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Posted by たまりば運営事務局 at

間寛平さん~前立腺がん~

関西人なら、子供の時からよく知っている間寛平さんが
足掛け3年かかって地球1周して帰ってきました

出発してから300日を過ぎてから、前立腺がんが見つかりました
早期がんの状態ではありましたが、自分の体のみで戦っているってすごいなって思います

寛平さん、おかえりなさい。

前立腺は男性にだけあり、精液の一部をつくる臓器です。
前立腺は、恥骨(骨盤を形成する骨のひとつで、下腹部に触れることができます)の裏側に位置し、
栗の実のような形をしています。
この前立腺にがんが発生する病気が前立腺がんです。

60歳を超えると、前立腺がん、もしくは前立腺肥大といわれる方が多くなっていきます。
私の父親は前立腺肥大でした
良性で、よかったと思いましたが、そんなに沢山の人がいるとは知らなくて
父親が「結構、沢山いるらしい」と言うのを聞いて、そうなんかって思っていました

現在は、前立腺特異抗原(PSA検査:腫瘍マーカー)も普及しているので、
若い人でも健康診断にオプションでつけることができたり、市の検診でも受けれたりするそうです

前立腺がんは、早期であればかなりの確立で治るがんだと言われています

以前、前立腺がんの体験者の方と話をした時に「手術にするか、放射線にするかで悩んでいます」と
告知されてすぐの方の相談を受けていて「どれを選択してもいいけれど、反対に難しいよね」と
言われていました
全く、選択肢がないのも難しいですが、医師から「どれでもいいから決めてきてくださいね」と
言われて困ってしまう。という話も聞きます
本当は、医師も一緒に悩んでその人の生活や色々なものを考えながら決めていくのが
一番なのに・・・って思いました

相談された方は、それぞれの良い面、悪い面を患者さんに書いてもらい、自分の生活などを考えて
その上でわからない事を書いて、患者会に参加して実際に治療を受けた人と話をするか
病院の相談室などを利用してみては。とアドバイスされていました
こういう時に、患者会の存在って大きいですよね

早期の前立腺がんであれば、これだけの治療が受けれます
確かに、これだけの選択肢からたった1つを選ぶって難しいですね



ただ、ある患者さんが言われていましたが患者会の中には「A病院はダメ」や
「絶対にB病院に行かないといけない」と言われる方がいるけれど、そういう人の話は話半分で
聞いておいたほうがいいよって言われていました
病院の合う合わないは人それぞれだと思います(医師もそうだと思います)
また家や会社から遠いや通いにくいなど、患者、それぞれの生活環境に合わせる事も必要だと思います
それを押し付けるのは、少し違うと言われていました
あんまり「ここじゃなきゃ」って言われると、ついつい「いくらか貰っているの?」と思ってしまいます

ただ、病院によっては受けれる治療・受けれない治療があるので、病院の相談室を
利用するといいと思います(また、無料の電話相談もあります)

会社にお父さんが、前立腺がんで放射線治療を受けた人がいました
密封小線源療法(組織内照射法)というものだそうです
年齢的にも70歳を超えていたので、手術は受けたくない(体力の低下など)と
思っていたところに、医師からこの治療が始まったと聞いて受けたそうです
それを聞いた時、医学ってすごいな。って思いました
もちろん、こういう治療も合う合わないがあると思いますが
その方は、2003年に治療が始まってすぐに受ける事ができて、現在もかなり予後がいいそうです
「自分に合った治療方法」を見つけるって大切な事ですね

そして、できるだけ後悔のないように。。。

間寛平さんHP:http://www.earth-marathon.com/2010/01/14/000000.html

国立がん情報センターHP:http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/prostate.html  
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  • 2011年01月22日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)ニュース・・・がん

    骨肉腫と闘病の塚本、今季も契約…J1・大宮

    サッカーJ1リーグの大宮アルディージャは18日、
    昨年2月に右大腿(だいたい)骨の骨肉腫が見つかり、闘病生活を送っている
    DF塚本泰史(たいし)選手(25)と今季も契約を更新すると発表した。

