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抗がん剤新薬の原料とは

抗がん剤新薬の原料とは

毒蛇や毒虫から抗がん剤の新薬と聞くと、何やらおどろおどろしい、マガイモノに聞えてしまいます。しかし、抗がん剤に限らず、世の中に出回る多くの薬(クスリ)と称するモノの多くは、虫や植物から抽出・精製されたモノで、化学合成されたモノは実は少数派だったりします。どちら良いとか悪いとかではなく、効果の有無と大小が問題なのです。

新開発の抗がん剤の殆どはがん細胞に対して有効です。がんに効果のある成分だけを選りすぐっているのですから当たり前といえば当たり前。問題なのは、がん細胞への殺傷能力ではなく、正常細胞への悪影響の度合いなのです。

抗がん剤治療の休止中止の殆どの原因は、がんの増殖を低減もしくは縮小させる兆候が見えつつも、がん患者が副作用による衰弱に耐え切れないことが原因です。(極端な言い方では「抗がん剤ががん患者をコロス」とも)

このニュースのがん新薬が我々の前に抗がん剤新薬として登場するまでには、まだまだ実験が必要で長い年月と費用が掛かります。

それでも、世界中で抗がん剤の新薬候補が日々開発されているという事実が大切なのです。

2011年 10月 25日 イランラジオ
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イラン人研究者、新たな抗がん構造を発見

イラン人研究者が、がん細胞を抑制するための新たな原子構造を発見しました。

この新たな構造は、ICD85と呼ばれ、ラーズィー血清開発ワクチン研究所で、マムシやさそりの毒から作成されました。
ラーズィー血清開発ワクチン研究所のザーレ研究員は、「この新たな構造は、15年に及ぶ研究によって発見されたものであり、乳がん、白血病、腎臓がん、肺がんを抑制する効果がある」と語りました。さらに、「現在、この新たな構造は、ウサギとマウスを対象に実験が行われ、成功を収めている」としました。
また、「この新たな構造は、人間の生きた細胞に対しても実験的に用いられ、好ましい結果が得られている」としています。現在、がんの治療法のひとつに放射線治療がありますが、それは健康な細胞にも害を及ぼします。

ザーレ研究員は、「様々な実験は、この新たな構造なら、ほぼ完全にがん細胞のみを標的にすることができることを示している」と語りました。
さらに、「数々の調査によれば、この新たな原子構造を利用しても、がん患者の脱毛といった副作用を引き起こすことはない」と述べています。
イランは、この科学的な業績を手にした、世界でも限られた国の一つとなっています。

癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/

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自然界の中では、私たち人間が知らないところで命を削ってくれている生物が沢山います
以前「カブトガニ血球抽出成分」がないと医療品の洗浄ができないというのを知りました
カブトガニの血液使って細菌を発見するので、当然、カブトガニからしか採取できません

・・・・・・・・・・カブトガニの血液(青色)は、大腸菌(感染症となりうる腸内細菌)をゲル状に固める性質が発見された。大腸菌など発見のために、血液採取して新薬の開発が進んでいる。

1.内毒素(大腸菌、緑膿菌、サルモネラ菌など)の検査薬
2.医薬品(注射液、ワクチン、人工腎透析まくなど)の内毒素汚染の検査薬
3.食べ物(肉、牛乳など)の細菌汚染の検査薬
4.水質(井戸水、水道水など)の検査薬
また、エイズウイルスの繁殖がおさえられ、その活動が弱まるという研究も進んでいるという。

今では、カブトガニの血液の需要がとても多くなってきている。実際には生きたカブトガニの尻尾から採血した後、また海に返している。病気の人たちのためにわれわれは献血するがが、内毒素の検出のために「生きている化石」のカブトガニから献血(カブトガニにとっては迷惑な話だが)してもらっているのである。・・・・・・・・・・

http://ameblo.jp/aegis-t-operation/entry-10561367667.html
http://www3.famille.ne.jp/~ochi/kabutogani/index.html

昔から『毒と薬は使いよう』と言われていたように、生物が持っている毒も同じです
カブトガニ以外にも、嫌われ物のヘビの毒も実はとても役に立っています
毒蛇の毒は「神経毒」と「出血毒」があります
出血毒は血液が固まらないようにする成分が含まれていて、これが体内に入るともちろん亡くなったりしますが、治療として、脳に血栓ができた人に使うと早期であれば助かります
現在、アメリカやインド、アジアなどガラガラヘビやラッセルクサリヘビ、コブラなど人間の住んでいる場所にヘビが出て大量に殺されています
でも、実は人間がヘビの棲家に踏み込んでいるのだと思います

無条件に殺されていい生き物などいないのだと思います
もしも、新しい抗がん剤や治療薬ができたとして、その生き物が絶滅の危機に瀕していたら?
どんなに毒があって人を殺す力があるとしても、その生き物が人間を治してくれるものである可能性はゼロではないと思います
ヘビの中で毒を持っているものは、2割ほどしかいないそうです
ヘビ好きの私には、その進化の中には何か特別なものがあるんじゃないのかな。って思ってます

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    2011年10月28日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(2)ニュース・・・がん

    この記事へのコメント
    カブトガニの写真に思わず笑ってしまった私です。
    カブトガニをみると条件反射のように「三葉虫」を思い出してしまいます。(三葉虫が大好き!!)
    まったく関係のない話でごめんなさいね。


    時折ブログに向かって首を振っている私に気がつきました。(・_・;)
    私も少しずつ行動範囲を広げ、都内の患者会の大会に
    参加してみたりしています。再発なのでオープンにするたびに
    固まってしまう人たちになんとも表現できない思いをしています。
    まぁ、仕方がないのですが。(-_-;)
    私は、良くなる時期を待つのは止めて動き始めたところです。
    研修会にも参加し、やっと私らしい時間を過ごせそうです。

    新しい抗がん剤の情報をありがとうございます。
    本当に医療の進歩は速いですね。
    これからも楽しみにしています。


     
    Posted by ディアナ at 2011年10月28日 13:51
    ディアナさん、笑ってもらえてよかったです♪
    私が子どもの頃、田んぼの中に「カブトエビ」っていうのがいっぱいいて、アホな私(純粋な?)は「これが大きなったらカブトガニになるねん」と信じて、飼ってました。。。
    でも、当然大きくなることもなくいつの間にか全滅してました
    なので、私はカブトガニと聞くとカブトエビを思い出します
    ちなみに私は三葉虫より、アンモナイト派です!

    乳がんと違って、子宮頸がんの治療方法は10年前から変わっていないと言われています
    先日、医師にそれを言ったら「治療方法ではなく、治療の技術(内容)が進歩している癌だから」と言われました
    だから確実に後遺症が減っているんだよって
    嬉しいけど複雑な気持ちでもあります

    実は、私は患者会は苦手です
    ある事がきっかけで、自分の病院の患者会以外には参加しないと決めました
    なんとなく患者会には、色があるような気がするし固定されたメンバーだとついついしんどくなる気がします
    だから講演会などには参加しますが、それ以外にはちょっと・・・と思っています
    「自分らしさ」って大切ですもんね
    Posted by すももすもも at 2011年10月28日 20:29
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