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メリットの法則――行動分析学・実践編

メリットの法則――行動分析学・実践編
内容:「すぐに弱音を吐いてしまう」「ダイエットに失敗する」…日常ありがちな私たちの行動を分析するのに、難しい理論はいらない。心理学のメインテーマともいえる「なぜ、その人は○○をしてしまうのか」という問いへの答えを「心」ではなく、「外部の環境」に求めるのが行動分析学だ。「好子」「嫌子」「出現」「消失」。あらゆる行動は、四つのキーワードで分析可能であり、不登校から潔癖症まで、様々な問題行動を劇的に改善することができる。本書は、そうした改善の実例を豊富に揃えるとともに、最新の知見も交えた実践の書である。
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最近、ものすごい数の本を読んでいました
ほとんどがカラーセラピーに関する本でしたが、あまりの数に紹介していません
それもほぼ読み終えたので、前から読みたいと思っていたこの本を読みました
やっぱり「面白い」と思った
少し前から気になっていたのが、家庭の中で子どもが不登校という家が実際にあるんだということでした
私が聞いた子どものほとんどが20歳以上でした
いつぐらいから不登校か聞いて見ると、大学生や大学を出て就職をしたけれど辞めてしまい
その後、不登校(この場合、引きこもり)になっているということでした
教育評論家のような先生たちは「無理やり行かせることなんてない」とか「心理的に」とか「受け入れない社会の問題」とか色んなことを言っているのを聞きますが、でも実際問題として働き手が働かなくて親が働いてもう充分な大人を養っているというのも変な話だなって思います。そして、そのほとんどの親が「いつか働いてくれる」と言っているのを聞くと「本当なのかな?」って思う。
私のように「働かなくては生きていけない」なんて人間は病気になっても少し元気になったら無理をしても働くけれど、親がお金をくれるのであれば何もせずに家でゴロゴロして、親が作ってくれたご飯を食べて生きていきたいって思うのもわかるかな?って思う。確かに親が亡くなったり病気になって働けなくなったら、そういう子供でも働くのかもしれないけれど、そういう状態で何年もいた人が果たして社会で受け入れてもらえるのだろうか?と思う。むしろそれまで頑張ってくれた親に「もう少し生きていてくれたら」とか文句言っているんじゃないのだろうか・・・
そして、せっかく働いてもちょっとした言葉に傷ついて、結局はまた家から出れなくなるのでは?と思う。
家にいる時間が長くなれば長くなるほど、外に出て行く勇気が必要になります。
テレビを見ていて生活保護を受けている世帯数などを聞くと、自分が働かなくても、それなりに生きていけるんだって知ってしまうと無理をしてまで働く必要性がなくなるのではないだろうか?と思ってしまいました。実際に、私の従姉妹がもう何年も働かないでいます。色々な理由はあるけれど、本人から理由を聞いてみると「誰かのせい」でした。本当は自分が働く気持ちがないのに・・・って思った。でも家族は「大丈夫だから」というのを聞いて何か不信感がありました。
そんな時に出逢ったのが奥田健次さんのこの本でした。
よく読むと「なんか当たり前?」と思うのだけれど、色々な情報が溢れているせいか人は相手の「行動」ではなくその行動を起こしている心を「理解」をしようとしている気がします。でも、もっと単純に行動だけで判断してみるっていうのが一番、最短距離で相手が変化するように感じます。特に子どもなどは行動の目的が「こうすれば親が喜んでくれる」とか「自分にとって都合がいい」など、わかりやすいので有効な手段だと感じました。
テレビで実際に奥田さんが問題行動を起こしている自閉症児の治療に取り組んでいましたが、劇的に変化していました。
この方法だと一度、間違えたことを教えてしまうと修正が難しいといわれている自閉症児にも、かなり有効な方法だそうです。