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いのちのコール~映画~

先日、友達から映画のチラシをもらいました

子宮頸がんを描いた映画だったので、内容をみてみました

個人的には「みないだろうな」と思った

見ない理由の1つには「がんを扱っているのではなく、がん体験記を描いているのにそれがごっちゃになっているから」ということ。

あと1つは監督の言葉として「女性は、自分の体を大切にすること。男性は、大切な人を守ること。愛する家族がかかる可能性だってあります。特に若い人に知ってほしい」という言葉でした

この「女性は、自分の体を大切にすること」と子宮頸がんに対する偏見の差はどこにあるんだろう?ということでした

確かに検診を受けて欲しいからというところから出た言葉だろうと思う

でも、私たち子宮頸がんの患者は「自分の体を大切にしなかったから、がんになった訳ではない」ということです

それは、誰もがなるかも知れない「がん」にたまたまなっただけです

この書き方では「大切にしなかったから、がんになったんでしょ」といっているのと同じことです

監督のほかの言葉の中に、違う言葉もあったので彼の真意とチラシでは少し違うのかもしれない
ただ、正しいがんの知識というのを言われるのであれば、そこは彼自身が持っていないということだと思った

そして映画を撮って「正しいがんの知識」を訴えるのは、正直、やめて欲しい

「余命1ヶ月の花嫁」の後のマンモグラフィーのキャンペーンだって
むしろ乳がんのリスクをあげるものというので、患者会から反対運動がでたりしました

あくまで映画は映画です

そして、それは正しいがんの知識を訴えるものではなく、1人の患者の体験記です

純粋に彼女の心に寄り添ったものをあって欲しいと思います

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

--これまでがん患者を取り扱った映画では、夫婦の絆の強さや頑張る患者の姿を映し出すものが多かったですが、たまきと夫には亀裂が生じます。とてもリアルな設定でした。病気の妻を前に逃げ腰になる夫を通して、夫婦間の問題にもリアルに迫っていました。

 取材をしているとき、夫婦間がぎくしゃくする話も多く聞きました。夫側の視点は、僕だったらどうするかなと考えながら描いていきました。若いと妻を支えられなくて仕事に逃げてしまうかもしれず、乗り越えられないかもしれないと思いました。

いのちのコール :蛯原やすゆき監督に聞く 子宮頸がん「認知度を上げ偏見をなくしたかった」のインタビューより
  
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  • 2014年06月23日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)がんとこころ