    1年契約を結ぶが、プレー出来る程度に回復するまで、選手登録はしないという。

    塚本選手はプロ入り3年目だった昨年3月、腫瘍部分を切除し、人工骨で補う手術を受けた。
    その後は抗がん剤治療を受け、12月末に主治医から完治と診断された。
    今後は定期検診と体力回復のリハビリを行うが、まだ歩くのがやっとという状態。
    それでも、大宮の鈴木茂社長は「病気の発覚前(の状態)に戻れば戦力になる」と、契約を決めた。

    チームはこの日、3月のリーグ開幕へ向けて始動。
    塚本選手も約1年ぶりに背番号「2」のユニホーム姿で写真撮影に。
    闘病生活で体重は15キロ近く増えたが、「支えてくれたサポーターと仲間に感謝。
    一日も早く戻って来られるよう頑張りたい」と誓った。

    (2011年1月19日 読売新聞)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    骨肉腫の患者さんは若い方が多い。と聞いた事があります
    もちろん、年配の患者さんもいらっしゃると思いますが、塚本選手のように
    24歳というのは、選手としてもこれからという時に告知。というのは辛いことだと思います
    ユーイング肉腫の患者さんと話をした事があります
    その方が「私の仲間は、腕や足を無くしてしまった人が沢山います」と言われていました

    私たち子宮がん(体がん・頸がん)の患者は、子宮が無くなることで子供が産めなくなってしまう
    そして、乳がんの人は乳房という見た目でもわかる女性の象徴ともいえるものを無くしてしまいます

    何がよくて何が悪い。ではないと思います

    でも、自分の体の1部を失う事のつらさは計り知れないものだと思います

    今回、塚本選手は人工骨を使用することで切断せずにサッカー選手の命ともいえる
    足を失わずにすんだのは本当によかったと思います

    この記事を読んで思ったのは、彼がもう一度、サッカー選手としてピッチに立って欲しいという事です

    よく、芸能人が「がん」を告白すると色んな人が、元気な姿を見せてください
    とか「戦ってください」みたいな発言をしていますが、今回の事は本当にそう思います
    そして、子供や若い患者の方に勇気をあげて欲しいって思っています

    今は企業で「がん」に罹患する患者さんが多くなっていっています
    そういう時に、退院後に社内でいじめのような状態が起きて退職に追いやられていくという話を
    患者さんから聞いた事もあります
    企業側も大宮を見習ってもらいたいと思います

    癌研有明病院HP:http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/cancer/about/neoplasm.html  
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  • 2011年01月21日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)ニュース・・・がん

    切らない乳がん治療「ラジオ波療法」に学会が“待った”

    切らない乳がん治療「ラジオ波療法」に学会が“待った”
    研究以外の目的では行わないよう要請    -がんナビより-
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    「切らない乳がん治療」として、近年急速に注目を集めている「ラジオ波療法」。だが日本乳癌学会はこのほど、「研究的な治療に限定して行われるべき」という趣旨の通知を出し、広がり始めていたこの治療法の拡大に、事実上の歯止めをかけた。期待の新治療に、何が起きたのだろう?
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    乳がんの治療は、現在、外科手術が中心。だが乳房を切除する治療に対して、「できれば切りたくない」という心理が働くのは当然だろう。そこで、「切らない乳がん治療」として近年、注目を集めているのがラジオ波熱凝固療法(ラジオ波療法)だ。



    図1 乳がんのラジオ波熱凝固療法は、電極針を腫瘍内に刺入して加熱する。ラジオ波療法は、がんの中に細い針状の電極を差し込んで電流(周波数480kHz程度のラジオ波電流)を流し、発生する熱でがんを焼く治療法(図1)。通常15分程度で終わる。手術が不要で傷も残らず、体への負担が比較的少ないのが特徴だ。

    この治療がまず普及したのが、肝細胞がん。2004年に保険適用が認められ、今ではスタンダードな治療法の1つに数えられている。肝細胞がん以外への応用も有望視され、肺がん、乳がん、腎臓がんなどで研究が進められている。

    特に「切らない治療」への期待が強いのが乳がん。そこで数年前から、大学などが臨床研究として実施する以外に、一般の医療機関でも、保険外の自由診療としてこの治療を行うところが出てきた。費用はだいたい30万~35万円程度

