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Posted by たまりば運営事務局 at

センチネルリンパ節生検について



昨日、医師に「センチネルリンパ節生検を受けたいという患者さんの話をよく聞きます。
でも、子宮頸がんの中でも腺がんだったり、子宮体がんだったり卵巣がんだったりするんですが、
私は子宮頸がんの中でも扁平上皮がんの人のみと聞いています。でも、そういう方でもできるの
でしょうか?」と聞きました
本当に、この治療に対して興味を持っている人が沢山いるというのがわかりました
ただ、正しい知識ではなく「リンパ節を残したい」という人が多いのも事実だと思います
医師からは「患者さんのネットワークはすごいですからね」って笑いながら教えてくれました

今、仙台の病院でできるのは、
・子宮頸がんのみ
・子宮頸がんの中でも病理が扁平上皮がんに限る
・CT・MRI検査でリンパ節への転移が見られないこと
・腫瘍の大きさが2センチ以内である事が望ましい

これらが必要最低条件です

確かに子宮体がんや病理が線がんでもセンチネルリンパ節生検を行っている病院もあるようですが、
仙台では今は子宮頸がんの中でも扁平上皮がんに限ってのみ行っているということです
ただ、腺がんの方の生検も行っていてどうなっているかは調べてはいるけれど、まだ確立されたものでは
ないということなのでリンパ節の郭清を行っているということです

2006年から始まった治療で、やっときちんと結果が現れてきているらしくこれが標準ガイドラインに
なるのもそうかからないのではないかという事でした(今は治験になります)

私が生きること。これもそうだと思います

この治療を受けれる人がもっともっと増えていけばいいのになって思います
子宮体がん、子宮頸がん、卵巣がんでリンパ節を郭清した人のほとんどがリンパ浮腫になっています
そして、足がしびれたり痛みを感じたりしています
このしびれ、左足が多い。私が聞いた人のほとんどが左足でした
私もやはり痺れや外陰部のむくみに痛みなどがあります
ただ、これを理解してくれている医療従事者は少ないといいます

当たり前だけどがんに軽いも重いもないんだと思います
ただ、後遺症の軽い、重いはあると思います
患者のQOLを考えて色んな病院の色んな医師ががんばってくれています
退院時にリンパ浮腫の説明があったり、食事指導があったりと病院のサポートも段々と変わってきている
そうです

よりよい医療を!

そうそう、結論として今の段階では仙台では、子宮体がんや卵巣がんではセンチネルリンパ節生検は
受けれません
これからの医療に期待してください

いつも感じる事だけど、私がこうやって聞くと医師が本当にきちんと答えてくれます
そして、納得するまでわかりやすく説明してくれます
これが本当にいいなって思えるところです
きちんとした医療知識を持っているのは、やはり医師でしかないと思います
それをどれだけ患者にわかりやすく伝えられるか。
それがいい医師の条件なのではないかなと思っています



  
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  • 2010年09月07日 Posted by すもも at 08:00Comments(0)センチネルリンパ節生検とは