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Posted by たまりば運営事務局 at

専門医と認定医

先日、中川恵一先生の講演を見ました
放射線治療について話をされていました
その中で、放射線を受ける施設、またどういう医師を選ぶのがいいかを話されていました

日本は「外科大国」です
私たちが腫瘍外来に行って一番最初に出会うのは「外科医」です
つまり、最初の選択肢は「手術」という事が多いのです
そして、外科医の数が圧倒的に多いなかでいい放射線専門医に出会うのは、難しいのです

また日本は「唯一の被爆国」です。どうしても、放射線=被曝を考えてしまう
でも、被爆をした時の火傷は放射線の影響ではなく爆発した時に生じる熱風のためと言われていました
それは知らなかった。って思いました
私も中学生の時に「広島の写真」を見ました
そのイメージがあったので、医師と話をしました
うちの病院は、日本で一番と言われるくらいの症例数があるという事。
また専門医がいる事。そして、最新の機械が入っているという事などの利点を教えてくれました
その後で「もしも、放射線というものに対して疑問がある場合は、どんなことでもいいので言ってください」と言われました
その時に私は、芸能人の方の体験談を持っていきました
その後、医師から「この体験談を放射線科の医師、全員で読ませていただきました」
「この体験談を信じて、あなたが放射線治療に対して不信感を抱いたのなら残念です」と言われて
「このような症状は、私は知りません。また、うちの病院のほかの医師に聞いても今までもないです」
と教えてくれました
それを聞いて私は「人の体験談ってあてにならないもんだな」って思いました
その人がどういう病院でどういう治療を受けたかは、その人とその病院でしかわからないもんだから
だから、私はそういう事は信用しないって思いました
いつの話かもわからない体験談よりは、やはり医師に聞くのが一番。というのが私の考えです
(そういう考えに行き着きました)

中川医師の話の中で、早期の前立腺がんの方にとって選択肢は手術・放射線とあります
その時に手術を選択する事で、機能障害のリスクがある事があります
でも、その時放射線を選択するとそのリスクはほとんどありません
というのがありました

私は手術+放射線治療でした
その私が思うには、放射線治療がそこまで何もないというのは本当でしょうか?
確かに中川医師の話では、放射線は熱くも無く、後遺症もほとんどないと言われていました
でも、私はお腹の火傷はありませんでしたが、終わった時には真っ黒になっていました
また、照射した部分の体毛などは全て抜け落ちました
そして、一緒に受けていた乳がんの患者さんはひどい水ぶくれになっていました
また照射後の「宿酔」というのもありました。
照射後、しばらくは車酔いのような状態になって体がふらふらするような感じがしました
そして、私は熱さを感じました
子宮頚がんは、腸に照射があたるので、かなりひどい下痢もしました
照射中は、血便・血尿もありました
また、この下痢はまだ続いています。全てが放射線治療のリスクとは言えませんが
全く無いというのも違うと思います。後日、腸閉塞のリスクもあるといわれましたし・・・
放射線が「夢の治療」のように言われるのはどうなのかな?と思いました
全ての治療にメリットとデメリットがあると思います

そういった事を考えても専門医がいる病院を選ぶことをおススメします

がん拠点病院などには専門医と認定医と呼ばれる医師がいます
最初に聞いた時には、あんまりかわらないのかな?とか思っていました
また、認定医や専門医でなくても患者を診れます
でも、やはり専門知識を持った医師、そして施設を見極めるのが大切だと思います

中川医師が言われていたのは、放射線専門医を選ぶこと
できれば、病院に数名勤務しているような施設の病院を選ぶことを言われていました

医療は日々進化して行っています。やはり、学会などに足を運べるような環境が必要だと思います

専門医とは:
わが国では、医師国家試験に合格した医師は、自由に標榜科目を選ぶことができますが、
日本専門医制評価・認定機構では、加盟している各学会と協調し、5年間以上の専門研修を
受け、資格審査ならびに専門医試験に合格して、学会等によって認定された医師を専門医と定義
しています。
社団法人:日本専門医制評価・認定機構:http://www.japan-senmon-i.jp/



このHPの中に、加盟学会の会員数及び専門医数等の一覧表というのがあります
そこに学会名が書いてありますので、検索してみてください

日本がん治療認定医機構:http://www.jbct.jp/
認定医は,がん治療の共通基盤となる臨床腫瘍学の知識およびその実践を支える基本的技術に習熟し,
医療倫理に基づいたがん治療を実践する優れた医師および歯科医師である。
したがって、がん治療認定医の資格認定に関しては,以下の要件を求めるものとする。
1.がん治療の全相(初期診断から終末期医療まで)における標準的な医療内容に関して説明責任が果たせる。
2.外科治療,薬物療法,放射線療法など各々の専門領域において,その標準的治療に対し、
指導医・専門医との連携のもとに適正医療の継続に協力できる医師と認定するに必要不可欠な知識,
医療経験を有する。
3.外科治療,薬物療法,放射線療法など各々の専門領域において,先端医療(臨床開発研究)の内容が
理解できる。

日本癌治療学会:http://jsco.umin.ac.jp/index-j.html
日本乳癌学会:http://www.jbcs.gr.jp/index.html
日本医学放射線学会:http://www.radiology.jp/
日本消化器病学会:http://www.jsge.or.jp/
日本乳癌学会:http://www.jbcs.gr.jp/index.html  
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  • 2010年12月14日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)専門医と認定医