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リンパ外来・・・完敗。
今回、お泊りで外来のはしごをしてきました
第1弾が3年ぶりの「リンパ外来」です
去年の9月の婦人科の外来で先生から「久しぶりにリンパ外来に行ってきますか?」と聞かれ、どうしても恥骨のあたりと外陰部の違和感がある私は「はい」と言って行く事にしました
そうは言っても前回、散々、先生からは私の症状はリンパ浮腫ではないと言われていたんですが・・・だからといって、一向に3年間も変化なしという状況はあまりにもつらいしと思い、一縷の望み?で行って見た
それが・・・・完敗です。
またまた「これはリンパ浮腫ではない」の一点張り。
確かに先生からしたら「たいしたことない」状態かもしれません。でも、この3年間ずっと変わらない違和感があるという事実は、どないなるねん!と、あれこれ色々な話をしました
患者さん同士で得た情報で股にタオルを丸めて挟んでみると楽になるとか、薬局で売っている弾圧ソックスを履いて寝ると楽になったりなど、明らかに「浮腫みに対する対処のよる改善が見られる」などを話しました。が!「3年前にもお伝えしましたが、リンパ浮腫ではありません」「明らかな所見は見られません」などなど・・・
ちらっっと見た看護師さんの顔が段々と申しわけなさそうに下を向いていくのがわかるくらいの真っ向否定でした
でも、私としては先生に認めてもらえない限りは医療補助がでる弾圧ソックスは買えないし(認めてもらえば申請すると7割が戻ってくる)もう、必死です。
しかし、完敗・・・どんなに症状を訴えても「それはあなたの感覚であって実際に所見である訳ではない。なので、リンパ浮腫とは認められない」ということでした
最後は何だか、自分自身が否定されたかのような気持ちになってきました
4年間、ずっとこの違和感とそれに伴う腹痛に下痢症状と戦っているのに、それすら否定されているかのような気持ちになっていました。最後は「あんたに私のつらさの何がわかるねん!」って言ってやりたい気持ちになっていました。確かに、先生は女じゃないし、そもそもがん患者じゃないし、リンパだって取ってない。そんな事は私だってわかってる!でも、それを専門としているなら、それを訴えている患者がどんな思いかくらいはわからんか!と思った。
だからこその『専門医』違うんか!!と思った
いつも感じるのは、医師は同じではないということ
そして患者に寄り添うということが、本当に難しいということだと思いました
ただ、その中で『認定医』や『専門医』という肩書きを持つのであれば、そこにはやはり「患者に寄り添う姿勢」が一番なんじゃないのかな?と思った。
例え自分が見たところ「リンパ浮腫でない」という結論であったとしても3年間、ずっとそのつらさに耐えてきた事には何か言葉はないんかい!と思った。それが今まで『専門医』として、沢山の患者さんと接してきた医師としてのスキルやないんか!と思った。
で、完敗した私は看護師さんにお願いして「下腹部パッド」を買いました。そして下腹部パッドを買う時にも「先生には言わない」と決めました。
何を言っても、どんなに自分のつらさを訴えてもこれっぽっちも寄り添えない医師なら、私は医師とは認めない
先生が、最後に「婦人科と放射線科の先生には私から伝えておきます」と言っていたので、次の日の外来で放射線科の先生にお願いして「申し送り」を見せてもらいました。そこにはなぜか先生は1言も言わなかった「下腹部パッドを進めました」との記入と都内のリンパ浮腫専門病院の名前が書かれていました。きっとこれって看護師さんが書いてくれたのかな?とか思ったけれど、放射線科の先生には「そんなの私には1言もいってないのに・・・」と悪態ついてました。
結局、私は『2度とリンパ外来には行かない』と決めました。完敗でした・・・
私が思うには「患者が話す」というのは、医師を信頼しているからだと思います
「話さない」と思う。「2度と話すか」というのは、医師を信頼していないし、実はそれは先生にとって貴重な生の声を聞く場面を放棄してしまったということでもあると思います。確かに患者はクドクド辛さを話します。でも、それはそれだけつらい思いをしているからです。そして「先生ならわかってくれる」と思うから話すんです。
人は自分の話を聞いて欲しいんです。それは、がん患者だからではなく、どんな人もそうだと思います。
そこには「話を聞いてくれる」=「自分を認めてもらっている」という気持ちになれるからです
そんなこともわからんのか!!
そして「病気は診れても、患者は見れない」先生がまだまだいるんだな~と思っていました。
あ~~~~~、久しぶりの悪口でした。すっきりした~~~~~♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
追伸:実際にはリンパ外来がある病院はとても貴重です
私が書いてあるのを読んで、やめようではなく患者さんもきちんと声を上げてください
沢山の患者さんが声をあげることで、医療現場はかえることができます。
今回の私の言葉は、私自身が体験したことであったことで全ての人に対して同じであるかはわかりません
それは、医師にもその方の症状によっても変化していくからです
だからこそみんなで、がんばろう!!
