患者の悩み
ステージが違うと悩みが違うよねって思う
入院している時に、良性のポリープの患者さんが入院してきた
なんで良性の、しかもポリープなんて?って思った
そしたら「腰椎麻酔が痛いから嫌なの」って、なんとも言えない理由でした
その時に「痛いけど、大丈夫」って言ったら、手術の前に看護師さんに「患者さんに怖いことを言われた」と言って私が先生に呼び出されて注意された
なんで、この人良性なのに、しかもポリープくらいで大騒ぎしてるんだろうと思った
それに「痛いけど大丈夫」は言ってはいけない言葉だったのかな?って思った
私たち「がん患者」しかも、その時の病室にいた人は、放射線の追加治療を受けている私。再発して卵巣に転移していた人、末期がんの人。だった
どんなに考えたってあんたは軽い手術じゃないって思った
それなのに、一体何が言いたいのだろう?って
その時に先生に言われたのは「良性の人のほうが、結構大変なんだよ」って
がんの人は「治さなきゃ」「手術受けなきゃ」って必死だけど、良性の人は「なんで私は良性なのに、大学病院でこんなに大変な手術を受けなきゃいけないの」って悲劇のヒロインになる人が多いそうな
確かになって思った
その人も、手術前にお母さんの前で「大泣き」していて、手術から帰ってきた時にだんなさんにも泣きながら「私、しばらくは何もできない」と言ってた
でも、看護師さんからは本当は手術後、すぐに歩いてもいいしご飯も食べていいし、普通に生活できるはずですよと言われてました
結局、大騒ぎした腰椎麻酔もなく、下半身のみの局所麻酔でよかったし、こちらからしたら心配してあげた上に先生に怒られて、なんだったんだろうって思った
そして、手術後1日で退院できるのに「痛い痛い」といって2日目で退院していきました
その人が退院する時に私たちに言った言葉が「わたしがんじゃなくってよかった」でした
ありえないなって思った
でも、人ってそんなもんなのかも知れないなって思った
自分は悪気もないし、ただの感想や喜びを言ってるだけだけど、それが相手をどれだけ傷つけてるか気がついてない事ってあるんだなって思った
私もそうだと思うし、そういう事もあったし・・・
自分のステージが0期や1期でも早期がんの人って、そんなところがあるなって思うことが沢山ある
「自分は軽いから」っていうのはわかる
がんが早期で見つかった事も、ステージが低いのもいい事だと思う
でも、ずっと後遺症や副作用で悩んでいる人が沢山いる
そんな人に対して「私は軽いから」とか「私はこう考えているから」は押し付けや嫌がらせに聞こえる時もある
私はリンパ浮腫があるし、痛みもある
排尿障害も週に5日くらいのきつめの下痢もある
でも、それを単純全摘手術の友達に言ったら「頑張ればできるよ」とか「騙し騙しすればなんとかなるんじゃない」と言われた
本人はそうだと思う
単純全摘手術の人は確かに、そんな後遺症なんてないからその時の痛みだけを耐えればいいけど、広汎全摘手術の私はそうはいかない
排尿を我慢できなかったり、排便の感覚があまりなくて、いきなり排尿や排便していたなんて事もある
自分の基準では考えないで欲しいなと思った
それから、結局、その友達とは疎遠になってしまった
自分の心が狭いのかな?とも思ったけど、やっぱり無理だと思った
自分はこうだから。っていうのはとってもわかる
でも、それを言う前に少し考えてって思う
自分が理解できないことを相手に押し付けてない?
