「がん」からもう一度人生が始まる~絶望や不安を希望に変える心の持ち方~

「がん」からもう一度人生が始まる~絶望や不安を希望に変える心の持ち方~
保坂隆著 《聖路加国際病院精神腫瘍科医長》
保坂先生は、がんになった患者さんの心の負担を軽くし、落ち込まずに有意義な毎日を過ごしていくためのサポートを行なう、サイコオンコロジーのエキスパートである。保坂先生の勤務する聖路加国際病院では、盛んに行なわれている重要なケアプログラムであるが、実はまだ、このサイコオンコロジーの専門家は、日本では非常に少ない。これを増やしてゆくことが、今後のがん患者の人生の質を向上させることにつながるのであるが、現状ではなかなか難しい。それで生まれたのが、本書である。たくさんの患者と接してきた著者は、どのような点に患者の心のニーズがあるのかを知りつくしている。だから、がん告知を受け、絶望や不安に押しつぶされそうになっている患者の心がどう考えたら平静になれるか、将来に希望が持てるかについて、また、がん告知を受けてからの行動の取り方について、絶妙なアドバイスがこの一冊に込められている。患者、家族、関係者に必読の一冊である。
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ピアサポーターの勉強をしていると自分自身が「がん体験者」なのに、自分の気持ちと相手の気持ちがわからなくなっていきます。 「私もこんな風に思っていたのに・・・」「私と同じ気持ちだったんだ」ということが沢山ありました。
でも、実際にはほとんどの「がん体験者」は同じようなことを考えます
本の中でも、色々な患者さんの体験が書かれていますが家族や医師との関係は様々ですが、不思議なくらいに患者さんの気持ちは手に取るようにわかります。つまり、人はがんのような「死に到るかもしれない病気の体験」をした時には同じようなことを考えるということです。
本のいいところは、この場合どのように対処すればいいか。がきちんとかかれていることです。・・・が、なかなかこれを実際に行うのはとても難しいように感じました。
それは「感じ方は似ている」けれど、それを受け止める側は「それぞれ」だからです
ある人にはいいけれど、他の人にもそれがいいとは限らない・・・人の気持ちは、とっても複雑です

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2013年12月27日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0) │読んだ本・・・がん
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