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がんと就労 働きたい:1 順調に出世していたのに
2011年5月13日
午前7時半に起床。ゴミ出しをして、天気がいいと家の周りを30分ほど歩く。自宅に戻り、新聞を読みながらパンと冷蔵庫の残り物で朝食を済ませる。
そこから1時間ほど、パソコンでハローワークの求人情報を検索する。月給15万円以上、職種は事務職……。希望に合う仕事が見つかっても、なかなか次の行動に移せない。
「今は気持ちがなえていて。すぐに仕事は見つかると思っていたんだけどね」。これまでに20社以上を受験し、落ちた。
千葉県に住む男性(54)は2006年2月、肺がんと診断され、手術を受けた。術後も抗がん剤治療を続けながら、仕事と闘病の両立を図ってきた。しかし1年半前、治療に専念するため、約30年間勤めた東証一部上場の会社を退職した。
妻(53)と、大学4年生の息子(21)の3人家族。失業保険も切れ、貯金を取り崩しながらの生活が続く。
大学を卒業後、九州の小倉を振り出しに全国各地の支店を回った。30代前半での支店長就任は、同期の間でも早い方だったという。
「自分で言うのも何だけど、部下の適性を見抜き、育てるのがうまかった。できの悪い社員がいると、『あいつの所に送れ』なんて言われたもんです」
朝8時過ぎには出社し、仕事が終わると取引先や後輩と飲みに行った。順調に出世を重ね、がんが見つかったときは、本社の地域統括部の副部長の役職にあった。
「このままいけば、役員の一歩手前ぐらいにはいけるかな」。そんなことを考えていた矢先、人間ドックで、肺に小さなかげが見つかった。
3日に1箱のペースでたばこを吸ってきたが、大病の経験はなかった。ただ今にして思えば、人間ドックの直前は風邪が1カ月間近く治らなかった。
半信半疑で会社近くのクリニックを受診すると、「東京都内の大学病院で精密検査を受けるように」と言われた。
大学病院でCTや肺の組織を調べた。検査結果を見て、年配の医師が申し訳なさそうに告げた。「左肺の上にがんがあります。手術で切りましょう」。肺がんの中で最も多い、腺がんだった。(岡崎明子)
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201105130244.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
友達から『朝日新聞に、がんと就労ってテーマの連載をしているよ』って教えてもらいました
昨年くらいからHOPEプロジェクトの桜井さんの活動からでしょうか『がんと就労』について
色々な場所で、色々な取組みがされているのを見かけます
そのせいもあったんでしょうね
先日の「心理カウンセラー」の方の対応が、なんか今の社会とちぐはぐな気がしました
でも、実際はこういうものなんじゃないのかな?とも思います
そして一般の人は、今でもやっぱり、がん=死。なんですよね
私はがんにならない。とか検査を受けたって死ぬときは死ぬんだから受けない。などなど
色んな事をいう人がいます
がんになって、気がついたら末期ですぐに死ぬ。と思っている人がいかに多いかということです
自分はそれでもいいと思います。
でも、残された家族はそれを受け入れられるんでしょうか?
治せるなら治してあげたいと望むのが家族だと思います
そして、そういう人は自分が手術して後遺症を抱えたり、ストーマにしたり・・・
なんて想像力が全くないんですよね
でも果たしてそうでしょうか?
自分がどんながんになるかは決まっていません
がんだけでなく、他の病気になるかもしれません
その為の検査でもあるんじゃないでしょうか?
その時に果たしてどうやって仕事をしていくのでしょうか?
がん患者だから特別なのではないと思います
病気を体験した人は、みんな同じです
でも、今は患者数がとても多い。そして、老いも若きも隔てなくなるのががんなんです
がん体験者が受け入れられる社会は、どんな病気の患者であっても受け入れていけるのではないでしょうか?