    だが最近になって、この治療を受けた後で再発したというケースが目立ってきたという。「再発患者がほかの医療機関に駆け込んでいるという報告が複数寄せられたため、学会としても看過できない」(東北大学教授で日本乳癌学会医療安全委員会委員長の大内憲明氏)との判断から、同学会は今年1~2月にアンケートによる実態調査を実施した。

    831施設に調査票を発送したところ、547施設から回答があった(回答率66%)。この547施設のうち、「乳がんラジオ波療法を行っている」と回答したのは29施設、累積治療件数は1049件。うち9施設が「臨床研究以外」の目的で行っており、この9施設での治療件数は過半数の572件に及んでいた(詳細はこちら)。

    この状況を踏まえて同学会は、「(ラジオ波療法は)早期乳癌の標準治療とはいえないことから、臨床研究として実施されるべき治療法である」と学会員に通知。研究以外の目的では行わないよう要請した。通知に強制力はないものの、悪質なケースでは対応を検討するという。

    ●安全に実施できる範囲がまだ未確定

    なぜこんな事態が起きたのだろう。乳がんのラジオ波療法の研究を精力的に行ってきた和歌山県立医科大学第一外科准教授の尾浦正二氏は、「“まだ研究段階”というのは要するに、この方法で安全に治療できる範囲が確定できていないという意味」と話す。

    和歌山県立医科大学第一外科准教授の尾浦正二氏。「直径2cmぐらいまでの乳がんなら、おそらくラジオ波療法で大丈夫というのが、専門家の間のおおよその一致点だが、もっと狭めた方が良いという考えもある。だが実際には、3cmを超えるケースでもラジオ波療法を行っていた医療機関があったようだ」(尾浦氏)

    がんのサイズが大きいほど、熱が回り切らずにがん細胞が生き残る可能性が高まる。周囲に進展しているリスクもある。例えば、先に保険適用が認められている肝がんでは、病変が「3cm3個以内、あるいは5cm以内単発」を一般的適応としている。

    乳房は肝臓に比べて脂肪が多く、組織の性質が違うため、肝臓の適応がそのまま当てはまるわけではない。つまり、乳がんにおける安全ラインが確定しないうちに、一部の医療機関が“見切り発車”的に実施していたことになる。

    医師の技量の問題を指摘する専門家もいる。「ラジオ波療法は単純な治療法に見えるけれど、実は意外と難しい技術」と話すのは、岡山大学放射線医学教室教授の金澤右(すすむ)氏。同教室は10年近く前からラジオ波療法の臨床研究に取り組んでおり、肺がんや腎臓がんで豊富な経験を積んでいる。

    岡山大学放射線医学教室教授の金澤右氏。ラジオ波療法は、超音波診断装置(エコー検査)でがんの陰影を確認しながら行うのが一般的なやり方。「電流を流すと、熱くなった部分がエコー画像上で白く変色し、がんの影が消える。それで『がんが焼けた』と思いがちだが、後でMRIなどで調べると、焼け残っていることも少なくない。完全に焼くには、画像上のがんの陰影より広い範囲を、十分に加熱する必要がある」(金澤氏)。そして範囲をどこまで広げるか、どの程度加熱するかなどの判断に、医師の技量や経験がものを言うというのだ。

    金澤氏は、乳がんの場合、“技量”が軽んじられかねない独特の事情があったと指摘する。「乳がんの治療経験が豊富な医師は、エコーでがんの影を見ながら針生検を行うのに慣れているので、ラジオ波の電極を刺すところまでは簡単にこなせる。だからかえって、ラジオ波療法そのものも簡単だと思い込みやすいのかもしれない。それが落とし穴だったのではないか」

    さらに、患者への再発リスクの説明にも問題があった可能性がある。ラジオ波療法で焼けた部分は、皮膚表面から触ると「しこり」として感じる。そのため、がんが再発したしこりであっても、ラジオ波療法のしこりと勘違いしかねない。

    それでも、治療後のフォローアップがしっかりできていれば、問題はここまで深刻にならなかっただろう。「治療後、MRIで定期的に検査していれば、万一再発があってもすぐに対応できる。再発に備える検査としてはMRIが一番効果的」と尾浦氏はいう。実施した医療機関が再発のリスクについてきちんと説明した上で、フォローアップをきめ細かく行っていれば、再発患者がほかの医療機関へ助けを求めるような事態は生じなかったはずだ。