第1弾が3年ぶりの「リンパ外来」です
去年の9月の婦人科の外来で先生から「久しぶりにリンパ外来に行ってきますか?」と聞かれ、どうしても恥骨のあたりと外陰部の違和感がある私は「はい」と言って行く事にしました
そうは言っても前回、散々、先生からは私の症状はリンパ浮腫ではないと言われていたんですが・・・だからといって、一向に3年間も変化なしという状況はあまりにもつらいしと思い、一縷の望み?で行って見た
それが・・・・完敗です。
またまた「これはリンパ浮腫ではない」の一点張り。
確かに先生からしたら「たいしたことない」状態かもしれません。でも、この3年間ずっと変わらない違和感があるという事実は、どないなるねん!と、あれこれ色々な話をしました
患者さん同士で得た情報で股にタオルを丸めて挟んでみると楽になるとか、薬局で売っている弾圧ソックスを履いて寝ると楽になったりなど、明らかに「浮腫みに対する対処のよる改善が見られる」などを話しました。が!「3年前にもお伝えしましたが、リンパ浮腫ではありません」「明らかな所見は見られません」などなど・・・
ちらっっと見た看護師さんの顔が段々と申しわけなさそうに下を向いていくのがわかるくらいの真っ向否定でした
でも、私としては先生に認めてもらえない限りは医療補助がでる弾圧ソックスは買えないし(認めてもらえば申請すると7割が戻ってくる)もう、必死です。
しかし、完敗・・・どんなに症状を訴えても「それはあなたの感覚であって実際に所見である訳ではない。なので、リンパ浮腫とは認められない」ということでした
最後は何だか、自分自身が否定されたかのような気持ちになってきました
4年間、ずっとこの違和感とそれに伴う腹痛に下痢症状と戦っているのに、それすら否定されているかのような気持ちになっていました。最後は「あんたに私のつらさの何がわかるねん!」って言ってやりたい気持ちになっていました。確かに、先生は女じゃないし、そもそもがん患者じゃないし、リンパだって取ってない。そんな事は私だってわかってる!でも、それを専門としているなら、それを訴えている患者がどんな思いかくらいはわからんか!と思った。
だからこその『専門医』違うんか!!と思った
いつも感じるのは、医師は同じではないということ
そして患者に寄り添うということが、本当に難しいということだと思いました
ただ、その中で『認定医』や『専門医』という肩書きを持つのであれば、そこにはやはり「患者に寄り添う姿勢」が一番なんじゃないのかな?と思った。
例え自分が見たところ「リンパ浮腫でない」という結論であったとしても3年間、ずっとそのつらさに耐えてきた事には何か言葉はないんかい!と思った。それが今まで『専門医』として、沢山の患者さんと接してきた医師としてのスキルやないんか!と思った。
で、完敗した私は看護師さんにお願いして「下腹部パッド」を買いました。そして下腹部パッドを買う時にも「先生には言わない」と決めました。
何を言っても、どんなに自分のつらさを訴えてもこれっぽっちも寄り添えない医師なら、私は医師とは認めない
先生が、最後に「婦人科と放射線科の先生には私から伝えておきます」と言っていたので、次の日の外来で放射線科の先生にお願いして「申し送り」を見せてもらいました。そこにはなぜか先生は1言も言わなかった「下腹部パッドを進めました」との記入と都内のリンパ浮腫専門病院の名前が書かれていました。きっとこれって看護師さんが書いてくれたのかな?とか思ったけれど、放射線科の先生には「そんなの私には1言もいってないのに・・・」と悪態ついてました。
結局、私は『2度とリンパ外来には行かない』と決めました。完敗でした・・・
私が思うには「患者が話す」というのは、医師を信頼しているからだと思います
「話さない」と思う。「2度と話すか」というのは、医師を信頼していないし、実はそれは先生にとって貴重な生の声を聞く場面を放棄してしまったということでもあると思います。確かに患者はクドクド辛さを話します。でも、それはそれだけつらい思いをしているからです。そして「先生ならわかってくれる」と思うから話すんです。
人は自分の話を聞いて欲しいんです。それは、がん患者だからではなく、どんな人もそうだと思います。
そこには「話を聞いてくれる」=「自分を認めてもらっている」という気持ちになれるからです
そんなこともわからんのか!!
そして「病気は診れても、患者は見れない」先生がまだまだいるんだな~と思っていました。
あ~~~~~、久しぶりの悪口でした。すっきりした~~~~~♪
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追伸:実際にはリンパ外来がある病院はとても貴重です
私が書いてあるのを読んで、やめようではなく患者さんもきちんと声を上げてください
沢山の患者さんが声をあげることで、医療現場はかえることができます。
今回の私の言葉は、私自身が体験したことであったことで全ての人に対して同じであるかはわかりません
それは、医師にもその方の症状によっても変化していくからです
だからこそみんなで、がんばろう!!