その為にも、患者に関わる仕事をしている人にはきちんとした社会性を持っていて欲しいと思います
私のこの講師の方に対する対応は『あなたの事はこれからも見ていきます』という発言はパワーハラスメントとして受け取ったという事と『がんと一緒に働こう』の本を読んでもらうつもりです
何がどうパワーハラスメントであったかを理解してもらうには、がん体験者の置かれている社会を知ってもらうことだと思います
午前7時半に起床。ゴミ出しをして、天気がいいと家の周りを30分ほど歩く。自宅に戻り、新聞を読みながらパンと冷蔵庫の残り物で朝食を済ませる。
そこから1時間ほど、パソコンでハローワークの求人情報を検索する。月給15万円以上、職種は事務職……。希望に合う仕事が見つかっても、なかなか次の行動に移せない。
「今は気持ちがなえていて。すぐに仕事は見つかると思っていたんだけどね」。これまでに20社以上を受験し、落ちた。
千葉県に住む男性(54)は2006年2月、肺がんと診断され、手術を受けた。術後も抗がん剤治療を続けながら、仕事と闘病の両立を図ってきた。しかし1年半前、治療に専念するため、約30年間勤めた東証一部上場の会社を退職した。
妻(53)と、大学4年生の息子(21)の3人家族。失業保険も切れ、貯金を取り崩しながらの生活が続く。
大学を卒業後、九州の小倉を振り出しに全国各地の支店を回った。30代前半での支店長就任は、同期の間でも早い方だったという。
「自分で言うのも何だけど、部下の適性を見抜き、育てるのがうまかった。できの悪い社員がいると、『あいつの所に送れ』なんて言われたもんです」
朝8時過ぎには出社し、仕事が終わると取引先や後輩と飲みに行った。順調に出世を重ね、がんが見つかったときは、本社の地域統括部の副部長の役職にあった。
「このままいけば、役員の一歩手前ぐらいにはいけるかな」。そんなことを考えていた矢先、人間ドックで、肺に小さなかげが見つかった。
3日に1箱のペースでたばこを吸ってきたが、大病の経験はなかった。ただ今にして思えば、人間ドックの直前は風邪が1カ月間近く治らなかった。
半信半疑で会社近くのクリニックを受診すると、「東京都内の大学病院で精密検査を受けるように」と言われた。
大学病院でCTや肺の組織を調べた。検査結果を見て、年配の医師が申し訳なさそうに告げた。「左肺の上にがんがあります。手術で切りましょう」。肺がんの中で最も多い、腺がんだった。(岡崎明子)
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201105130244.html
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友達から『朝日新聞に、がんと就労ってテーマの連載をしているよ』って教えてもらいました
昨年くらいからHOPEプロジェクトの桜井さんの活動からでしょうか『がんと就労』について
色々な場所で、色々な取組みがされているのを見かけます
そのせいもあったんでしょうね
先日の「心理カウンセラー」の方の対応が、なんか今の社会とちぐはぐな気がしました
でも、実際はこういうものなんじゃないのかな?とも思います
そして一般の人は、今でもやっぱり、がん=死。なんですよね
私はがんにならない。とか検査を受けたって死ぬときは死ぬんだから受けない。などなど
色んな事をいう人がいます
がんになって、気がついたら末期ですぐに死ぬ。と思っている人がいかに多いかということです
自分はそれでもいいと思います。
でも、残された家族はそれを受け入れられるんでしょうか?
治せるなら治してあげたいと望むのが家族だと思います
そして、そういう人は自分が手術して後遺症を抱えたり、ストーマにしたり・・・
なんて想像力が全くないんですよね
でも果たしてそうでしょうか?
自分がどんながんになるかは決まっていません
がんだけでなく、他の病気になるかもしれません
その為の検査でもあるんじゃないでしょうか?
その時に果たしてどうやって仕事をしていくのでしょうか?
がん患者だから特別なのではないと思います
病気を体験した人は、みんな同じです
でも、今は患者数がとても多い。そして、老いも若きも隔てなくなるのががんなんです
がん体験者が受け入れられる社会は、どんな病気の患者であっても受け入れていけるのではないでしょうか?
その為にも、患者に関わる仕事をしている人にはきちんとした社会性を持っていて欲しいと思います
私のこの講師の方に対する対応は『あなたの事はこれからも見ていきます』という発言はパワーハラスメントとして受け取ったという事と『がんと一緒に働こう』の本を読んでもらうつもりです
何がどうパワーハラスメントであったかを理解してもらうには、がん体験者の置かれている社会を知ってもらうことだと思います