありました

    『死にたい人は、本当に生きたい人に命を譲れはしないのだから』という山際澪さんの言葉と
    『すべての命の存在には意味があるはず』と書かれていました

    最近、よく怒る私です

    一生懸命にやってできないのなら、それは仕方がない
    でも「とりあえずやりました」というのなら、それは違うと思う

    どんなに不器用な人でも一所懸命にやってできないなら、それは相手に伝わる気がします

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    「自ら処決して形骸を断ずる」文芸評論家・江藤淳氏が命を絶った。妻との別れ、病苦、老い―境遇をともにする人たちからの痛切な叫びの数々。130余通の投書を収録。  
    • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • 2012年11月28日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)読んだ本・・・その他