たまりば

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怒る人

先日、自転車で出会いがしらにぶつかりそうになって
70歳すぎくらいのおばさんにすごい剣幕で怒られました
あまりのくちの回りっぷりに「はあ?」って言ってしまったらしく
(普段なら謝ってると思います)
「はあ?って何!」って、これまた火に油を注いだようになってしまいました

こんな年齢でも、これだけ怒れるんだって、ある意味驚きながら
ふと思ったのは、最近、怒っている人って多いなって思いました

比較的、怒られるタイプの私なので、今までも色々な事で怒られてきましたが
どうしても、納得がいかないなって思っている事があります

怒られたのは、何年も前になりますが「お年玉付の年賀ハガキじゃないと年賀状はいらない」
と言われて怒られた事がありました
この場合「年賀状を出したのに返ってこなかった」ならわかるんだけど・・・?
って思ったのですが、それでもとりあえず「ごめん」と言って
仕事が忙しくて、なかなか買えなかっただけなんやけど・・・とか色んな言い訳はありましたが
年賀状って、そういうものなのねと思うことにしました
その後は、必死でお年玉年賀ハガキを買い求めてます

あと、私が怒られてはいませんが、あるお店の人が「どうしても納得できないの!」と言っていたのが
自分のお店のイベントを企画していたのですが、そのハガキを自分のお店からと
東京の知り合いのお店からとで送ることになったそうです
その時にFAXと電話で「うちのハガキを送ってから、残りを送ってもらう事になりますがいいですか?」
という事と「枚数的には50枚から100枚で正確な枚数はわからないんです」という事を伝えたそうです
その後、ハガキの枚数が80枚っていうのが決まって、FAXと電話をしたところ
「100枚って言ったから100人分の住所を選別したのに足りないじゃない」という事でした
私は、そんな20枚くらいええんと違う?って思ったんですが、ものすごい剣幕で
「あと20枚送ってもらわないと困ります」と標準語でまくしたてていました
それを聞いてた私ともう1人の関西人が「そんなに目くじら立てるほどの事でもないやろに・・・」
と思ってはいたけれど、至急、追加の20枚を印刷に回すことになりました
実際のFAXもやり取りも見ていたので感じたのは、なんでここまで怒るんだろう?という事でした

確かに足りない20枚の人数を住所録から減らすのは大変だと思います
でも、そこまで怒らなくてはいけないような出来事なのかな?って・・・

1年くらい前にも、そういう事がありました
そういう人は、不思議なくらい謝っても謝っても相手を許そうとはしません

なんでだろう?って思います

確かに正しい事なのかも知れません。
でも、許すって必要なんじゃないのかな??って・・・

病気になって思ったのは、人ってそこまで相手を思いやってはくれないという事でした
こちらが元気に話している時は「病気なのに明るくていいわね」というのに
少しでも弱音をはくと、急に「そんな事は聞きたくない」とばかりに「前向きに考えれば大丈夫よ」とか
死についてとかでも言おうものなら、手のひらを返したようになります
正直「あなただってずっと元気な訳じゃないでしょ?」とか「あなたは風邪も引かないの?」って
こちらが言いたくなるような人も・・・(残念ながら結構、います)

でも、これって患者もそうだなって思いました
親だったり友達だったり医師が、少しでも自分の考えとずれていると怒ります
「なぜ、あなたはそんな事言うの?」って・・・
「なぜ、わかってくれないの?」って・・・
自分が期待した言葉でないと許さない。というような感じすらします

人は違っていて当たり前。

怒る事で、何かを得る事もあるかも知れません
でも、どうしようもない事だってあるのかもって思いました

先日、被災地から病院に通うのにいい時間のバスがないの・・・って友達が教えてくれました
「バス会社にバス便の時間の要望とか言えないの?」って聞いたら
バスも運転手さんも津波で流されていて、やっと臨時便を出してくれているのに無理だよ・・・って
教えてくれました

今回の地震や津波の事を書いているツイッターやブログなどを色々見ました
コメントを読んでいると「何もわかっていないのに・・・」って何度も何度も思いました
確かに何かに怒るのはわかる
でも、本当にわかって怒っているのかな?って思います

避難所で「私は暗くないと眠れないの」と電気を暗くしてくれと怒っていた人がいました
「非常灯なんだから無理だよ」と言ってもです
しかも、日に何度も何度も余震がきていた最中です・・・
もし、もっと大きな地震が来たら?本当に真っ暗になってしまったら、果たしてそんな事言えるの?
色々な事を考えました

不思議なのは怒る人がそれなりに年配の「良識ある大人」の人が多いって事です
なんででしょうね??

山本周五郎の小説の中で「人を許すとなったら、きりがない。ここまでは許すけれど
ここから先は許さないという事があってはならない。それは許してはいないのだ」
と、いう意味の言葉がありました

これを読んだ高校生の時に「そんなの無理やわ・・・」って思いました
今でも未熟者の私は「無理かも」って思いますが、なんとなくわかります

今の社会で大切な事は「許すということ」そして「受け入れるということ」なのかもしれないなって。
日々、感じている私でした。。。

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    2011年04月19日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0)その他

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