医師法違反:無免許で未承認薬投与
医師法違反:無免許で未承認薬投与 警視庁が家宅捜索
毎日新聞 2013年07月25日 02時30分(最終更新 07月25日 02時36分)
◇がん治療で杏林大元助教授、自ら開発
医師免許のない70代の医学博士の男が、自ら開発したがんの未承認薬を男性患者に投与したとして、警視庁は24日、医師法違反(無資格医業)と薬事法違反(未承認医薬品の製造、販売)容疑で、男が社長を務める医薬品製造販売会社(東京都八王子市)などを家宅捜索した。男性患者は約1年間、未承認薬の投与を受けた後、今春に死亡した。男は他の患者らにも投与していたとみられ、同庁は男の聴取などを通じ実態解明を進める。
捜査関係者によると投与していた未承認薬は免疫抗がん剤「カルチノン」。男は昨年ごろ、医師ではないのにがんを患っていた男性患者にカルチノンを注射した疑いが持たれている。
男性患者は当初、別の病院で放射線治療を受けていたが、知人から「いい医者がいる」と紹介され、投与を受けた。しかし容体が悪化し、元の病院に相談したところ、男が医師でないことが判明。警視庁に相談しているさなかに死亡した。
男は1980年に医学博士の学位を取得していたが、医師免許はなかった。76年から杏林大学医学部に在籍し、実験動物研究施設でがん治療などを研究。助教授としてカルチノンにつながるがんの免疫療法を開発したとして特許も取得していた。
2005年3月に退職した後は、医師である息子が東京都文京区に開いた診療所を拠点にカルチノンを提供していたとみられる。10年3月に診療所が廃業した後は口コミなどで集まった患者らに対し、自宅を兼ねていた八王子市の医薬品製造販売会社で自ら投与していた可能性があるとみて調べる。【黒田阿紗子】
http://mainichi.jp/select/news/20130725k0000m040119000c.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の「医学博士」さんの問題は、どこにあるのだろうと思います。
がんを治したいという患者の気持ちにつけこんでいると思いますが、本当に患者のことをおもっているのかもしれません。ただ、どうしても「動物実験ではなく人間に試したかった」というように感じます。そして、がん患者をお金儲けの1つと考えているように感じることや、人の命を自分が扱えると思っているような振る舞い、そして、自分に対する『驕り』のように感じました。
それでは、なぜこのような人物を患者は信じてしまったのだろう?と思いました
1:医学博士の学位を取得している
2:杏林大学で助教授をしていた
3:杏林大学医学部に在籍している時に、実験動物研究施設でがん治療などを研究していた
4:がんの免疫療法を開発したとして特許も取得している
5:診療所を開いている実際に医師である息子さんがいる(実際は廃業している)
この5点だけを読んでみると有名な大学でがんの薬を開発していた「すごい先生」という印象をもつ気がします
私自身末期がんの患者でがん専門医から見放されていたりして、もし仲のいい患者さんから「いい先生がいるのよ」って言われたら・・・と考えました。でも、多分、私は行かないだろうなって思うけれど・・・でも、実際に免疫療法などをやっていた患者さんを知っているので、もしかしたら・・・とも思います。
だからこそ許せないって思います。
人の命を自分が何とかできると思っているような人は、例え医師免許があったとしても医師でもなければ患者を診る資格すらないと思っています。患者に愛情も、自分の仕事に理念もないような人が人の命を扱うなんてありえない。
また、患者も病院以外の場所でがんという重病を治すと言っているような薬がくちこみで売られていることを冷静に考えて欲しいと思います。そして「医学博士」=偉い先生。ではなく、一体、この先生は何のがんの専門医で今までどういった病院で治療実績を持っているのだろうと調べて欲しいと思います。ほとんどの病院がネットで先生のプロフィールを公開しています。今回も病院に相談したことで医師免許がないということがわかったということです。そしたら、無駄なお金も使わずにもしかしたらもう少し長く生きることができたのではないでしょうか?
