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阪神淡路大震災と医療

私が入院している時に、毎週、月曜日に血液検査がありました

その時に、たまたま置いた試験管が下に落ちてしまったのですが、
少し年配の看護師さんが「これって前はよく割れていたのよ。今は割れ無くなってよかった」って言いました

私が「それって神戸の震災の時に医薬品が割れて使えなくなったから割れなくしたんだよ」って言いました

その看護師さんは「そうなの?」って言ってました
宮城県も大きな地震があったりするけれど、案外現場の人でもそういう事って知らないんだなって思った

神戸の地震から色々なものが変わりました
ドクターヘリだって、消防隊のスーパーレスキュ-だってそうです
マンホールを簡易トイレにできるようにしたりもそうです

でも、それでもまだまだだそうです

阪神淡路大震災と医療

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<超巨大地震>その日への備え/3 災害拠点病院、今も訓練不十分
2011年1月13日(木)13:00

◇課題多い広域搬送

寝ていた人を倒れた家が襲った。95年の阪神大震災。神戸市灘区の竹葉房江さん(77)は木造の銭湯兼自宅で生き埋めとなった。3時間後に助け出され、病院へ運ばれた。手の切り傷を縫ってもらい、事なきを得たかに見えた。だが夕方になり様子が変わった。「気分が悪い」。左手足の動きがおかしいことに長女の奥谷薫さん(48)が気付いた。

停電で治療ができず翌日、薫さんの知り合いがいた貴生病院(大阪市淀川区)へ救急車で運んでもらった。脳内出血と分かり「大きい病院で手術を受けた方がいい」と言われ、さらに関西医大滝井病院(大阪府守口市)へ転送された。

夜明けごろ緊急手術が終わったが、左半身のまひが残った。執刀医は「もっと早く血腫だけでも取っていれば障害は残らなかったかも」。今もつえや電動車椅子が手放せない。

竹葉さんのような「震災障害者」が近年問題化している。兵庫県だけで328人(うち121人は既に死亡)いると昨年分かった。兵庫県実施のアンケートでは、回答した66人中45人が転院を1~3回経験。治療まで半日以上待たされた人も8人いた。被災地の病院が機能不全に陥っていたことをうかがわせる。

「患者を搬送するよう被災地の病院へファクスを送ったが、2週間で30~40人しか来なかった」。大阪大病院で救急医療にあたった杉本侃(つよし)・大阪大名誉教授は述懐する。被災地からの患者搬送は、主に口コミや人づてに頼っており、命にかかわる患者の搬送も滞った。救えるはずの命が救えなかった可能性も指摘されている。

震災を教訓に、組織的な広域搬送を目指し、災害拠点病院や災害派遣医療チーム(DMAT)などが整備された。また震災後入院治療を受けた6107人のカルテを調べた杉本名誉教授らの調査を基に、東海地震や東南海・南海地震時の広域搬送計画が作られた。東海では516~629人、東南海・南海は584人を運ぶ目標だ。国は3連動地震についても今後同様の計画を作る方針だ。

だがいざという時、計画通りに実行できるかどうかは未知数だ。DMAT事務局の近藤久禎次長らが全国の災害拠点病院に調査したところ、災害時の多数の傷病者受け入れ訓練について「していないか年1回未満」との回答が4割以上に上った。広域搬送は、被災地の災害拠点病院が情報端末に入力した患者数を基に行われるが、近藤次長は「普段訓練していないことが非常時にできるのか」と疑問視する。

東京医科歯科大の大友康裕教授も、自治体の地域防災計画が、重症患者を災害拠点病院へ集める計画になっていないと指摘。「国の計画があっても、それに沿って地域で誰がどこへ患者を運ぶのか明確化しておかないと、広域搬送はうまくいかない」と警鐘を鳴らす。患者の搬送に有効なドクターヘリも現在全国に23機配備されるが、3連動地震で被害が予想される東海・近畿・四国地方は6機と手薄だ(3月に高知県が1機配備予定)。

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地震や災害は「いつ起きる」か決まっているものではありません
1年に1日でもいいから、地震について家族で話をしてください

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    2011年01月19日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(4)その他

    この記事へのコメント
    地震や台風その他の天災は、いつやってくるかわかりませ。台風はまだ少し余裕があるけれどね。
    自分や家族や周りの人の寿命も、いつで終わるのかは誰にも判らない。

    なので、それらに対しての心構えや対応については、いつも家族や親しい人と話しておきたいです。
    うちの家族はOKなのですが、周りの人々は怪我や病気や死ぬというような話題は、ほとんどの人が避けたがりますね。
    一番大事な事なのにネ!!

    私も持病があるので、特に真剣に考えるのかもしれないです。
    遺書もちゃんと書いてますし、遺品や保険についても書き残してあります。

    乙女椿さん、嘆いていないで色々勉強されて、資料を集められて、偉いです!!
    良いお友達が出来て、とても嬉しいです♪
    これからもよろしくお願いいたしますね。
    Posted by 森のどんぐり屋 at 2011年01月30日 13:49
    森のどんぐり屋さん、そうですね

    今の日本において「死」は、忌むべきもの。であって、家庭の中に入れてはいけないものになっているのかも知れません
    お葬式だってお通夜だって、病院から直行で亡くなられた方は家に帰ることすらなく、お墓に入ってしまいます
    せめて、亡くなった時のお別れくらい・・・と思います

    昔、母親が子供の時に家族が亡くなった時に「人だま」が家の周りを飛んでいて空にあがっていくのを見たと言っていました
    そうやってみんなにお別れを言っているのよ。って言われました
    集まっている家族や親戚、そして自分の家に挨拶をしていたって言っていました

    そんな時代が遠くなってしまいましたね
    Posted by すももすもも at 2011年01月31日 00:25
    上のコメントで、すももさんのお名前を他の方と間違えていました。
    大変な失礼をしてしまいました。
    ごめんなさいm(__)m

    こちらのブログも拝見にうかがいますね。私も持病がしんどいですが、頑張ります。
    すももさんに元気をいただけました。
    Posted by 森のどんぐり屋 at 2011年01月31日 15:15
    森のどんぐり屋さん、いえいえ。

    乙女椿って私が一番好きな椿なのでいいですよ♪
    また来てくださいね
    Posted by すももすもも at 2011年01月31日 18:54
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