痛みや後遺症や悩みはみんな違うんだよって思う
その人にとって辛いことを言っているかも知れないよって思う
私は抗がん剤治療を受けた人の気持ちはわからない
だから共有できないところもある
でも、他の部分は共有できるところもあると思う
それはがん種が変わっても同じような気がする
がんの悩みは同じかもしれない
でも、ステージの悩みは違うのかもしれない
そして、受けた治療によるものも違うかも・・・
それは「子宮頚がんなら軽いよね」と言っているのと同じだと思う
子宮頚がんでも、乳がんでもステージや治療による悩みは違うと知って欲しい
○○がんだから。というのは、一番言って欲しくない言葉だけれど
それと同じで「私は軽いから」もそうだと思う
軽いからよかったは、相手を傷つける言葉だと思う
誰だって、軽いほうがいいに決まってると思っている
でも、軽くないステージであっても治療を頑張っているんだよ
後遺症があっても、頑張ってるんだからって思う
「自分は自分」なんだと知って欲しい
それは、そんなに難しいことでもないと思うんだけどね。。。
入院している時に、良性のポリープの患者さんが入院してきた
なんで良性の、しかもポリープなんて?って思った
そしたら「腰椎麻酔が痛いから嫌なの」って、なんとも言えない理由でした
その時に「痛いけど、大丈夫」って言ったら、手術の前に看護師さんに「患者さんに怖いことを言われた」と言って私が先生に呼び出されて注意された
なんで、この人良性なのに、しかもポリープくらいで大騒ぎしてるんだろうと思った
それに「痛いけど大丈夫」は言ってはいけない言葉だったのかな?って思った
私たち「がん患者」しかも、その時の病室にいた人は、放射線の追加治療を受けている私。再発して卵巣に転移していた人、末期がんの人。だった
どんなに考えたってあんたは軽い手術じゃないって思った
それなのに、一体何が言いたいのだろう?って
その時に先生に言われたのは「良性の人のほうが、結構大変なんだよ」って
がんの人は「治さなきゃ」「手術受けなきゃ」って必死だけど、良性の人は「なんで私は良性なのに、大学病院でこんなに大変な手術を受けなきゃいけないの」って悲劇のヒロインになる人が多いそうな
確かになって思った
その人も、手術前にお母さんの前で「大泣き」していて、手術から帰ってきた時にだんなさんにも泣きながら「私、しばらくは何もできない」と言ってた
でも、看護師さんからは本当は手術後、すぐに歩いてもいいしご飯も食べていいし、普通に生活できるはずですよと言われてました
結局、大騒ぎした腰椎麻酔もなく、下半身のみの局所麻酔でよかったし、こちらからしたら心配してあげた上に先生に怒られて、なんだったんだろうって思った
そして、手術後1日で退院できるのに「痛い痛い」といって2日目で退院していきました
その人が退院する時に私たちに言った言葉が「わたしがんじゃなくってよかった」でした
ありえないなって思った
でも、人ってそんなもんなのかも知れないなって思った
自分は悪気もないし、ただの感想や喜びを言ってるだけだけど、それが相手をどれだけ傷つけてるか気がついてない事ってあるんだなって思った
私もそうだと思うし、そういう事もあったし・・・
自分のステージが0期や1期でも早期がんの人って、そんなところがあるなって思うことが沢山ある
「自分は軽いから」っていうのはわかる
がんが早期で見つかった事も、ステージが低いのもいい事だと思う
でも、ずっと後遺症や副作用で悩んでいる人が沢山いる
そんな人に対して「私は軽いから」とか「私はこう考えているから」は押し付けや嫌がらせに聞こえる時もある
私はリンパ浮腫があるし、痛みもある
排尿障害も週に5日くらいのきつめの下痢もある
でも、それを単純全摘手術の友達に言ったら「頑張ればできるよ」とか「騙し騙しすればなんとかなるんじゃない」と言われた
本人はそうだと思う
単純全摘手術の人は確かに、そんな後遺症なんてないからその時の痛みだけを耐えればいいけど、広汎全摘手術の私はそうはいかない
排尿を我慢できなかったり、排便の感覚があまりなくて、いきなり排尿や排便していたなんて事もある
自分の基準では考えないで欲しいなと思った
それから、結局、その友達とは疎遠になってしまった
自分の心が狭いのかな?とも思ったけど、やっぱり無理だと思った
自分はこうだから。っていうのはとってもわかる
でも、それを言う前に少し考えてって思う
自分が理解できないことを相手に押し付けてない?
痛みや後遺症や悩みはみんな違うんだよって思う
その人にとって辛いことを言っているかも知れないよって思う
私は抗がん剤治療を受けた人の気持ちはわからない
だから共有できないところもある
でも、他の部分は共有できるところもあると思う
それはがん種が変わっても同じような気がする
がんの悩みは同じかもしれない
でも、ステージの悩みは違うのかもしれない
そして、受けた治療によるものも違うかも・・・
それは「子宮頚がんなら軽いよね」と言っているのと同じだと思う
子宮頚がんでも、乳がんでもステージや治療による悩みは違うと知って欲しい
○○がんだから。というのは、一番言って欲しくない言葉だけれど
それと同じで「私は軽いから」もそうだと思う
軽いからよかったは、相手を傷つける言葉だと思う
誰だって、軽いほうがいいに決まってると思っている
でも、軽くないステージであっても治療を頑張っているんだよ
後遺症があっても、頑張ってるんだからって思う
「自分は自分」なんだと知って欲しい
それは、そんなに難しいことでもないと思うんだけどね。。。
2010年11月30日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0) │手術・・・闘病記
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