2014年03月15日 Posted by すもも at 12:00 │Comments(0) │退院後の検査
ただいま~リプロ外来~
13」・14日と仙台に行って来ました
いろんなことを書きたいけれど、今日はずっと気になっていた『リプロ外来』について書いておきます
うちの病院の外来でかなりの先生の名前があるのが「リプロ外来」です
ずっと何やろ??と思っていたけれど、家に帰るとすっかり忘れている私は
自分のパソコンにメールしておきました
2006年の記事ですが、なかなか知らないんじゃないのかな?と思ったので
リプロ外来についての聖路加病院の記事を見つけたので貼り付けておきます
生殖にかかわるがんは、どうしても子どもを産んでいる人と産んでいない人で
かなり考え方が変化すると思います。子どもを産んでいない人が告知をされると
産んでいる人とは違う悩みが増えてきます。それは女性のがんでも男性のがんでも同じです
告知をされた時に、リプロ外来を知っているだけで、病院を選ぶ選択肢にもなるように思います
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癌患者の生殖機能温存目指す専門外来
聖路加国際病院が「リプロ外来」を開設
聖路加国際病院(東京都中央区)は2006年4月から、生殖機能や性機能の温存を希望する癌患者を対象に「癌治療者のためのリプロダクション外来」(リプロ外来)を設けた。
白血病や乳癌などでは、患者が若く将来的に挙児を希望する場合も少なくないが、化学療法や放射線治療の影響で性腺(卵巣、精巣)機能が障害されたり、結果として不妊になることがある。あらかじめ精子などを凍結保存したり、放射線の照射範囲から性腺を遮蔽するなどの方法で、癌の治療後に妊娠、出産に成功するケースが報告されているが、わが国ではこうした対策が講じられることは少ない。
リプロ外来ではこうした患者を対象に、生殖機能や性機能の温存に関する相談を受け付けるほか、精子、受精卵、未受精卵、および卵巣の凍結保存にも応じる。
外来開設記念講演会では、全国骨髄バンク推進連絡協議会会長の大谷貴子氏が講演。白血病の治療のため不妊となった自らの経験を踏まえ、「命が助かったのだから(子供は)いいでしょう、と言われて傷つく患者もいる。生殖機能を温存する可能性について、医療従事者は積極的に情報を発信してほしい」と訴えた。
同院産婦人科部長の佐藤孝道氏は「癌治療の進歩により長期に生存する患者が増えているが、生殖機能の温存についての配慮はまだまだ不十分。できれば癌治療を開始する前に、生殖機能の温存の可能性について、気軽に外来を受診してほしい」と話す。
癌患者の生殖機能の温存については、米国臨床腫瘍学会(ASCO)が2006年5月に「癌患者における生殖機能温存に関するリコメンデーション」を発表するなど、世界的に関心が高まっている。
2006/6/20
北澤 京子=日経メディカル編集委員
いろんなことを書きたいけれど、今日はずっと気になっていた『リプロ外来』について書いておきます
うちの病院の外来でかなりの先生の名前があるのが「リプロ外来」です
ずっと何やろ??と思っていたけれど、家に帰るとすっかり忘れている私は
自分のパソコンにメールしておきました
2006年の記事ですが、なかなか知らないんじゃないのかな?と思ったので
リプロ外来についての聖路加病院の記事を見つけたので貼り付けておきます
生殖にかかわるがんは、どうしても子どもを産んでいる人と産んでいない人で
かなり考え方が変化すると思います。子どもを産んでいない人が告知をされると
産んでいる人とは違う悩みが増えてきます。それは女性のがんでも男性のがんでも同じです
告知をされた時に、リプロ外来を知っているだけで、病院を選ぶ選択肢にもなるように思います
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癌患者の生殖機能温存目指す専門外来
聖路加国際病院が「リプロ外来」を開設
聖路加国際病院(東京都中央区)は2006年4月から、生殖機能や性機能の温存を希望する癌患者を対象に「癌治療者のためのリプロダクション外来」(リプロ外来)を設けた。
白血病や乳癌などでは、患者が若く将来的に挙児を希望する場合も少なくないが、化学療法や放射線治療の影響で性腺(卵巣、精巣)機能が障害されたり、結果として不妊になることがある。あらかじめ精子などを凍結保存したり、放射線の照射範囲から性腺を遮蔽するなどの方法で、癌の治療後に妊娠、出産に成功するケースが報告されているが、わが国ではこうした対策が講じられることは少ない。
リプロ外来ではこうした患者を対象に、生殖機能や性機能の温存に関する相談を受け付けるほか、精子、受精卵、未受精卵、および卵巣の凍結保存にも応じる。
外来開設記念講演会では、全国骨髄バンク推進連絡協議会会長の大谷貴子氏が講演。白血病の治療のため不妊となった自らの経験を踏まえ、「命が助かったのだから(子供は)いいでしょう、と言われて傷つく患者もいる。生殖機能を温存する可能性について、医療従事者は積極的に情報を発信してほしい」と訴えた。
同院産婦人科部長の佐藤孝道氏は「癌治療の進歩により長期に生存する患者が増えているが、生殖機能の温存についての配慮はまだまだ不十分。できれば癌治療を開始する前に、生殖機能の温存の可能性について、気軽に外来を受診してほしい」と話す。
癌患者の生殖機能の温存については、米国臨床腫瘍学会(ASCO)が2006年5月に「癌患者における生殖機能温存に関するリコメンデーション」を発表するなど、世界的に関心が高まっている。
2006/6/20
北澤 京子=日経メディカル編集委員