がんを生き抜く実践プログラム

がんって言われて、図書館で何冊も本を借りました
その中にこのNHK出版の『がんを生き抜く実践プログラム』を見つけた
がんを生き抜くって言葉が、ふっと目に入って思わず手に取りました
そこには色んながん種の人の話が乗ってました
そして、これから自分が経験するであろう検査方法やその検査がなぜ必要かなどが書かれていました
これって私のために書かれてるみたいやって思った
何もわからない人でも、この本が1冊あればきちんと理解できるように書かれていました
そして私にはこの通りに体験した友達がいてくれたから、本当にこころ強かった
ただ、この本はもう絶版になってしまっているので、古本でしか手に入らないです
本の中で、柳原和子さんの言葉を見つけました
初発がんから九年。こんなに長くがん患者としての日々を過ごすとは思いもよらなかった。
死ぬ、生きる、希望を抱く、絶望する、悲観にくれる。その繰り返しだった。
やっぱりがんは厳しい。つらいばかりのようにも思う。でも、どこかで私は気づいている。
がんになっていなかったらこんなにすばらしい私に出会えなかった。こんなに真剣に自分のこと、
社会のこと、そして生きること、死ぬことを考えなかった。偽りのない、
ごまかしのない人との関わりを紡ぐことはできなかった。一瞬一瞬を必死に生きることはすてきだ。
数々の弱さが積み重なって今の私がある。数々のおろかさが私を鍛えてきた。
人間は弱く、にもかかわらず、やはり強い、と私は信じることができる。
死ぬことを知ってる人間は、本当に強く、そして美しいと確信している。
不安と恐怖のなかにあるあなたに私が伝えたいこと。それは次の簡単な言葉だ。
I CAN DO! WE CAN DO!
私はやれる。私は何者かになれる。
がん患者にとって、柳原和子さんという作家は特別な人なのではないでしょうか?
私は、彼女の言葉に助けられたことが沢山あります
彼女のようにはなれなくても、彼女の言葉で頑張れると思った
そんな特別な人です
2008年3月2日に卵巣がんのためにこの世を去ってしまったけれど、
彼女の言葉はずっと残っていくと思います
そしてこれからも、がん患者に勇気を与えてくれる気がします
この病気になって思うこと。それは、いい本に出会うこと
そして、本当にいい人と出会うことの大切さです。
そのためには、沢山の本を読むこと。そして本物を見分ける目を持つことなのかもしれない。
がんを生き抜く実践プログラム:amazon
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4141876305/qid=1135077584/sr=1-1/ref=sr_1_0_1
柳原和子さんのHP:http://yanagihara-kazuko.com/index.html