    「この治療を受けた患者さんで、もしMRIの定期検査を受けていない人がいたら、検査を受けられる医療機関をすぐに受診してほしい」(尾浦氏)

    ただ、実際に自由診療でこの治療を行っていた医師に話を聞くと、この問題の責任の一端は、患者側の振る舞いにもあったのかもしれない。「がんが3cmぐらいのケースでは私もまず手術を薦めるが、患者さんの中には、インターネットなどでラジオ波療法の情報を見付けてきて、『絶対に手術は嫌だ』と言い張る人もいる。そういう人には、再発などのリスクを説明した上で、この治療をやってきた」(自由診療で乳がんラジオ波療法を行っていた医師)
     
    今は、がん治療に関する様々な情報が入手できる。それだけに、どの情報が信頼できるのかを、患者側も冷静に判断する必要があるだろう。

    尾浦氏も金澤氏も、ラジオ波療法の可能性は高く評価しており、「今回の件で、治療が確立されるプロセスが遅れる方が心配だ」(金澤氏)と話す。現実に、和歌山県立医大病院では現在、新規のラジオ波療法を停止。当面、これまでに治療を受けた患者さんのフォローだけを行う方針だという。「再発のケースが問題にされ始めた昨年から、新規治療を停止している。長期の安全性をきちんと確認してから再開するつもりだ」(尾浦氏)

    今後しばらくは、国立がん研究センター中央病院などの研究施設を中心に、臨床研究が進められることになる。

    安全性が大前提なのは当然だが、「切らない乳がん治療」への期待もまた大きい。多くの患者の期待に応えられる治療指針が、早く確立されることを望みたい。

    がんナビ:http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/report/101130_02.html

    この治療に関しては、がんサポート2010年 10月号でも特集していました
    気になった方は、できればそちらも読んでみてください

    ラジオ波治療に対しては、私の周りでも乳がんで受けた方がいます
    私個人の意見ですが、標準治療ではない事、保険診療ではない事を考えても
    信頼できる医師にお願いして欲しいと思います
    「温存」を望まれるのはわかります。
    でも、どんな状態であっても「残ればいい」のではないのではないでしょうか?
    綺麗に残す方法が、手術の場合もあります。
    そして、その治療が結果的には命も助けてくれる場合もあります。
    どんな治療であっても最終的には自分で選んでハンコを押します
    つまりは自己責任です。まして、保険診療ではないのです
    それをもう1度考えてみてください

    私は「治験」です。私の治療を「人体実験」と言われた方がいます
    でも、私は標準治療ではない、保険診療ではない治療はみんなそうだと思います
    それを心して受けて欲しいと思います。

    誰も責任を取ってはくれないようなネットの書き込みを信用して欲しくないと思っています
    そして、どんな時でも自分が後悔しない選択をして欲しいと思います  
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  • 2010年12月15日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)ニュース・・・がん

    なぜがんになるの?

    先日、インターネットのトップページで『感染するがん』と書かれていて
    クリックしてみたら「子宮頚がん」でした

    私のように「なんだろう?」って思うのを狙ったのかも知れません
    でも、あまりの知識のなさに悲しくなってしまいました
    子宮頚がんは「感染するがん」なのですか?
    確かにヒトパピローマウイルスは感染します
    でも、それに感染した人全てががんになる訳ではありません
    なぜ、そのような見出しをつけなくてはいけないのでしょうか?

    がんに対する正確な知識もない人が見たら「がんって感染するんだ」という事になります
    そう言われた事があるという患者さんの話を聞いた事があります
    クリックしてきちんと読めば、違うんだってわかるけれど、ただクリックしてみた
    ただ気になってみてみた。という人がいたら・・・
    このトップページを作った人の意図が知りたくなりました



    がんは遺伝子の病気です。遺伝子はヒトが有する約60兆個の細胞のそれぞれの中になる設計図です
    その中で発ガンにかかわる遺伝子は「がん遺伝子」と「がん抑制遺伝子」があります
    これらは正常細胞の増殖を促したり調整したりするアクセルとブレーキの関係を持つ遺伝子です
    ところが、これらの遺伝子がさまざまな要因で傷つくと(変異)細胞のがん化を許してしまうのです
    発ガンに関連する複数の遺伝子が段階的に変化することで、がん細胞が発生するとする学説を
    「多段階発ガン説」といいます