そして「医学博士」=「医師免許を持っている」ではないということを知って欲しいと思いました。と偉そうに言っている私ですが、私も自分が「がん」に罹患するまで医学部を出た人が論文を出して「医学博士」になるんだと思っていました。。。
毎日新聞 2013年07月25日 02時30分(最終更新 07月25日 02時36分)
◇がん治療で杏林大元助教授、自ら開発
医師免許のない70代の医学博士の男が、自ら開発したがんの未承認薬を男性患者に投与したとして、警視庁は24日、医師法違反(無資格医業)と薬事法違反(未承認医薬品の製造、販売)容疑で、男が社長を務める医薬品製造販売会社(東京都八王子市)などを家宅捜索した。男性患者は約1年間、未承認薬の投与を受けた後、今春に死亡した。男は他の患者らにも投与していたとみられ、同庁は男の聴取などを通じ実態解明を進める。
捜査関係者によると投与していた未承認薬は免疫抗がん剤「カルチノン」。男は昨年ごろ、医師ではないのにがんを患っていた男性患者にカルチノンを注射した疑いが持たれている。
男性患者は当初、別の病院で放射線治療を受けていたが、知人から「いい医者がいる」と紹介され、投与を受けた。しかし容体が悪化し、元の病院に相談したところ、男が医師でないことが判明。警視庁に相談しているさなかに死亡した。
男は1980年に医学博士の学位を取得していたが、医師免許はなかった。76年から杏林大学医学部に在籍し、実験動物研究施設でがん治療などを研究。助教授としてカルチノンにつながるがんの免疫療法を開発したとして特許も取得していた。
2005年3月に退職した後は、医師である息子が東京都文京区に開いた診療所を拠点にカルチノンを提供していたとみられる。10年3月に診療所が廃業した後は口コミなどで集まった患者らに対し、自宅を兼ねていた八王子市の医薬品製造販売会社で自ら投与していた可能性があるとみて調べる。【黒田阿紗子】
http://mainichi.jp/select/news/20130725k0000m040119000c.html
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今回の「医学博士」さんの問題は、どこにあるのだろうと思います。
がんを治したいという患者の気持ちにつけこんでいると思いますが、本当に患者のことをおもっているのかもしれません。ただ、どうしても「動物実験ではなく人間に試したかった」というように感じます。そして、がん患者をお金儲けの1つと考えているように感じることや、人の命を自分が扱えると思っているような振る舞い、そして、自分に対する『驕り』のように感じました。
それでは、なぜこのような人物を患者は信じてしまったのだろう?と思いました
1:医学博士の学位を取得している
2:杏林大学で助教授をしていた
3:杏林大学医学部に在籍している時に、実験動物研究施設でがん治療などを研究していた
4:がんの免疫療法を開発したとして特許も取得している
5:診療所を開いている実際に医師である息子さんがいる(実際は廃業している)
この5点だけを読んでみると有名な大学でがんの薬を開発していた「すごい先生」という印象をもつ気がします
私自身末期がんの患者でがん専門医から見放されていたりして、もし仲のいい患者さんから「いい先生がいるのよ」って言われたら・・・と考えました。でも、多分、私は行かないだろうなって思うけれど・・・でも、実際に免疫療法などをやっていた患者さんを知っているので、もしかしたら・・・とも思います。
だからこそ許せないって思います。
人の命を自分が何とかできると思っているような人は、例え医師免許があったとしても医師でもなければ患者を診る資格すらないと思っています。患者に愛情も、自分の仕事に理念もないような人が人の命を扱うなんてありえない。
また、患者も病院以外の場所でがんという重病を治すと言っているような薬がくちこみで売られていることを冷静に考えて欲しいと思います。そして「医学博士」=偉い先生。ではなく、一体、この先生は何のがんの専門医で今までどういった病院で治療実績を持っているのだろうと調べて欲しいと思います。ほとんどの病院がネットで先生のプロフィールを公開しています。今回も病院に相談したことで医師免許がないということがわかったということです。そしたら、無駄なお金も使わずにもしかしたらもう少し長く生きることができたのではないでしょうか?
そして「医学博士」=「医師免許を持っている」ではないということを知って欲しいと思いました。と偉そうに言っている私ですが、私も自分が「がん」に罹患するまで医学部を出た人が論文を出して「医学博士」になるんだと思っていました。。。

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2013年07月26日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(2) │ニュース・・・がん
この記事へのコメント
捜査に協力している者です。
報道に誤り有り、死亡した男性は末期ガンではありませんでした。
初期の肺癌で手術も成功、残ったリンパの癌を縮小させる治療中
知人を通じて呼び出し、巧みな話術で治療を切り替えさせたそうです。
実際に診察も行っており、設備のある病院でレントゲンを撮らせ
「カルチノン」でどんどん良くなっているなどと診断しておりました。
その結果が誤診で男性は癌が完全に消滅したと思いこんでいましたが、
まったく効いておらず癌が全身に転移してしまった為死亡しました。
食欲がなくなったので、胃の検査に行った病院で手の施しようがない事が判明し、
驚いた病院が遺族を呼び出し警察に通報となったのです。
医薬品製造会社などと言われてますが、そんな大そうな物ではなく
実態の無い会社です、男が自宅に社長として住んでいるだけです。
薬を製造していた場所もとんでもない所で製造されており驚いてます。
死亡した男性の遺族が気の毒に思いコメントしました。
報道に誤り有り、死亡した男性は末期ガンではありませんでした。
初期の肺癌で手術も成功、残ったリンパの癌を縮小させる治療中
知人を通じて呼び出し、巧みな話術で治療を切り替えさせたそうです。
実際に診察も行っており、設備のある病院でレントゲンを撮らせ
「カルチノン」でどんどん良くなっているなどと診断しておりました。
その結果が誤診で男性は癌が完全に消滅したと思いこんでいましたが、
まったく効いておらず癌が全身に転移してしまった為死亡しました。
食欲がなくなったので、胃の検査に行った病院で手の施しようがない事が判明し、
驚いた病院が遺族を呼び出し警察に通報となったのです。
医薬品製造会社などと言われてますが、そんな大そうな物ではなく
実態の無い会社です、男が自宅に社長として住んでいるだけです。
薬を製造していた場所もとんでもない所で製造されており驚いてます。
死亡した男性の遺族が気の毒に思いコメントしました。
Posted by 高橋 at 2013年07月30日 21:52
高橋さん、コメントありがとうございます
詳細を聞くと益々許せない思いでいっぱいです
詳細を聞くと益々許せない思いでいっぱいです
Posted by すもも
at 2013年07月31日 22:08

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