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「子どもを傷つける親 癒す親」・・・2

「子どもを傷つける親 癒す親」・・・2

「子どもを傷つける親 癒す親―シスター鈴木秀子の親と子の愛の絆12のステージ

問題は子どもにではなく、心配し、不安を抱える親にある。まず、親である自分が変わること。本の中の様々な事例が、自分の問題に気づき、子どもに対する考え方、対応の仕方を変えさせ、愛を深める助けとなる。・・・・

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暗い夜道で、暴漢に襲われそうになった女性がいます

彼女は、通りがかった大学生に助けてもらい事なきを得たけれど
彼女を心配して、一緒に帰ってくれているその男性にも恐怖を覚えてしまいそうになりました

そんな彼女を、彼女のお父さんとお母さんが何も言わずに迎えてくれたそうです

人心地ついた彼女に、お父さんが

「覚えておきなさい。今日は何事もなくてよかった。
人間は人間として一人ひとり大切なのだが、世の中には悪い行動をする人もいる。また、いろいろな状況から悪い行動に走ってしまう人たちもいる。

けれども、男の人が、全部そういうようなことをするというわけではない。
だから人間に対する信頼を失ってはだめだ。人間はすべての人がいつも正しいことをするとは限らないということを、頭にしっかりと覚えておきなさい。と同時に人間は信頼に足る人たちだということも肝に銘じておきなさい。

一人ひとり人間としての存在が大切なんだ。けれども、いろいろな事情があったり、気がむしゃくしゃしていたりすると、よくない行動にも走りがちになる。それが人間だ。
世の中に出て行けば、よくない行動をする人にも会うことがあるだろう。
しかし、そういう行動をする人を見て、すべての男の人が全部そうだというわけではないことをはっきり覚えておくがいい。

そして、自分でしっかりと状況を判断して、自分で自分の行動に責任を持って、自分で身を守っていくということに、頭を働かせる必要がある。」

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昔、仕事帰りに中央線に乗っているとちょっと「変な人」がいました

彼は、私の真後ろに立っていたんですが、なんとも言えない妙な違和感を感じました
それで、私は彼が立っていた出入り口の反対側に移動して、彼を見ていました

私が降りる2つ前に駅で、若い女性が乗ってきました

その時にも、何となく「嫌な予感」がしたけれど、彼女はそのまま彼の前に立っていました

駅に着く少し前に、男性が急に彼女に「すみません、すみません」と言って頭を下げました
「ええ?」って彼女が言って驚いていると、電車が駅に着きました

彼女は私と同じ駅で降りました

すると、彼女が降りた瞬間に、その男性が彼女を飛び蹴りしました
びっくりした私と、前のめりに倒れこむように座り込んだ彼女・・・

とっさに「何やっての!!」とどなっていた私でした

私の声に反応したのかわからないけれど、全速力でホームの端に走っていった彼を見てから
慌てて彼女に駆け寄ると、身体が大きく震えていました
ホームには、彼女と外国人のカップルと私だけで他の人は誰もいませんでした

彼女と一緒に改札口を出て行く時も、震えていた彼女を見て「一緒にいてあげたいけれど
友達と約束してるから、ごめんね」と言いました
「大丈夫です」と言いながら震えていた彼女の事を思い出すと「ちゃんと電車に乗ってるかな?」
「無事に仕事に行ってるかな?」って思います

あの時、せめて家まで一緒に帰ってあげるなり、お茶でも飲んであげればよかったかなって思います

そして彼女にも、こんなお父さんがいたらなって思う私でした

「みんなが同じではない」というのは、理屈ではわかります
でも、やっぱりこんな体験をしてしまうと恐怖が残ってしまうそうです

ちなみに、私はその後、電話で母にこの事を言ったら「あんたは何をやってんの!そんな事言って刺されたらどうすんの!」と、こっぴどく怒られてました。。。face07

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    2012年11月06日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(2)読んだ本・・・エニアグラム

    この記事へのコメント
    思わず出た言葉、共感できます。
    おばちゃま女子会シンシアです。
    Posted by シンシアシンシア at 2012年11月06日 10:44
    シンシアさん、ありがとうございます

    この一件があってから、ついつい人との距離を取りたくなりました。
    彼が何を思ってそんな行動にでたのかわからないけれど、彼女と同じような体験をした人に聞くと「人が後ろに立っているだけで恐怖」と言われてました

    そして、見ていたけれど声をかけもしなかった人にも驚いた私でした。。。
    Posted by すももすもも at 2012年11月06日 12:30
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