    ただし、遺伝子が傷ついたからといって細胞はすぐにがん化する訳ではなく、体の中では常に
    「修理専門」の遺伝子が傷ついた遺伝子を直したり、がん化した細胞を排除したりしています
    ところがこれを繰り返すうちに、ある時期から修理・排除しきれなくなり、一気にがん細胞は
    分裂・増殖をはじめ、その固まり(腫瘍)が検査で発見される大きさにまで育ってしまうのです
    最初にがん細胞ができてから「がん」と診断できるレベルの大きさに育つまで通常10年~20年
    かかるといわれています

    遺伝子を傷つける原因には、発ガン物質やウイルスなど外的要因と発ガン物質に対する感受性などの
    内的要因が関係しています

    私たちは呼吸をしたり、食物を摂取したりして、さまざまな物質をからだの中に取り込んでいます。
    その中には、なんらかの発ガンにつながる可能性があります
    例えば、たばこ・食品添加物・保存食品・加工食品・汚染された空気などは発ガンにつながる可能性が
    あるといわれています

    発ガンに関する感受性とは、がんのなりやすさの強弱といえるもので、どの臓器のがんになるか
    どんなものに反応するかは人それぞれ。
    同じような環境にさらされていても、がんになる人、ならない人がいます。

    ウイルスとがんが関連している場合もあります。B型・C型のウイルス性肝炎に感染すると
    肝細胞のがんのリスクがあります
    またヒトパピローマウイルス(HPV)に感染すると子宮頚がんのリスクが増えます

    でも、感染=がんではありません。くれぐれもそれを忘れないでください

    がん情報サービス:http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html  
    タグ :がん
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  • 2010年12月01日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)ニュース・・・がん

    妊娠中に子宮頸がん手術し無事出産 阪大病院

    今日の夕方のニュースで国内初。世界でも5例目。と説明されていました

    子宮頚がんの患者さんには嬉しいニュースです

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    妊娠中に子宮頸(けい)がんの手術を受けた大阪市内の女性(28)が25日、
    大阪大付属病院で女児を無事出産した。子宮頸がんの手術を受ける妊婦は従来、
    中絶を余儀なくされており、妊娠したまま手術、出産したのは国内初という。
    若年層で増加傾向にある子宮頸がん患者の出産機会を広げる治療法として期待される。

    同病院産婦人科の榎本隆之准教授によると、この女性は妊娠8週で検査を受けた際、
    子宮頸がんが見つかった。通常は中絶して子宮摘出などを行うケースだったが、
    女性は出産を強く希望。妊娠15週の今年6月、同病院で子宮入り口の頸部とその周囲だけを
    摘出する手術を受け、帝王切開による出産に備えていた。

    この手術は子宮を温存し、将来の出産の可能性を残す治療法として近年、注目されているが、
    手術後の妊娠・出産率は約2割にとどまる。妊娠中に行う場合は特に高度な技術とリスク管理が必要で、
    これまでに世界で7例、うち出産したのは4例だけだった。

    大阪大学医学部産婦人科榎本准教授は「中絶を前提としていた妊婦の子宮頸がん手術で胎児を救い、
    母親も根治させる可能性に道を開いた意義は大きい」と話している。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ただ、こちらの病院で手術を受けた患者さんのステージや病理がきちんと公表されていないので
    詳しいところはわかりません

    妊娠中の手術というのは、とても難しい症例だと思いますが
    前癌病変、早期癌の治療に際しては、若年者で妊孕性(妊娠できる可能性)を温存することを
    希望される場合は、病変を十分に検討し、可能であればできるだけ妊孕性温存を考慮した治療を
    行っている病院は阪大病院だけではありません

    こちらは東北大学病院のHPから


    他の大学病院やがんセンターなどでは実施されている病院もあります

    私が入院していた時にも若い人がこの手術を受けていました
    でも、その一方で妊娠したのとがんの発見が同じで子宮もお子さんも無くされた方もいました
    全ての方がこの治療を受けれるわけではありません

    病理やステージが関係してくると思います

    東北大学病院では、下記の条件で行えます

    1)腫瘍径2cm以下の進行期1aから1b1
    2)扁平上皮癌
    3)画像上子宮頸部以外に病変がないこと
    4)赤ちゃんがほしい希望が強いこと

    以上の基準を満たした場合にまず円錐切除術を施行し、摘出した病巣の所見を顕微鏡で確認し、
    周囲への浸潤がないか確認します。さらに、取り残しがないか、リンパ節への転移がないか慎重に
    確認した上で「広汎子宮頸部切除術」を施行します。

    今はインターネットでこの治療を紹介されている病院も多いですので調べてみてください

    検索キーワードとしては:婦人科 子宮頚がん 妊孕性

    色々な病院で色々な試みがされています。気になった方は調べてみてください

    いつも感じる事ですが、病理やステージが公表されていないと患者さんの混乱を招く場合もあると思います
    これらの治療は、全ての人が受けれる治療ではありません
    もちろん、全ての人が受けれるようになればいいと思いますが。。。。

    情報だけが先行してしまうと間違った治療を受けてしまう方もいるかもしれません
    できるだけ正しい情報を出して欲しいなと思っています

    大阪大学医学部産婦人科:http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/gyne/www/html/info06.html
    東北大学病院医学部:http://www.ob-gy.med.tohoku.ac.jp/neoplasm/index.html
    武蔵野赤十字病院:http://www.musashino.jrc.or.jp/clinic/13sanhujinka.html  
    タグ :妊孕性温存
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  • 2010年11月26日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)ニュース・・・がん

    母乳で感染するがん~HTLV-1 感染予防対策を~

    HTLV-1 感染予防対策を

    先日、テレビ番組で宮城県の浅野前知事を見ました

    私は7月の「がんサポート」を読んで知っていましたが、彼は「成人T細胞白血病」という、
    とても特殊な白血病を発症されていました
    ちょうど、私が東京から仙台へ行ったのと同じ時期に、彼は私の病院から東京の病院へと転院されていました
    彼のがんは、とても特殊な経過で感染するがんです
    キャリアのお母さんの母乳から母子感染をすると言われています
    でも、発症までに40~60年とも言われ、その上がん化するのは3~5%程度しかないと言われています
    きちんと血液検査をする事で、感染もわかるし対処方法もわかる「がん」です
    色々な「がん」があります。正しい知識を持つことで、防げる「がん」もあります

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    菅総理大臣は、主に母乳から母子感染し、大人になって白血病などを発症する「HTLV-1」と
    呼ばれるウイルスの感染予防策を話し合う政府の特命チームの初会合で、妊婦を対象とした全国一律の抗体検査などを今年度中に実施するため、検討を急ぐよう指示しました。

    HTLV-1は、おもに母乳により母子感染し、長い潜伏期間を経て成人になって発症するウイルスで、
    「成人T細胞白血病」と呼ばれる白血病や、重い足のまひなどを引き起こします。全国で推定100万人
    以上が感染しているとされ、毎年およそ1000人が白血病で死亡していますが、今のところ、発症を
    抑える方法は見つかっていません。このウイルスの感染予防策を話し合う政府の特命チームの初会合が13日、総理大臣官邸で開かれ、菅総理大臣は「先週、患者の声を直接聞き、早急に取り組まなければならないことをあらためて確信した」と述べ、妊婦を対象とした全国一律の抗体検査やカウンセリングを今年度中に実施するため、検討を急ぐよう指示しました。また、菅総理大臣は、ウイルスの正しい知識と理解の普及、それに予防や治療の研究開発などについて、行政や大学、それに医療機関が連携して取り組むため、遅くとも年末までに総合的な対策を取りまとめることも指示しました。


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    色々な患者の方が活動されています
    浅野前知事ががんを公表された時に「彼なら患者のために何かをやってくれるのでは」と、友人と話しました。
    そしたら、こうやって国を動かすことができて母子感染を防ぐことができるようになる
    すごい事だと思います

    がん患者のスキルはすごいと言われています。それは、どんな人であってもがんになるからです
    だからこそ、そういう人たちが公表して活動する事で国を動かせるんだと思います

    「がんになって」とは、言わないけどがんになった人はやはり何かを伝えて欲しいと思います

    がん情報サービス:http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/ATL.html

      
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  • 2010年09月21日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)ニュース・・・がん